海を眺めながら、珈琲を一杯。
フェリーで出会ったおじさんは、僕の荷物を見て、「バカじゃないの?」という表情で、「おれはミレーのリュックひとつで旅をしてたぞ」としたり顔。
荷物は軽い方がいい。人生と同じだ。
いい教えではある。僕は深く同意する。
でもさ・・・海を眺めながら、旨い珈琲を一杯。時間をかけて淹れた珈琲を一杯。
どう思う?
人それぞれだろ?とは思わない。
これが俺のスタイルだ!とも思わない。
ただただ、この珈琲はひたすらに旨い。
至福・・・この一言に尽きる。
グッドモーニング昆布の浜。
荷物は少ない方がいい。
深く深く同意しながら、僕は珈琲をゆっくりと啜る。