五分五分

北朝鮮が火星15号を打った

今回は４０００ｋｍを超える高度まで到達するロフテッド軌道で通常に打てば１００００ｋｍを超える距離まで射程にできることを意味し、完全にアメリカ大陸を射程範囲に捉えたと発表した

北朝鮮に対する圧力によって阻止しようとする一方で、またしてもこのような愚行に及んだ状況を見ると経済制裁は効いているのだろうかと思えてくる

開催されている国会の予算委員会でも当然話題として取り上げられ、各党から内閣に対して質問が集中したが、どの党の質問も内閣の答弁も今一ハッキリしていないと感じるのは私だけではないだろう


今回の発射までの２ヶ月間、大人しくしていたように見えた北朝鮮の内情とはどうなっているのであろうか？

ミサイルを打ってきているという事は、圧力が効いていないと考えられるし

日本を超えて太平洋に着水するように打たなかったのは、アメリカを気にして打てなかったとも考えられる

国会答弁では、これから寒くなるので益々経済制裁が効いてくると答弁していたが、中国が北朝鮮から購入している額で３０％減、北朝鮮に売っている額で９％減と、安倍総理が言うほど減っていないようにも感じる


誰か専門家が、今年北朝鮮が打ったミサイルと核実験に要した費用の総額を試算してくれないだろうか

ミサイルを打つ費用と核実験に必要な金額を捻出するために、国民の生活を犠牲にするにしても具体的にどの程度なのかを推測する必要がある

先日、板門店で脱北した兵士のお腹の中に多量の寄生虫が発見されたといっても、それは食糧難であるとは言えない

寄生虫は食物の育成において薬物などで除去する費用が無いために、知らずに食べることによって体内に寄生するのだし、寄生した症状を改善するための費用や薬剤が不足しているという事である

東南アジアでは今もなお、田舎の地域では寄生虫が体内に入り込む事例が多いので、特別珍しいことではない

アメリカも日本も今のままの方法で良いのかどうかは五分五分だと考えているように感じている

日馬富士の引退はどうなの？

このところワイドショーではこの話題ばかり

政治よりも相撲の話題に沸いている

個人的には相撲は好きではないので興味がなかったが、これほどテレビで話題にしていると嫌でも内容を知らされる

私にとっては単なるモンゴル出身の力士同士の内輪揉め程度にしか考えていなかった


確かに一方的に殴るのは正しいことではないし、いくら上下関係が厳格だといってもよくも我慢をしていたものだ

そんな酷い姿に耐えられなかったのか親方として許せなかったのであろう

親方の意見は父親よりも重いのだろう


こういった暴行と教育の狭間の事件はうやむやになりやすく、貴乃花親方も腹に据えかねていたのだろう

被害届を提出して刑事事件になり、横綱審議委員会の委員たちもワイドショーに出演してコメントを述べるなどの異常事態になり、ますます大きな問題になっていった

この大きくなりすぎた問題を解決するためには日馬富士が引退する以外には八方丸く治まらないのだろう

この結末は貴乃花親方の望んでいた結末なのでは無いと思っていた

しかし、結果的に日馬富士が引退することになり、事態は収束に向かうことになったのだが、個人的にはどうも腑に落ちない


日馬富士は暴力を認めたが、もし検察が不起訴にするようなら本当におかしな幕引きである

傷害事件で送検してこそ、日馬富士の暴行について角界は大きな汚点として猛省せねばならない

もし、送検しないとすれば日馬富士の引退は人身御供であり角界の犠牲者になってしまう


白鳳はじめ同席した力士たちも何故止めなかったのか？

いわば集団の中の暴力を傍観していたとしたならば、同罪に処されても致し方ないだろうに

日馬富士が引退してしまった以上、白鳳が挨拶で言っていたように、膿を出してほしいものです

イケメンで性格の良い若者ばかりの店

２泊もお世話になった大学時代の友人ご夫婦にせめてものお礼にと食事に誘った

仕事を終えて駅で待ち合わせて食事処へ向かった

場所は地元である友人にお任せしたが、私の帰宅時間が明確でないので予約は出来なかったものの平日でもあり大丈夫だと友人は言っていた


彼が選んだお店は河豚専門店

たまに家族で来店するという位で、そんなに敷居の高いお店ではない

比較的早い時間に入店したので、すんなりテーブルに案内されたが、ものの１時間も経過すると店内は満席となる人気ぶりであった

メニューは彼にお任せして食事をする

養殖とは言え冬に河豚料理はこたえられない旨さである


料理やドリンクを運んでくるのは、若い店員さんばかりで、見た目も爽やかで接客態度も明るく元気である

友人夫婦もすぐに気に入った様子で、代わるがわるやってくる若い店員さんの名前をチェックしていた


楽しい時間は瞬く間に過ぎてゆく

お腹も一杯になり、酒も回って気分も良い

店を出て駅へ向かって歩いている時、背後からさっきのお店の若い店員さんが駆けてきた

友人が財布を忘れて、慌てて届けてくれたのだ

人通りの多い街中をよくぞ見つけてくれたと友人夫婦は感謝と感激で溢れて、何度も彼に礼を言っていた

そして彼の名前を訊いた

彼の名前はミント君といって、名前も爽やかな名前だと更に盛り上がった


彼の自宅に帰る電車の中で、私までも幸せな気分にしてくれた

又、あの店に行きたいと思った

大学時代の友人

大学時代の同級生の家に遊びにお邪魔した

何年振りであろうか？

歳はとったが昔と変わらないのが嬉しい


彼は毎日が日曜日だといった

学生時代から好きだったバンド活動に余生を捧げるために、思い切って会社を定年退職したという

それも人生、立派な人生の選択である


彼はもっぱらテレビのワイドショーにくぎ付けになっている

特に好きな相撲の話題だからこそ、お邪魔している最中も食い入るように観いっていた

余計なお世話だが、家に引きこもり、人と話さず、テレビばかり観ているとボケる確率が高くなることを伝えたのだが、効果は無いようだった


昼間っから酒を酌み交わし昔話や会わなかった時間におこった事項を話すのには話題は事欠かない

飲むほどに酔うほどに饒舌になり、大学時代に戻ったようだ

定年してから夕食を作るのは彼の役割になったと、手料理を振舞ってくれた

私にとっては未知の世界に住む人である

ある時からは彼の背中を観て生きてゆくことになる

長旅の初日

長い出張に出かけることになた

今回は車での移動

週末を挟んでの日程は珍しい事ですが、訪れた土地の近くに大学の仲の良かった友人が住んでいるので、懐かしく想い連絡を取ってみました

彼は、定年して毎日が日曜日という状況のようで、電話では詳しく話しを訊くことも出来ないので訪問させて頂くことになりました

又、週初めも、彼の家を拠点にして仕事をすれば良いからと、２泊もさせて頂く事になり、申し訳無かったですが、巡り合わせと言おうか運命と言おうか不思議な事なので今回はこの様なスケジュールに落ち着いた


勤労感謝の日に移動開始

高速道路はどこもかしこも人出でいっぱい

一人ベンチでカップラーメンをすすりながら、楽しそうに歩いている家族を観て孤独感に打ちひしがれた

そんな楽しそうな雰囲気から逃げるようにしてサービスエリアを後にして、とりあえずの目的地まで急ぐことにした


夕方、ホテルに到着

周辺の街へ買い物に出かけると、そこにも楽しそうな家族連れの姿と、カップルや友達と食事にでも行くのであろうか

またもや孤独感に包まれてスーパーへ行き、総菜コーナーで一人宴会の買い出しをする

ホテルに戻り、一応健康のために工夫した総菜を並べて、プチコース料理の如く箸をつけながら地酒をすする

飲みすぎは明日に響くからと、いつしか眠っていた

こんな一日は辛いね