閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

融通

2013-01-31 12:38:19 | 閃き
「融通」をネットで意味を調べると

とどこおりなく通じること。転じて、必要に応じて自在に処理すること

必要な物や金を都合すること。やりくり

といった意味が出て来る

意味の背景には複数(私とあなた等の)が係わる内容であることが判る

従って、融通とは二人以上の関係が良好であること

若しくは良好では無くてもスムーズな関係でなければならない

例文にあるように「融通の利かない石頭」といった表現なら判りやすい


先日、気の合う仲間達と最新電子機器の講習会に出掛けた

講習会といっても最新の電子機器を使ってみて体験するという極気楽なものだ

貸し出される電子機器は同じ物は無く、それぞれに手にとって品定めを行う

私たち7名は大きなテーブルに付き、それぞれに手渡された機器を使ってみる

一通り扱ったら、交換して使用する


講習が終わり、全員で食事に行った時に一人から

「Aさんの前にあった電子機器に実は興味があったが、Aさんは最後まで使ってたので体験できなかった」と言った

するとAさんは、「だったら言ってくれれば良かったのに」と憮然としたので、雰囲気が一変した

所詮、気の合う仲間なのに何を遠慮しているのかと思ったが、年齢が上のAさんには言い辛かったのだろう

でも、Aさんは決して融通の利かない石頭ではないから言えば良かったのにと、周りからの意見

言い出した当人も上手く納めてくれた周りの仲間達のお陰で事なきを得たようだ

融通が聞く仲間同士であるからこその結果であったと、私は感動していた


これが、逆に作用する場合は、そこら中にある

簡単なようだが難しい事だ

融通の利く仲間は有り難い
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試運転

2013-01-30 06:46:44 | 閃き
新しく完成したものが正常に稼働するかどうかを確かめる手段として試運転がある

小さなものや危険が及ばないものは省かれる場合も有るようだが、殆どの場合行われている


試運転に立ち会う機会は先ず無いと言ってよいと思うが

先日、出張中に珍しい試運転に巡り会った


出張先の新幹線の駅のホームで列車を待っていると

アナウンスも無く(聞き逃していたのかもしれないが)新幹線がホームに入って来た

見れば真新しい車体で乗客は一人も居ない

行き先を示す車体の表示板には「試運転」と表示されていた


見掛けると幸運だと言われる黄色い車輌の「ドクターイエロー」は何度も見たが、試運転車輌を見るのは初めての経験だ


新幹線の白い新品の車体は、現役のそれとは異なる白さで美しい

試運転車輌は徐行して静かにホームを通り過ぎて行った


暫くして私が乗る列車がやって来たが、車体は風雨で汚れ現役の厳しさを語っている

試運転を終えて、現役デビューする時に乗ることが出来れば更に幸運だと想いを巡らせた

ちょっとした自慢話
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エイリアンズ

2013-01-29 18:32:40 | 閃き
昨年に放送された小田和正のクリスマスの約束を観て以来、キリンジの「エイリアンズ」に嵌まっている

聴けば聴くほど不思議な世界を感じさせてくれる


歌詞の意味を考えてみた

人が溢れている都会近くの街に、取り残された若い二人

飛行機を下から見上げるだけで何も出来ない彼たちは、まるでエイリアンの様だと感じながら、見る事が出来ない月の裏側を観るような夢をみている

さっきまで爆音を発してスポーツカーが走っていたのに

今は寝静まったバイパスのオレンジ色の街灯を歩けば人の気配を感じ無い、それはまるで二人きりの新世界の様だ



都会近くに居るのに僻地だと感じる疎外感の中でも、愛し合う二人がいれば、それだけで寂しくない

そんなラブソングなのかもしれない



ずっと昔、東京に住んでいた時

歩いていると身体が触れ合う程、沢山の人ゴミに居るのに、言い様の無い孤独感に包まれた

あの記憶が甦ってくる

歌詞の解釈や感想は人それぞれだが、小田和正が嵌まったと云っていた気持ちが解るような気がする



私の身体の傷を見て妻から原因を聞かれ、エイリアンに捉えられた時に付けられたと答えている私には、身近に思えてしまう一曲だ


ひょっとしたら私もエイリアンかもしれない
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完全閉店

2013-01-29 09:01:37 | 閃き
街を走っていて、完全閉店セールという看板を発見した

閉店セールや売りつくしセールは見ることがあるが、完全閉店というのは初めてだった


そもそも何故、完全閉店なのか?

閉店に完全があるなら、不完全もあるのだろうか

そんな疑問を抱いたが、完全と言われると何故か迫力を感じてしまうが

閉店に完全閉店という分野を付けたのが何とも不思議だ


完全休日(完全オフ)という言葉が以前はあった

こう云いたい気持ちも解らん訳では無いが、区別しなければならない理由も無いだろう

多少、仕事の事を考えたりしても、休日には変わりない

休日に仕事の電話を掛けただけで休日で無くなる訳ではない(但し、予め仕事上の電話をするので待機を命じられていた場合は別だ)


完全閉店と看板を掲げた店主に何故かを訊ねてみたい

きっと、夢を描きオープンした店を無念だが閉店する決断をした

未練など残さずキッパリと辞める

と語ってくれそうな気がしている


但、私はこの世には完全な物など存在しない

完全は理想であり目標であると考えているから、私見では完全という言葉は乱用して欲しくない

だって、世の中、未完だらけだと思えば気楽だよねぇ

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送天祭

2013-01-27 19:42:54 | 閃き
お客様の副社長がお亡くなりになり葬儀に参列した

葬儀はキリスト教式で、セレモニーホールで開催された

教会での葬儀は経験があるが、セレモニーホールでは初めてだ


キリスト教では葬儀の事を送天祭と呼ぶらしい

一口にキリスト教と言っても宗派が色々とあるようなので詳しくは知らない


副社長は熱心な教徒であっと牧師からの話の中で紹介された

同時にキリスト教の教えの元になる話もされ、興味深かった


葬式仏教と化している現在では、キリスト教の牧師の話はよく理解出来る

訳の判らない経を読むだけで多額の布施を獲ているのと比べると、他の宗教に入信するのも頷ける


讃美歌やゴスペルは祈りの詞にメロディがくっついたものだと思う

キリスト教では死んだ時には既に魂は神の元にいるらしい

肉体という服を脱ぎ捨てて魂だけになる

だから、いつも魂が神の近くへ行ける様に日々を正しく過ごさねばならない

人間の行動は正しく生きて神に近づく様にも

悪事を重ねて神から遠ざかる様にも出来る

それは人間に与えられた選択する権利なのだと


我が宗派の住職も、これ位の説法が出来なければ檀家も放れて行く事になるだろうねぇ
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