閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

蕎麦屋談義

2013-08-31 05:26:42 | 閃き
突然だが、私は蕎麦屋で店内に琴の音が流れている店に、旨い所が無いと思っている

そういった店は内装やお値段は一流だが、味は三流なのが相場だと思っている

それに器なんかに、やたらと拘っている店にも同様の印象を持っている

こういった店は蕎麦は見た目だけで、味は二の次になっている気がしてならない


先日、いつもとは違う蕎麦屋へ行った

周りの評判がやたらと良いので、覗くことにしたのだ


昼少し前だというのに既に長蛇の列

これは期待出来ると、並ぶ事にした


ようやく席に着き、ざる蕎麦を注文した

蕎麦といえば、もり蕎麦を注文する私が、つい見栄を張った


蕎麦が運ばれてきた

すのこから溢れる水に驚きながら、蕎麦を摘まんで、先ずはそのまま

蕎麦粉の風味が広がり、評判も本当かと箸を割った


箸で摘まんで驚いた

蕎麦が切れて短いのだ

長さにして8センチ程

これでは、啜る事など出来やしない


汁も濃いめなので、少ししか浸したく無いのに、蕎麦が短いので箸から滑り落ちてしまう

濃い味の蕎麦を口に放り込み、モグモグ食べる

こんなのは蕎麦に非ず


聞けば十割蕎麦だとか

十割といっても、短いのは駄目だ


こんな蕎麦談義に、お腹も鳴った

優先順位

2013-08-30 08:07:40 | 閃き
先日、取引先を訪問し担当者と面談した

業務上の打ち合わせの後、得意先の状況を伺った

得意先では、ある部品が好調だが、納期遅れになっている

理由は品質が安定しないので、やむ無く全数検査を行っている

その為、毎日深夜12時近くまで他部署の応援を受けて対応しているが、それでも間に合わないのだという


そう話してくれた私の担当者は開発部なので社長からその原因を調査するように命じられ対策法を提案した

しかし、その部門の責任者は、自らも検査業務に従事して相変わらず同じ事を繰り返していた

この状況を見かねた社長は、「このままでは全員過労死だ」と一喝して責任者に改善を指示した


どんな事でも量を投入して解決する方法が一番簡単だ

しかし、それは一時しのぎで、解決には一歩も近付けない


責任者が行うべきは、原因の除去と、合理的な工程改善だ


責任者は検査業務から離れ、対策に取り掛かった

その代わりに深夜まで働く作業者から、攻められる様になってしまった

それでも、責任者が優先するのは原因の除去なのだ

苦労している部下や応援してくれる他部署の同僚の為に、少しでも早く対策して楽にしてやらねばならない

やるべき順序がある

水不足

2013-08-29 06:20:52 | 閃き
太平洋高気圧が強いので、前線が南下出来ず、日本海側に局所的な大雨を降らせている

50年に1度、100年に1度という大雨による被害が出ている


しかし、全国的に見てみると、降雨量が少ないようだ

特に山間部の水瓶になっている地域に少ない為に、水不足になっている


東京都では水瓶である多摩地区で人工降雨実験を行い、僅かな雨が降ったようだが、効果については判らないらしい


落語に、「雨乞い」という噺がある

日照り続きで困った村人達が一人の若者に雨乞いを強要する

若者の先祖が雨乞いをして雨を降らせた記録が遺されていた為である

嫌がる若者は、難癖を付けられ雨乞いをする事に

雨乞いをすると偶然にも雨が降ってきた

喜ぶ村人は感謝するが、降り続く雨は止まず洪水になりかける


噺の落ちは省略するが、詰まりは何でも適度があるということだ


自然の力は思う様にはいかない

所詮は、神頼みなのである

予報はしながらも、自然の変化と共に生きて行かねばならない


山間にダムを作っても、雨が降らねばダムの役割は果たせない

いっそ都会の大深度地下に、巨大な水瓶でも作ったら、耐震性も上がるかもね

メルマガ

2013-08-28 05:52:57 | 閃き
取引先の会長と食事をした


食事をしながら、二次会はお決まりのお店に行くのかと伺うと、今夜は別の店に行きたいという

その店は愛媛県出身のママさんの店で、会長は10年近くママさんからのメルマガを読んでいるらしい

会長は、こまめに配信されるメルマガにママさんの人柄が出ていて、訪問したいと思っていたそうだ

断る理由も無いので、同行する事にして、予約の電話を入れた


店は繁華街の雑居ビルにあった

店に入ると、他に客は誰もいない

カウンターだけの小さな店だった


件のママさんは和服姿で、迎えてくれた

会長は早速、メルマガの話をした


会長とママさんは、会長が、いつ誰と店に来たのか、互いに記憶が無いと言う

しかし、会長はママさんの事をメルマガを通して良く知っている


会長はひとしきり想いを話して、席を立った

どうも長年抱いていたママさんのイメージが違っていたようだ

少々割高な料金もあって、2度と来ないと言っていた


メルマガやブログを通して作者のイメージを勝手に膨らませる

だから会わなきゃ良かったとなりやすい

一方通行のコミュニケーションの定めなのだ

疲れていた身体

2013-08-27 05:23:47 | 閃き
妻と私は溜まっていた疲れが噴き出して、全身に痛みや怠さが出ていて、動くのも儘ならない


気の緩みから来たのかもしれないが、溜まっていた痛みが出てくれたのは良い症状だと思う

出なければ、この先も疲れを抱えて生活し、どうなったか判らない

滞在する2日間、精神的に解放して、体調を整えなければならない

私達は目薬と筋肉痛の塗り薬を購入して、ケアに専念する事にした


妻が痛くて嫌がるのを無理矢理マッサージする

首から肩がパンパンに張っていた

つくづく、妻も疲れを溜め込んでいたものだ

妻は、私の腰に筋肉痛の軟膏を塗る

そして布団の上で、横になったまま手足を伸ばしてストレッチをする

縮んだ筋肉が伸びるのが判る

筋肉が伸びれば身体はほぐれる

これを繰り返した


食事も手間を掛けない様に、スーパーの刺身や惣菜で済ませた

食費が高くなったが、その分、出来るだけ身体を休ませた


早い時間に眠り、睡眠を十分に取り、いつもの時間には目覚めて、規則正しいリズムを守る


とんだ里帰りになったが、お陰で随分身体が楽になった

妻のご先祖様が、そのために呼んだのかもしれない


身体のケアは必要だと実感した