閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

着陸態勢

2017-02-28 07:31:00 | 閃き
会社の後輩である50代後半の輩が病気を理由に長期欠勤しているのだが、医者にも行かないので休業補償も受けられないまま過ごしている事が問題になった

理由も無く長期間欠勤すれば懲罰の対象となり解雇されても反論は出来ないのだが、精神疾患でもやはり医師に相談してこそだと、無理矢理病院へ連れて行った

そんな事にとやかく言わないのが会社の良いところなのだが、その優しさに甘えているようにも感じる

受診結果は後日でなければ言い渡されないが、おそらく受診したどの科の医師も病気の形跡は無いと診断するのではないかと予想している

彼に付き添いいくつかの科を受診させて自宅まで送り届ける間に、色々な事を話し合った


定年という節目が目の前に見えてくる年代である

飛行機で言えば着陸する空港が視野に入ってきた状態である

そろそろ高度と速度を落とし、車輪を出して着陸態勢に入らねばならない

こんな大切な時期にエンジンを切り、余力で飛び続けても空港まではたどり着けない

少々辛い事もあるが、今の高度で飛んでいるのは今まで頑張ってきた証である

着陸には離陸時よりもエネルギーは必要ない

必要なのは高度と速度を落としながら真っ直ぐ滑走路を見据えて進む勇気と高い高度で今まで飛行してきた実績を活かした操縦テクニックである

着陸は言わば集大成、美しい着陸をしたいと誰もが望んでいると思う

日本の男性の平均寿命を考えても定年後には20年しか生きられないとすれば、無事着陸した後、滑走路の上をゆっくり進む事を楽しみたいと考える

彼と話して、既に速度と高度を落としている自分を観ることが出来た

おとなの麻雀教室

2017-02-27 06:50:35 | 閃き
定期的に趣味で行われている麻雀のはなし

力がほぼ同じだと認識している4人が行う競技麻雀である

どこぞの市長が賭け麻雀を行って「賭けない麻雀などする人は居ない」と発言して辞職したが、麻雀は賭博だと考えるのは偏見である

ゲームとしてかなり高度で面白さ満載である

今までは1日8時間行って合計で勝った負けたという結果に一喜一憂していたが、実力差が現れる手法が必要と考えられていた

そこに一人の輩からネット麻雀では段位が設定されていると聞き試行錯誤の上、一つのルールを決めた

取り合えずやってみなくては良し悪しは判らない

日曜日に午前10時から夕方6時までの8時間で6回戦を行った

スタートは全員10級から行ったが、最終的には最も昇級した者が5級、最も少なかった者は9級であった

中間の者は7級なので、成績を忠実に表した昇級結果になったと感じている


何故、このような面倒なルールを採用しようとしているかにはもう一つ理由がある

近くの市の休止施設の再利用の一つとして、「おとなの麻雀教室」を考えているのだ

なぜ「おとな」なのかと言えば、文化活動であるため子供には向かないと判断している為である

勿論、賭博は厳禁であるし、競技性の高いルールを採用する

お年寄りにも手を使って牌を積む作業や思考過程が呆け防止に繋がると言われているが、我々の目指すのはその前の予防的な貢献の部分

点数も符と呼ばれる点数計算方式を採用し、ルールも競技用のルールである

特殊なルールは極力排除するが、運に支配される部分も少し残すことで実力以外の面白さも高残す

こう列記すると何やら小難しい感じもするがトランプの延長のようなものであるから気軽に楽しんで貰いたい

後は、ゴルフと同じで紳士的にマナーを守っていれば問題も無いだろうが、賭博傾向のある方達にはおそらく嫌遠されるのであろう


開催は4月以降の定期開催を目指しているが、文化施設になるべく男性が来て戴く為に休日の日中に開催できればと考えている

但し、4人いなければ開催できないので心配もあるが楽しみでもある






紅茶党

2017-02-24 07:30:58 | 閃き
何故だろうか?何時からだろうか?突然に紅茶党に変身した

無性に紅茶が飲みたくなりティーバッグをポットに煎れて飲むようになった

従ってコーヒーを飲むことは極端に減った


紅茶には拘りは無い

ダージリンでも、アールグレーでも味は拘らないが、どうしても大量に飲みたくなる

もう出ないでしょ?と妻に言われるほど何度も煎れて飲んでいるが、別にケチっている訳では無い

黒くて濃くなった紅茶が嫌なだけである

従って1杯目は直ぐにティーバッグを出すか、ポットの中身を全て注ぎきって、再びお湯を足している

烏龍茶の様な黒い色はご免である

普段家に居る時は妻が大量に煎れた烏龍茶を飲んでいたが、寒くなって温かな紅茶が飲みたくなったのだろうか

朝夕と毎日2個のティーバッグを消費しているのであっという間に箱が空になる

味に拘らないと言うことは安価なものでもOKという事なので家計にも負担は少ないと考えている

会社へ持ち込む水筒の中にも温かい紅茶が入っている時は1日3個以上になる場合もある


何故、コーヒーでも緑茶でも烏龍茶でもジャスミンティーでも無く紅茶なのか?

不思議である

韓国のお金持ち

2017-02-23 07:33:03 | 閃き
訪問した韓国の会社の社長は大変なお金持ちである

韓国でもトップクラスの工科大学を卒業し商社に勤務後、独立して会社を設立、主に日本から製品を輸入して韓国市場へ販売している

業績の振るわない会社でも先行きの可能性を感じると買収し、赤字でも継続してチャンスを待つという姿勢をもっている

業績が振るわなくても、土地代が2倍になれば直ぐに元がとれてしまう

韓国も景気が良いわけでは無いが、ソウルやインチョン以外の地方都市でも開発が進み、ビルやマンションが建設されている街がある

手狭なソウルから整備された新しく交通の便利な都市へ移転するという動きは何処でもあるようだ


その社長は優に70歳は超えているが大変元気である

180センチの巨漢で酒も食事もよく食べるし、食べるのがとても早い

瞬く間に大量の食べ物を平らげて酒を流し込む、以前欧米人に感じた体力差が蘇るほどだ

移動はもっぱら運転手付きの大型自動車で、廃棄料は5Lもある高級車なのだが、服装は至って質素である

趣味はゴルフだが、使用する倶楽部はずーっと昔、仲の良かった日本人の社長から貰ったという道具を使っている

ボールは全てロストボール(中古)

従って、社長はケチかといえばそうでは無い


興味がある事(仕事を含め)に関する記憶力は驚異的にあるが、反面興味が無い事は全く覚えていない

笑い話だが、所属するゴルフ場のコースレイアウトは全く覚えていないが、所属するキャディさんの名前は全て覚えているいう

我々の様な外国からの客が来ると関係する社員全員を連れて食事会を開くのだが、客の接待と社員の慰労を同時に行っている様に感じてしまう程社員に対しても、もてなしている

お金の使い道もハッキリとしている証拠である

社長程のお金持ちが何故新品のボールを使わないのかと訊ねた事があるが、社長は笑ってこう答えた

新品のボールは1個6000ウォン、6000ウォンあればうどんが1杯食べられる

ある時、新品のボールを打ったら山の中にいってしまいOBとなった時、同伴の友人から、あなた6000ウォンを山に捨てたのでお昼ご飯は我慢して下さいと言われたとジョークを話して頂いた

学ぶべきものがある







韓国出張

2017-02-22 07:32:57 | 閃き
突然に韓国へ行くことになった

会社の後輩が行くのであるが、急遽初日に同行するように言われたのである

チケットを手配すると後輩の乗る便は満席、しかし同じ時刻に韓国へ溶着しなければならない

仕方なく別の空港から行く事にしたのであるが、朝早くて前泊する羽目になった


アシアナ航空は久し振りに乗る

機内では早めの昼食が供されたのだが、私は機内食は食べない主義である

だが今回供されたのは長さ25センチ、幅と高さが10センチ位の箱、トレーに載せられたいつものイメージと全く違うので取り敢えず蓋を開けてみた

中はご飯の上に野菜と肉の炒めたもの、所謂中華丼の様なものが入っている

スプーンやお絞り、ナプキンもある

朝ご飯を抜いた事もあり、どんな味かと食べてみることにした

それが、以外と美味しく、量も少なめで間食してしまった


1泊して後輩を残して帰りの便はお昼過ぎの時間

供されたのは横25センチ縦12センチ高さ10センチの箱と横20センチ縦と高さが5センチの箱2つ

大きな箱にこれらの箱の置き方や開け方が図で示されている

行きの機内食の事もあるので食べてみることにした


箱をセットして蓋を開けると大きい箱には紙パックのジュースとヨーグルトと小さなケーキが入っている

小さな箱にはチキンブリトーが入っていた

チキンブリトーは中々の味で美味しかったが、溢れる肉汁で手が汚れてしまう

上手く食べないとズボンにこぼしそうである

おやつにしてはボリュームがあるが、ちょっとしたお弁当箱の様で楽しいと女性は思うに違いない

更に食べ終わった後、ヨーグルトのカップや紙パックを小さい箱はに押し込めば、大きな箱の中にすっぽり収まってしまう

これなら食べ終わった後も綺麗になるので、CAの回収が遅くなっても気にならない


料金値下げが激化し、どこも経費を落とさなければならないのだが、アシアナ航空の機内食の改革は称賛する

韓国色は無くなっても、何処の国の人でも美味しく食べられてコンパクトにまとめられる新しいスタイル

大変勉強になりました