ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

安安青草茶。

2018-05-18 13:47:35 | Weblog


哀愁の街「艋舺」。バンカと読む。
台北の街の繁栄はバンカから始まった。次第に繁華は他の街へ広がり、移り、バンカは哀愁が漂う街へと変わっていく。

つまり、ここは下町。

ゴミとかスーツケースとかダンボールをしこたまチャリンコに載せて走るおじさんがいる。
道の真ん中にリアカーを停めて話し込むおばちゃんがいる。
道端にガラクタの露店を広げて、その横で延々と眠り込むおじいちゃんがいる。

ばんか公園。
ライオンちゃんの後ろに座っているおじさんは、競馬かなんかの予想の紙を広げて、あーーー!おーーー!と唸っている。

台北は暑い。

バンカ公園の日陰に、僕はいる。

バンカ公園の日陰のベンチには、1000人くらいのおじちゃんとおばちゃんが、時に何をするでもなく、ほぼほぼ何をするでもなく、完全に何をするでもなく、時を費やすために集まっている。

僕はその中に混じって、ライオンちゃんをバッグから取り出したりして、地面に置いたりして、写真を撮ったりして・・・何をするでもなく、台北の暑さの中、おじちゃんとおばちゃんの波に紛れ込んでいる。

安安青草茶という怖い名前の屋台を見つけた。
アロエティーを買ってみた。
冷たくて甘くて美味しかった。
20元。70円くらいかな。




そして僕は、旅に出た。

2018-05-18 00:47:42 | Weblog


何年か前に本を買った。
「地球の歩き方〜台湾」

2012年版だった。

つまり、6年前に台湾へ行こうと計画を練っていた・・・というわけになる。色々とあって行くことは叶わなかったというわけになる。

台北にいます。台北は、タイペイではなくて、タイペイと発音するそうです。

日本も暑いのかもしれないが、台北は暑い。
汗だくになって台北の街を歩く。

台北は暑い。台北は熱い。

台北が自分の街のようになったら、電車に乗って南へ下りようと想う。

何をするのか?
そんなものは何もなくて。
何をしたいのか?
そんなものも何もなくて。

そんな旅をしたいと想ったから、そんな風に旅をしてみようと想う。

何を知りたいわけでもないから、
何を知らなきゃいけないわけでもないから、
知れることを知れるだけ知っていこうと想う。

この二日間、股関節が痛くなるほど自分の足で歩いた。
今僕が知ったのは、ここは、人も街も、日本みたいだ。そんなことかな。今はまだ、そんなことかな。