閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

フェアプレーポイント

2018-06-29 07:42:05 | 閃き
サッカーワールドカップの予選リーグ最終戦で、ポーランドに負けた日本だが、フェアプレーポイントによって2位となり、決勝トーナメントに勝ち進んだ

本来なら勝って決勝進出といって欲しかった気持ちは理解できるが、ルールによる裁定の結果なので恥ずかしがる必要はない

決勝戦でさえ、残り時間が少なくなってくると、リードしているチームは自陣でボール回しを行うのは当たり前の事

負けている方がボールを取りに行かなくてはゲームは動かない

今回は負けているチームがその行為を行ったので珍しい事態には違いないが、既に敗退が決まっているポーランドは勝っている以上、無理にボールを取りに来なかったのだ

くどい様だが、試合の最後で行った行為であり、それまでは勇猛果敢に攻め込んでいることは周知の事である


イギリスの新聞はこの事態に、フェアプレーポイントによる判定を嘆かわしいルールだと批判したと言うが、これは我が儘な発言である

当然、開催前からルールは発表されていたことであり、たまたま現実になったので騒いでいるのであって、ルールーを知りながら結果を見て批判するのであれば、それは我が儘でなくてなんなんだろう

私は返ってこの裁定により勝ち上がった事に誇りを抱いている

反則行為が横行する現状の中で、イエローカードの枚数が少ない事は誇れることだ

日本武士道にも通じる立派な姿ではないだろうか

こういった日本人らしい姿勢の積み重ねが結果を決めているので、恥じるどころか誇らしいと思うのだ


もう一つ、決勝に2位で勝ち上がると飛行機での移動を含めて中3日の7月2日に試合がある

もし、前回と同じメンバーだったとしたら決勝は悪いコンディションで望まねばならない

今回の出場メンバーが2軍とは言わないが、しっかりと決勝の初戦を意識した素晴らしい采配であるといえるし、正に選手全員で取り組んでいるのではないだろうか

前回優勝したドイツが予選敗退するなど波乱続きの今大会である

是非、初戦を勝ってベスト8、更にはベスト4へと勝ち進んでもらいたい

髭の理由

2018-06-27 07:40:17 | 閃き
久し振りに来日した台湾の義兄弟の顔には、似合わない髭があった

60代を前にして、台湾人でも髭を生やしたくなるのだろうと何も言わなかった

我々が父と慕う方の家族と、弟分として家族付き合いをする家族と我々夫婦の会食会を催し、久し振りの再開を楽しんだ


翌日、父と慕う方から電話があり、香典を用意しろと連絡が入った

聞けば台湾の義弟の父親が亡くなり、改めて葬儀を行う予定であることを聞いたという

翌日はたまたま仕事で出張する予定であったので、新幹線駅まで一緒に行き、昼食を共にした

その数時間の間に、お亡くなりになられたお父様の事や、予定している葬儀の事について聞くことができた

台湾では父親が亡くなると葬儀までは髭を剃らない風習があるようだ

それが無精髭の正体であった


昨夜、家に帰宅し食事の用意を待っていると、LINEが入った

LINEには義弟からの葬儀の模様を撮した写真が数枚送られていていた

するとすぐさま義弟からLINE電話が入った

写真が直ぐに既読になるので、観ているのが判ったからだと言う

およそ1ヶ月半の間準備を重ねて葬儀(正式にはお別れ会なのだろう)を開催した

親戚、友人知人など限定で知らせていたのは義弟の性格であるが、話を聞き及んだ方達から叱られ、当日は用意した席の倍近くの方達に参列頂いたという

勿論、私や父と慕う方も参列したかったのだが、遠方で叶わず、父からの弔事を事前に送り、許しを得ていた


息子にとって父親の死は大きな衝撃である

普段は会話などしないのだが、その存在の大きさに改めて気付くのである

義弟にはなるべく多くの写真を送ってもらうように依頼して、残されたお母様や義弟家族の身体を気遣う言葉で電話を切った

髭には理由があったのである

アイアンマン

2018-06-26 07:36:58 | 閃き
毎夜、私のお腹の辺りで青い光が輝いている

その光は、まるでアイアンマンのトニー・スタークスの胸で光るアーク・リアクターのようだ

白いシャツを透けて見えるその青い光は一定のリズムを刻みながら微妙にうごめき続けている


先般の父の日、珍しく妻が私にプレゼントをくれた

それは、今、話題の身に着けるだけで痩せるという電磁器具である

余りにも異常に大きいと卑下している私のお腹を少しでもへこまそうと、話題になっている器具と同じ原理の安物である

その器具を毎夜取り付けて30分ほど試せという

もし、効果がなかったら全額返金だとか

私のお腹で効果があれば自分も試そうとしている

その器具のLEDの光が青い光の正体なのである


器具の説明書をろくに読みもせず、私に装着し、あれこれスイッチを押して感想を問われる

全然、何も感じないと答えると、ぶつぶつ小言を言いながら去ってしまった

男はメカに強いのは、ON・OFFとMODEのスイッチがある事を知っている事であるから、あれこれ触ってみる

途端にお腹に強い刺激が走る

自分自身を使用した人体実験は出来れば避けたかった

以来、毎晩私のお腹で青く光っているのである


お腹をへこます為の速攻法はビールと酒を控えて腹筋運動することである

来月の旅行を控えて、こちらの方法を試した方が良いようだ

大阪北部地震

2018-06-18 18:39:51 | 閃き
冒頭に大阪北部地震により死亡された3名の方々を初め、怪我を負った方や住宅に被害が発生した方々など、数多くの被災者の皆様には衷心からお見舞い申し上げます


今朝、発生した大阪北部地震には驚いた

阪神淡路大震災から23年が経過しているのだが、あれだけの大きな地震があったので100年は起きないと勝手に思いこんでいた

大震災の復興によって街は綺麗に生まれ変わり、それなりに新たな災害の対策は進んでいたとも考えていた

それがどうだろうか

電車や高速道路、路線バスは止まり、復旧に時間がかかり、可成りの人数が戸惑う事になった

水道やガスも停止したままという所もあるようだ

勿論、安全を優先させることは大賛成で、2次被害を大きくさせない為には当然の処置だったとも理解している

しかし、犠牲になった3名の死者は壁の倒壊に巻き込まれたり、本棚の下敷きになったりと、前回の地震の教訓になっていないのでは無いかという思いがあり、真に残念無念である

更には、故意かどうかは判らないが、デマや誤報が多く、中にはおもしろ半分に流したのでは?と思えるものも多くあるという


大都会の宿命とはいえ、今回の被害状況をみれば都市部への過度な集中が招く事態であることは否めない

忘れるくらい昔に、首都機能を地方へ移転しようという機運が高まったが、大都会の求心力は凄まじく小泡と化して消えていったが

ある程度の分散は必要であろうと思い出して考え直している


救急車両も走れない程渋滞した道、逃げ場のない密集住宅地域

便利な都会生活も理解できるが、災害対策の見直しも必要だろう

老朽化したビル、空室の目立つ古いマンションなどを見直す必要があるのではないだろうか

将来、少子化で人口が60%になるというのなら、区画を整備し直して、より住みやすい街に作り替える方が、カジノや万博よりも必要な気がしてならない




荒んでいる

2018-06-11 19:12:27 | 閃き
この週末を挟んだニュースは、どれも眼を覆い、耳を塞ぎたくなるものばかりだった

無理矢理、見知らぬ看護士を連れ去り、乱暴して殺害し、そのまま逝きした事件

富山では見知らぬ女性をアパートの自室に拉致して8人という集団で乱暴した事件

そして、最も悲惨なのは新幹線の車内でおきた男女の無差別殺人障害事件である


週の始まりである大切な月曜日であるが、私の周囲ではこれらの話題で持ちきりである

新幹線をよく利用する私にとっては、身近な事件であるし、これらの類似事件が多発しなければ良いと気に病んでいる

これらの事件を起こした若者達の心はどうなっているのであろうか?

ニュースによれば、「むしゃくしゃしていた」、「誰でも良かった」、といういつもの言葉が聞こえてくる

これほどに心が荒んだ状態になるには、どの様な経過を辿ってきたのだろうか

周囲は気がつかなかったのだろうか?

家族は?友人は?そして身近にいた人達はどうだったのであろうか?


この様な悲惨な事件は、20年前の世紀末に多かった

節目として時代の終わりを感じると、終末がやってくるという気持ちになるのだと、当時は解説されていた

これも、報道のねつ造、情報操作による洗脳に近い


しかし、今は21世紀である

益々、若者が少なくなって行く時代に、もっと若者の気持ちに触れる仕組みを考えた方が良いと強く感じている