閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

朝の掃除

2011-04-25 06:40:16 | 閃き
毎朝会社の周りを掃き掃除している

雨の日以外、会社にいれば日課になっている

屋外では四季を感じる事が出来て実は楽しい

秋から冬にかけては落ち葉との闘いである

掃いたそばから落ち葉が舞い込んで切りが無いが

それでも毎日続けている

それが、この頃ある変化があった

それは落ち葉に桜の花びらが混ざっていたのだ

ピンクの花びらが至る所に敷き詰められた様になっている

桜の花びらが終わる頃、落ち葉も終わる

手ぬぐい

2011-04-24 08:24:16 | 閃き
倉敷の美観地区の近くに小さな手ぬぐい屋があった

手ぬぐいは今では日常に使用する事は無くなったが

浅草の仲見世で手ぬぐい専門店を見つけて、その美しさに感心し、何枚か購入した事があったので、ちょっと覗いてみたくなった

小さなそのお店の壁には、綺麗に染め抜かれた手ぬぐいが飾られていた

店主は未だ始めたばかりで整理出来ていないと謙遜した

確かに豊富とは言い難い程の種類しか無いようだったが、それでも色々と楽しめた

その中の、濃紺地にピンク色で染め抜かれた桜と藤の花びらと、山吹色のウグイスがポイントになっている一枚を購入した

夜桜、夜藤を観ている様だ

今、それを我が家に飾って楽しんでいる

日本の伝統的技法を使ったものは、どこと無く心を引き付ける

残していかなければならない大切なものだ

エル・グレコ

2011-04-23 06:43:38 | 閃き
暫く振りに倉敷に行った

勿論仕事であるが、思わぬ時間が空いたので美観地区へ行くことにした

天気は薄曇りだったが、それでも美しい町並みを散策するには支障は無い

団体の観光客らしき人達も居て、平日なのに賑わっている

美観地区入口近く大原美術館の近くにカフェ「エル・グレコ」がある

このカフェは、修学旅行で倉敷に来た時に立ち寄った記憶があり、それ以来である

私の記憶と外観や内装は少し違っていたが、ゆっくりと少し苦いコーヒーを飲んでいる内に、何となく当時を思い出してくる

コーヒーを頂いた後、奥様らしき方に、久し振りの訪問を伝えると、開店して45年になるという

私の記憶では修学旅行で来た時もかなり古いイメージだったので、意外だったが

ひょっとして私の聞き間違いだったのかもしれない


まさか、又訪れると思ってもみなかった場所というのは、強烈な想い出は無いものの

それでも充分ノスタルジックにさせてくれる場所だった

常連客

2011-04-08 18:14:47 | 閃き
出張中の事である

移動の途中、JRのホームにある立ち食い蕎麦屋(うどん屋)に立ち寄った

ちょうど帰りの時間帯、私は乗り継ぎの僅かな時間に小腹を満たすことにした

食券を自販機で購入し、店内に入ると既に入口付近に陣取っていた何人かの先客をかい潜って、カウンターの奥に落ち着いて、食券を渡した

周りを観るとサザエさんのお父さんみたいな風貌の老紳士が枡酒を飲み、出汁に浸したかき揚げを肴に飲んでいた

暫くして隣の客にはチューハイに同じく出汁に浸したかき揚げが運ばれてきた

酒やチューハイは自販機メニューにあったかも知れないが、出汁に浸したかき揚げなんて有ったかな?と考えていると、私の蕎麦が出来てきた

早速、アツアツのドンブリを抱えて、落語の時蕎麦を思い出しながら啜っていると

先客達は、あっという間に酒と肴を平らげて、ホームに入ってきた電車に向かっていた

私の様に熱い蕎麦など食べていては、乗り損なわないまでも、座れないだろう

仕事が終わり、通勤時間の僅かな時間を有効にするように考えられたパターンなのだろう

ホームの立ち食い蕎麦屋の常連客は、時間の達人でもあるのだ