スーパーコピー

東南アジアの夜店等に行くと偽物ブランドの商品が沢山売っている

偽物にも精度が違う高級品があると聞いたことがある


知人からスーパーコピーと呼ばれる偽物が有ると聞いた

それには逸話がある


ある男が有名質屋で某有名ブランドの中古腕時計を購入した

暫く使用していると故障したので近くの時計店に持ち込んだ所、修理できないという

仕方無く日本の総代理店へ送ったが、こちらでも修理できないので、いよいよ本社にあるスイスへ送って修理する事になった

しかし、本社からは偽物なので修理できないと連絡があった


その詳細を聞いたところ、殆ど本物の部品で出来ていたが、1つの部品が偽物である為に、この商品は偽物であると判断され修理できないとの事

これがスーパーコピーだそうだ


こんな偽物があるのだろうか？

否、これは偽物なのだろうか？

腕時計のガラス、ベルト、文字盤は元より殆どの部品が本物で、たった1つの部品だけが偽物なのである

偽物だとしたら、作った人は、たった1つの部品以外を除いて本物の部品を入手する事が出来て、入手出来ない1つの部品を自らが製作して時計を完成させた事になる


不思議な話だ

1年振りの箱根

ベトナムから帰った後は猛烈な忙しさの仕事が待っていた

身体を酷使するのでブログ所では無かった

しかし、それを我慢する希望があった

それは週末に掛けて箱根に行ける為である


箱根はおおよそ1年振りである

出張に掛けて一人で温泉に宿泊する


ベトナムに行く前に偶然予約できた少し贅沢な宿に訪れた

その宿は少し奥まった所にあるが、隠れ家の様で楽しい


週末の金曜日とあって館内は大勢の客でごった返していた

部屋に入って仕事のメールを片付けた


この旅館の夕食は5時からと8時からの2部制になっている

一人旅の私はゆっくり食事をする為に8時からの部にした

従って、温泉は5時からゆっくり入ることにした


久しぶりの温泉は期待通りの気持ちよさである

出かけに妻が「温泉行きたい！」と差遣でしたのを尻目に出かけてきた


この旅館の温泉は硫黄の臭いがしないアルカリ単純泉だった

源泉掛け流しの少々熱めのお湯に浸かると日頃の疲れが溶けてゆく

但し、この熱さでは長湯は出来ないので早々に部屋へ帰りビールを呑んだ

これが温泉の楽しみである


但し、夕食までは時間がある

お腹が空いた

ベトナム便り７

ベトナム便りの最後は料理のお話


ベトナム料理と聞けば「フォー」や「生春巻き」と答える人が多いと思う

実際にフォーはホテルの朝食や町のレストランで手軽に食べられる


米の麺は、モチっとしているが、うどんとは明らかに違う

パクチーという香草が入るが、私は多目に入れた方が美味しいと思う


意外と美味しいと思ったのは「揚げ春巻き」だ

家庭でも作られる定番メニューの１つという

甘辛いソースを付け、レタス等の葉でくるんで食べる

ベトナム人エージェントは毒だみだと言ったが、日本の毒だみの葉とは違い苦味が無く爽やかだ


「空芯菜炒め」は中華料理でも定番だが、ベトナムでも良く食べられるようだ

但し、太い茎の部分が多いので、見た目に違いがあった


鶏の唐揚げや炒飯、焼そばは日本と変わらないが、中華料理よりも日本のそれに近い気がした


海老や蟹も、良く食べられる

海老を鍋に入れ、椰子のジュースだけで蒸し煮する料理は感動した

蟹は小型の渡り蟹を蒸したものが多い

ソフトシェルの唐揚げもある


辛さはタイ料理よりも辛くないのは、多湿な気候の性だと思う

日本人に合う料理だと感じた

ベトナム便り６

ベトナムに来て驚くのは、意外にネットワーク環境が整備されている事だ

携帯電話はスマホよりもガラ系が多い

ベトナム人達は携帯電話をセルラーと呼んでいた


パソコンを持ち歩き、動画を観て時間を潰している光景は、当たり前に見掛ける


携帯電話の料金はプリペイド方式で、シムカードと書かれたショップでカードを購入し、携帯電話からカードに書かれたコードナンバーを入力すればプリペイドは完了する

通話料金はかなり安いようだ


話は突然変わるが、車で移動中に近くを走る車がスピード違反で検挙された

罰金は１６０万ドン(約８万円)月収からすればなかりの高額だ


同行したベトナム人エージェントは、捕まった時は５０万ドンをリベートとして支払えば解放されるらしい

共産圏では、まだこういった事が罷り通っている


病気になった時は現金で先払いしなければ治療が受けられない

支払えない者には高額医療補助制度が申請出来るが、申込が多いので、認められる迄待たねばならない


国が違えば事情が変わるのは当たり前

知れば国の姿が見えてくる


ハノイ行きの国内線の待ち時間にはブログが書けるが、電池が心配になってきた

ベトナム便り５

ベトナムの人の給料は地域にもよるが、１万５千円から３万円

ホーチミン市内では家賃が高いから３万円では生活が苦しい


田舎へ行くと仕事もせずにハンモックで寝ていたり、レストランの椅子に座って話し込んでいる姿をみると収入が無くても何とかなっているのが解る

自宅にはバナナやマンゴーの樹を植えている


缶ビールはスーパーで買うと２４本で２１０万ドン(約１０５０円)１本５０円だ

レストランへ行き、ビールを飲み鱈腹食べても１人１５００円は要らない

ベンタン市場で買ったバックは１６０万ドン(約８千円)と言われたが、最後には６０万ドン(約３千円)になった

一体幾らが正価か判らない

売り子が最後に値引きした１０万ドンは日本なら幾らに相当するのかと、思い巡らせた


半値八掛けばかりだとシルクや刺繍品を値切ったが、同行したベトナム人からそんなに安くはならないと助言が入った

当然、掛け率が同じ筈はなく、３割引で妥協した


余り執拗な値引きはみっともないが、後でどちらが舌を出せるのかを楽しみたいが

連れを伴って時間を掛けすぎるのも迷惑だと引き下がった


１度時間を掛けて買い物をしたくなった