閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

喧嘩腰

2013-06-30 05:51:29 | 閃き
花金の夜に、得意先の会長から呼び出された

いつもの事だ

決まって、いつもの高級海鮮料理屋で待ち合わせて、飲みに繰り出す

今回は、共通の取引先の担当者とサポートする事にした

何軒かハシゴして中国人の店に入った


会長は座るなり、隣に来た中国人女性に、中国の気に入らない事をぶちまけ始めた

女性は困惑して無口になった


女性にこっそり尋ねると、たまにこういった客がいると諦めムード

いくら接客業といっても、自国の悪口に同意しにくいだろう

会長は孤立していった為、面白く無かったようだ


日本人からすれば、中国に対しておかしいと感じる事はある

だが、喧嘩腰で臨めば相手も喧嘩腰になる

売り言葉に買い言葉

交流は出来ない


飲み屋だから我慢をするだろうが、そうでなかったら火をみるより明らかだ


先の中国人女性は、中国へ行った時、日本の良さを伝えたり、間違っている情報を修正するそうだが

余り日本擁護し過ぎると、周りから反発がくるから強くは言えないと言っていた

それが、実態なのだろう

そんな気持ちを持った中国人を敵に回すのは、おしい気がするのだが
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エレベーター

2013-06-29 07:13:36 | 閃き
県庁へ行った

申請書類を提出するためだが、朝早く出掛けた

朝は、やはり出勤や登庁の人出が多い

幾つかあるエレベーターも行列が出来ていた

どこも朝はこんなもんだろうな、と考えつつ順番を待ってエレベーターに乗り込んだ


先頭に並んだ者は素早くボタン側に陣取り、乗り込んだ人達から降りる階を聞いてボタンを押した


まぁ、ここまでなら当たり前の事だが、停止する階で降りると、空いたスペースを利用して入れ替わるのだ

つまり、上の階に行く者は奥へ移動し、次の停止階で降りる者はドアの前へ進む

まるでマスゲームを見るような見事な連携を奥の隅で見る事ができた


私以外は、職員だと仮定しても私は隅にいて良かったと考えた

私が最後に乗り込んでいたら、最初の動きが出来ないので、全員から睨まれたかもしれない


一般の会社の事は判らないが

流石、我が県の職員だと感じた


しかし、この程度で驚いていたらバカにされると、職員達は口にするかもしれない

教えられたマナーでないとすれば、そういう当たり前を作り上げた先人たちに称賛を贈りたい

誰か調査してくれないだろうか
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ダニ退治

2013-06-28 09:09:37 | 閃き
梅雨時に気になるものの1つにダニがある

毎日ジメジメしていて、ダニが増えそうだ

更に、外には感染症を引き起こすダニまでいて脅威となっている


太陽が当たらない今は、陽に干す事も出来ないから、気持ちが悪い

妻は、娘からダニ退治が出来る掃除機を借りてきた

名前は忘れたが、かなり強力でダニ退治できるようだ


妻は、早速私のベッドで使ったらしい


掃除をするときは、目立つ汚い所から手を付けるから

きっと私のベッドが最もダニがいそうだと思ったのかと勘ぐったが

まぁ、悪いことではないのでそのままにした


早速、ベッドに入ると何処と無く気持ちが善い

こんなに気持ち善いならば、ダニが居なくても掃除機を使って欲しいと思うよ


妻に、その掃除機でダニは捕れたか聞いてみたが、気持ち悪くて確認出来ないという

おそらく、吸い込んだゴミはバッグになっているから見ることが出来ないと思うが


ジメジメと嫌な季節に、快い善い気分にしてもらったと、妻に感謝した
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フランクミュラー

2013-06-27 20:48:47 | 閃き
昨夜、恒例の飲み会があった

叔父さん達の飲み会も飽きずに、よく続くと思う

今回は近所の料理屋でコース料理

料理を運んでくる女性は顔見知りで、三浦さんと名前まで知っている位、ご近所な所だ


メンバーの中で最も話が上手くて話題が豊富な輩が、毎回噺の中心になる

彼は、どうやら取って置きの話題を準備していたようだったが

彼はその名前が思い出せないと言う

それは時計の名前だと言う


周りは、歳だ!ボケだ!と囃し立てる

私はスマホを取り出して、時計のブランド銘を検索して、順に読み上げた

全てを読み終える前に、彼は「判った」と叫んだ


その時計は、フランクミュラーだった

否、フランク三浦だった


私は知らなかったが、フランクミュラーの紛い物でアマゾンや楽天で購入出来るものらしい


彼は更に悔しがった

彼は、思い出すまでに、何度も料理を運んでくる三浦さんを見ていたのに、何故思い出せなかったのか?と嘆いた


いくら何でも、料理を運んでくる三浦さんと、時計のフランクミュラーでも、フランク三浦でも繋がらないでしょ

フランク三浦の噺は忘れてしまったのは

大騒ぎしたが大したこと無かったってことだ

しかし、時計の名前は覚えたよ
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善意の連鎖

2013-06-26 06:28:51 | 閃き
始発駅でいつもの様に電車に乗り、いつもの車両に座った

発車時刻が近付くに従って乗客が増えて、瞬く間に座席が埋まった

そこに、小さな子供を二人連れた夫婦にお婆さんが乗り込んできた

その家族は車内を見渡すが空席が無いので仕方無くドア付近に移動した

すると五十代位のスーツに身を包んだ紳士が立ち上がって、その家族に席を譲った

当然、紳士の席だけでは足りないので、その付近に座っていた人達も立ち上がって、父親を除く家族が座る事ができた

父親は紳士に向かって礼を言った

それは、一瞬の出来事だったが、思わず周りの心を打ったに違いない


一呼吸置いた頃、1人の若者が突然立ち上がって、立っていたお婆さん二人に席を譲った

それは、明らかに善意が連鎖したように感じた


そんな一連の光景を私は愚かにも座ったまま、ただ眺めていた

情けない事である


勿論、車内には明らかに10代の若者達が幾人も座っていたが、若者が悪い訳ではない

若者も私も同じ穴のムジナであるに違いない

ただ、違いがあるとすれば、この一連の行為を見て、心が動いたかどうかである


善意は連鎖する

善い想いは気持ちが善い
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