総務省の不始末

菅総理の息子というだけで大騒ぎしだした今回の接待騒動

個人的には倫理規定に反した者をキッチリ処分すればそれだけの事だと思うが

余りにも大人数で長期間、数十回に及ぶ接待回数は、流石に呆れ果てる頻度と言える

公務員倫理規定が制定され久しくなるが、緩みとしか言いようがない

東北新社一社でこの有様なら他の放送関係の接待を調べたら

放送業界と総務省の崩壊に繋がるだろう

それは政府も業界も望んでいないので、野党も敢えて他の事例迄を追求していない理由が理解できる

詰まりは全て馴れ合いの構造ということだ

しかし、今回の不祥事はキッチリ型を付けて欲しい

そうしなければ与党の求心力は下がる一方だ

日本流交渉術

管総理の長男と総務省の役員が会食していたことについて話題が集まっている

国家公務員はいかなる場合においても利益供与を受けてはならないと法制化されて久しい

バブル前の官官接待では「ノーパンしゃぶしゃぶ」まで話題になったほどだ


最近では一般企業でも接待については行わない社風の会社が増えてきているのは、業務上の便宜を図る為に会食程度の接待は個人への利益供与に当たるので、会社から会社への利益供与＝利益貢献＝WIN＆WINの関係にした方が良いという考え方に基づいている

しかし、まだまだ接待は多く銀座を始め全国各地で等しく一般企業間で行われ、中小企業では経費扱いできると国税も認めている行為である

こういった日本流の交渉術はある意味、日本文化であり、利益供与というよりも会食して良好な人間関係を構築するという意味合いが強い

これは祭や神事の直会（なおらい）や仏事の忌明けにも通ずるものだ

但し、時々、大きな権力をもった人物が私服を肥やすが如く接待と称した利益供与を行い、会社に対する背任行為だとして懲戒されるケースがある

間違えないで欲しいのは、問題なのは後述の背任行為なのだ


官官接待以降、公務員の会食については割り勘での食事はOKとして認められているがそれ以外はNG

今回はこの点から言えばNGなのだが大騒ぎするほどの事でも無いと考えている

会食した総務省の役員が懲戒を受けてそれでお仕舞いの案件であるが、管総理の長男というだけで大騒ぎである

今後の調査で管総理の長男が務める会社に明らかに便宜を供与したのであれば大問題なのだが、つい奢ってもらっちゃったという程度のことなのだろう

管総理の長男で無くても担当者であれば誘ったであろう

この様な接待はテレビ局など電波を使用する事業を行う会社では同じように行われている周知の事実だとも推測している

そのことを放送している局では絶対にこの様な事は行っていないと視聴者に対して証明した上で示唆すべきではないだろうか

日本流の交渉術である接待

実は世界各地で行われているが、背任行為で無ければ、どこの国でも大きな問題にしていない

ますます酷いサンモニ

2月21日のサンモニは酷い内容だった

東京五輪組織委員会の会長人事も、新型コロナの感染やワクチンの件、管総理の長男の総務省幹部接待疑惑などなど、テーマとしてあげたもの全てを否定する側から見た意見しか述べないコメンテーターに呆れかえった

コメントは批判的な内容しか言わないが、それはコメンテーターや解説者の意見では無くネットに揚げられている国民の声の如く責任のすり替えを行っているのだ

本来、放送法ではある問題を取り上げる際に多方面からの意見を同時に視聴者に伝えることが義務づけられているが

都合の悪いことは言いたくないけど、反対意見で塗り固めたい

それを一部のSNSのコメントだけを取り上げてあたかも国民の声の様に仕立て上げているのだ

これは中国の手法と同じ手口である


中国は勝手に自国の法律を変えて国際的な見地など完全無視して領土だと決めつける

その後、漁船を操業させ、その漁船を守るという名目で警備艇を随行させ日本の漁船を追い払う

現在では海警法をやはり勝手に改正して武力行使を合法化し武力行使をチラつかせて我が物顔で行動しだす

嘘でも何でも、勝手にそう決めつけて、それに反するものは違法だ何だと正義を主張するという勝手な手口だ

この方法をサンモニは学んだのだろう

ひょっとすると背後にはかの国が手引きしているのかもしれない

もし、そうだとするとサンモニは反日の為の洗脳報道を意図的に行っていると言っても良いのかもしれない

この様な事は許されてよいのだろうか

大坂なおみ選手おめでとう

全豪オープンテニスで再び大坂なおみ選手が優勝を果たした

時差が無いオーストラリアでの大会は夕食時のゴールデンタイムに放映されるので食事を楽しみながら観戦できるのが良いところ

第1セットを取った時点で気楽に観戦できたのは、彼女のメンタル面の強さを感じたからだ

全米オープンを勝った頃にはミスショットからの自責の怒りに負けて自滅した試合が多かったが

最近は感情をコントロールし冷静な試合運びで勝ち進む様になったと感じていた

しかし、何と言っても決勝戦は別格だろうからと、内心ハラハラして観戦していたので、第1セットを取った時の安心感は大きなものだった


彼女の良さはスマイルだ

怒りよりも笑顔が似合う

スポーツ選手の政治的行動が問題視されるが、彼女らしいアピールの仕方を選択し行動した事は日本人に欠けている資質なのだと思う

おそらく彼女はもっと熟覧を重ねて強くなりグランドスラムも達成するに違いないが

そんな時に彼女のメッセージが世界に大きな影響を与えるだろうと楽しみにしている

日本国籍を背負った彼女が世界のトップに上り詰める姿を

少なくとも日本人女性が目の当たりにして勇気をもらって彼女の後に続こうとしてゆけば

日本社会での女性の立場も大きく変わるに違いない


個人的には企業の重役や議員になる女性の数に拘るよりも、新しい女性のリーダーが育つ環境が整う方が先だと思う

どうしたら仕事とプライバシーをうまく両立させることが出来るのかを社会全体で取り組むべきだとも思う

そんな先駆者的な部分も彼女に期待したいのである

言いたい放題

個人的に集団虐めだと思っている五輪組織委員会の会長辞任に追い込んだ輩達は、ここぞとばかり今度は後任人事まで口を出すようになってきた

テレビのメディアの悪巧みもここまで来ると必死の感じがあると思わざるを得ない

森氏が退任を決める際に、後任は川淵氏にお願いしたいと口を滑らせたことから問題化してしまったのだが、突っ込みどころ満載で川淵氏もこの様な状況では承諾できなかったに違いない

さて、こういった様々な組織を立ち上げる時には必ず組織を構成するメンバーの人選及び正副会長などの選任規定を同時に作成する

従って、森氏の発言はその規定を無視したと捉えられても仕方が無いのであるが

メディアはその規定の中身をほじくり出し、透明性と言う言葉で周知の元で選任するように迫る如くの発言をしている

これはまさしく越権行為である


一般の企業でもそうだが、人事は密室で行われることが通例である

これは不都合な人選を行うためでは無く、選ばれるか漏れるかの瀬戸際の判断を行うために、余りにもはっきりした理由を公開しない為である

選任する立場の方達は相応しい人を選んだのであって、はっきりとした理由を述べる必要が無いからである

落選したものからすれば、選任された者とどう違うのか説明して欲しいと詰め寄りたくもなるが、はっきりさせるほど揉め事となり引いては憎悪に発展する場合もある

それだけ人事は難しいのだ

透明性を追求せよと迫る新聞やテレビ局でも、こういった人選を行っているのであるから言えた義理ではない


この様に自分のことは棚に上げて集中攻撃を行う姿勢は日本人として非難すべき行為であり、人権などの権利や平等性を唱うのに相応しい姿ではない

短所のない人物など存在しない

短所はあっても長所に光を当ててトータルとして相応しい方を是非、検討委員会の方には期待する

最後に、こういった非難すべき姿を見て、正しい姿になるように国民一人ひとりが切磋琢磨する社会を求める世の中であって欲しいと願う