古事記

最近、古事記や日本書紀がブームだそうだ

出張の帰りに本屋で比較的解りやすい内容の本を購入した


神の話しの中で、最も厄介なものは名前だ

漢字は勿論の事、カタカナでも覚え難い

イザナギとイザナミ等の様によく似た名前が登場する


それに性別が解りにくい

そもそも日本の神は中性の感じがして、性別が判り辛い

天照大御神(アマテラスオオミカミ)が女の神である事も知らなかった


神が日本を創るくだりは、神話として素直に面白い

その後、神が人間と同じ寿命である理由=天皇として受け継がれる流れが興味深い


三種の神器の逸話や、因幡の白兎のお話は、子供の頃、絵本で読んだ懐かしい記憶がある


男性である天皇が、次々に女性と関係を持つ理由？など

そのほとんどが女性絡みの話ばかり


国を創るとは、そこの女性と関係を結び治めて行く事だ

以降、各代の天皇達がどの様にして引き継がれて来たかが記録されている


現実離れした、話から日記の様な第二十四代天皇迄の記録

メルヘン好きなら前半、歴史好きなら後半も楽しめる


日曜日は雨だった事もあり、１日で読み終えた

気分転換には良い一冊でした

溢れる若者

久し振りに得意先の会長と食事する事になった

この所、決まった様に共通の業者と共同して接待している


酒を飲み、話をして、また酒を飲む

いつしか夜中になり、日付が変わっていた


こうなる事は判っていたので、事前にホテルを予約していた


午前２時になろうとした頃、やっと解放されてホテルに戻ろうと歩いていると

歩道には閉店した店から出てきただろう若者達で溢れていた


特にコンビニの前辺りの交差点は、黒山の人だかりになっている

ホテルへ向かうには、その黒山の中を通り抜けねばならない

ただ呆然と立っている者、ふらふらと歩いている者、はしゃいで話している者、酔っぱらった仲間を介抱する者

何故、そこから立ち去らないのか判らないが、そんな若者達の間をすり抜けて行く


こんな光景は毎度の事かも知れない

自分の若い頃にも、これに似た事をしていたなぁと、遠い昔の記憶を辿りながら歩いた


若い時期はほんの一時

せいぜい謳歌して欲しいが、それにしても行くところが無いのかねぇ

偽装

長女と孫が次女の家にお泊まりに行ったので、私達夫婦と婿の３人で夕食を摂ることになった

夕食のメニューはラーメンにして欲しいと長女が言い残していた

勿論、これは婿のリクエストであることは直ぐに判った


夕方、妻に電話するとで未だ準備はしていないと言う

どうせインスタントで済まそうと考えているだろうと考えて買い物に誘った


折角のリクエストなので、キチンとしたものを作りたかった

婿は帰りが可成り遅いので、先に食べる事になった


買い物に行く途中、私は思い付いた


丁度近くにお持ち帰り出来る旨いラーメン屋がある

先ず私達がそこでラーメンを食べ、お持ち帰りを購入して婿に食べさせる案

妻は即座に同意した

お持ち帰りと言っても店の味と変わらない旨さである

ラーメン二人前をお持ち帰りした


夜１０時過ぎに婿が帰宅した

準備万端整えていたので、即座に作る事ができる


先ずは、オリジナルのチャーシュー麺で一杯

続いて野菜餡掛けを乗っけたバージョンで味に変化を付けた

それに羽根つき餃子

婿は何も語らずペロリと平らげた


作った振りをしたので、これも偽装なのかなぁ

酔っぱらい

定期的な飲み会の幹事が順番で回って来た

毎回、幹事が店を決めて連絡する

メンバーの一人が料理を希望してきたので、場所が必然的に決まった


その店は隣の町内にあるので便利だが、二次会には向いていない

従って、二次会は無しという事で、ゆっくり飲もうと相成った


顔馴染みの店なので、店主に無理を言い、普段はやらない飲み放題をお願いした

飲み放題だから沢山飲む訳ではないから、店主も快く請けてくれた

気楽さもあって、酒が進めば当然酔っぱらう

テンションが上がり、他愛も無い話に花が咲く

酒を控えめにしていたつもりが、結構呑んでいた

酔っぱらい程、自覚が無いものだ

解散した後で後悔する事が無いなら、御の字だ


家から妻と三女が迎えに来てくれた

仕事帰りで、車で乗り付けたので、運転手が二人要る


お礼は、帰る途中にコンビニに寄り、支払いをする

これもタクシー代と思えば安いものだ


酔っぱらいは、気持ちが大きくなっているから、嫌と言えない

普段と違う事を知っている二人は、ここぞとばかり篭に入れた


結果的に高く付いても、歓ぶ顔を見た方が善いねぇ

経済措置

ロシアのクリミア問題に対して、先進７ヵ国(Ｇ７)会議がロシアを除いて開かれている

これに対してロシアは、今後もＧ８で協調する方針だと発表している


経済は全ての国と、どこかで繋がっている

日韓や日中の対立問題にしても、民間経済では活発な関係が続いている

国策とは裏腹であるが、それが現実だ


経済措置によって経済が停滞すると、国内経済が疲弊し国民の支持が得られなくなる

トップも国民の支持が無ければ立場を失う

従ってアメリカやEUが取っている経済措置は有効な手段となる


経済措置といっても今は政府高官の個人資産の凍結や渡航制限レベルで、輸出入に関わるレベル迄は至っていないが、このままではそのレベル迄引き上げるぞ、という脅しなのだ


経済措置はそれを行う国の連携が大切で、不協調では効果が低くなり、ロシアの行動を認める形となる

中国は中立的な立場を取っているが、将来尖閣諸島で同じ行動を取った時の為に、貸しを作っているようだ


安倍総理はロシアの行動は対岸の火事では無く、アジアに関しても重大な問題だとコメントしているのはこの為だ

中国が真似れば韓国も真似る


由々しき問題だ