マンション管理組合の役員の仕事をしているが、他の役員から送られてきたファイルに「×××.dat」と「△△△.odt」のファイルがあって、これらのファイルを開くことができない。どうすればいいんだろうか。
との相談をされました。
一般的に、拡張子の多くは、テキストファイルや画像ファイルといった、特定のファイルタイプ或いは特定のアプリケーションソフトに対応しています。
エクセルなら「.xls」「.xlsx」、ワードなら「.doc」「.docx」、パワーポイントなら「.ppt」「.pptx」、画像のジェイペグファイルなら「.jpg」、写真ファイルなら「.bmp」といった具合です。
1.「×××.dat」
拡張子.datは、どのような形式のファイルに対しても付けられている場合があります。このため、拡張子が.datであるというだけではどのアプリケーションで開けばよいか判断するのは難しいのです。同じ.datファイルでも、テキスト形式のファイルもあれば、バイナリ(binary:2進数)形式のファイルもあります。
拡張子が.datのままでダブルクリックをしても、ファイルに対応するアプリケーションが判別できないので、ファイルを開くことはできません。ファイルを開く方法は、以下の2通りです。
(方法1)
アプリケーション側から「ファイルを開く」を選択する。
(方法2)
ファイルの拡張子を直接「.doc」や「.bmp」に変更してからダブルクリックする(ファイルを開く)。
拡張子の直接変更は、誤ったファイルタイプに変更してしまったり、ファイルの破損を招いたりする恐れがあります。バックアップを取るなどしてから試みてください。
2. 「△△△.odt」
拡張子.odtは、OpenOffice.orgのOpen Document テキストファイルです。サン・マイクロシステムズが無償で公開しているオープンソースのオフィススイート(ソフト)で作成されています。
「Microsoft社のOfficeファイルに対して100%の読み込みと編集が行える。」
と、オープンオフィスオルグ側は言っています。
(方法1)
OpenOffice.orgが入っているPCでなければ、ダブルクリックをしても、ファイルを開くことはできません。
OpenOffice.org公式サイトからソフトウェアをダウンロードして下さい。
(方法2)
Ms-Office 2007がインストールされたPCで、「名前を付けて保存(A)」で「Open Document テキスト(D)」を選択した場合、拡張子に「.odt」が付きます。
この場合は、Ms-Office 2007がインストールされたPCでなら特別なことはせずに、クリックするだけでファイルを開くことができます。