スケルトンハウス‐きまぐれCafe

生活とビジネス

そのときの思いや状況で、いろいろなことを話し合ってきた喫茶店。きまぐれに、思いつくままに・・・

ミラーファインダーのカメラを買っとかなくちゃ!

2011-10-08 09:06:52 | デジタル・インターネット

 株式会社ニコンは、ミラーレス一眼カメラを10月20日に世界同時発売すると、2011年9月21日(水)午後に発表しました。
 また、富士フィルムが来春ミラーレス一眼市場に参入すると、10月5日(水)午後に発表しました。

 重くて大きなカメラは持ち歩きたくないが綺麗な写真が撮りたい、というユーザー・ニーズに応える形でミラーレス一眼レフカメラが誕生しました。その第一号は2008年10月30日に発売されたPanasonic LUMIX DMC-G1 です。

 一眼レフカメラの光学式ファインダーを省くことで小型軽量化が実現されています。

 元来、一眼レフカメラは、撮影画像とファインダー画像を一致させるために開発されたものです。
 撮影レンズを通った光(被写体の画像)をフィルムの手前に置いたミラーで反射させ、その光を光学式ファインダーに導いて撮影者の目に撮影画像をそのまま届けるようにしたものです。

 しかし、デジタルカメラではイメージセンサーで捉えた画像を電子式ファインダーに表示するだけで同じことを簡単に実現することができます。
 即ち、光学式一眼レフカメラでは必須だったファインダー用のミラーは不要と考えられるようになってきたのです。

 ニコンのミラーレス一眼は、パナソニック、オリンパス、ソニー、ペンタックスに続くものですが、これによって、将来的にはデジタル一眼カメラはミラーレスが主流になるとの予測もあります。


 この予測を受け、私は、ミラーファインダーのデジタル一眼レフカメラを買っておかなければという、一種の強迫観念に駆られました。


 一方、10月1日(土)の午後、株式会社リコーはHOYA株式会社の傘下にあったカメラ部門のPENTAXを買収し、完全子会社「ペンタックスリコーイメージング株式会社」を発足させたと発表しました。
 PENTAXブランドは継続するとのことですが、リコーのカメラ部門との合併なので、旭光学㈱の物作り文化をそのまま継承し続けたHOYA㈱とは違い、PENTAXカメラへの考えが変わるのも必然と思われます。


 永年愛使用していたフィルム式の一眼レフカメラを損壊させた1995年(平成7年)以降、カメラのデジタル化が本格化したことから、私は一眼カメラの購入を躊躇し続けていました。

(えっ!15年もかい?)

 再就職祝いにと、1973年(昭和48年)に兄が買ってくれた標準レンズ付き一眼レフカメラ。

01_P1010232○ASAHI PENTAX SPⅡ&TAKUMAR F1.8 55mm

自分で買ったレンズ3本。
①TAKUMAR F2.0 35mm
②TAKUMAR F3.5 28mm
③TAKUMAR-ZOOM F4.5 85-210mm

 このカメラのレンズは世界唯一のスクリューマウントです。そしてこの時代は全て、“made in JAPAN”です。




02_Lumix_TZ1 現在、女房と共同で使っている、数年前に購入したコンパクトカメラ。
Panasonic LUMIX TZ1

 このカメラでデジタルカメラの特性、特に昔の一眼レフカメラと比べると不満に思う点を学び取りました。










 しかし、このたびのPENTAX文化が変わるかもしれないという二つ目の強迫観が加わったことにより、無性に一眼レフカメラが欲しくなりました。

 あれこれと比較検討し、考えました。

①実体とファインダー画像にタイムラグがより発生しにくい、光学式ミラーファインダーを装備したもの

②価格面での欲張り条件ですが、中級者向け機能を搭載しながら、メーカーとしてはエントリー機として位置付けている機種

の二条件を満たすものとして、永年愛用した『Pentax SPⅡ』の後継機の一つである『PENTAX K-r』を選択・購入しました。


03_PENTAX_krPENTAX K-r Black
Wズームレンズセト
①smc PENTAX DAL 18-55mm F3.5-5.6 AC
②smc PENTAX DAL 55-300mm F4-5.8 ED

レンズはベトナム製、本体はフィリピン工場製でした。







04_ASAHIKOGAKU_logo2 今やペンタックスカメラはHOYA㈱の一事業部門であるため当然のことではありますが、それよりも何よりも社名を「ペンタクス」に変更した時から、旭光学のlogoがファインダー部前面に付いていないPENTAXのブランドは少し寂しく思われました。











 カメラ本体にストラップ、バッテリー、レンズを装着し、ファインダーを覗いた瞬間・・・

(あぁ~!懐かしぃ~!)

 さてさて、初めてデジタル一眼カメラを持つ、私の俄カメラマンの将来はどうなるのでしょう?


<旭光学について>

 ・1919年(大正8年)、「旭光学工業合資会社」を設立。
 ・1938年(昭和13年)、「旭光学工業株式会社」に変更。
 ・1952年(昭和27年)、日本初の35mm一眼レフカメラ「アサヒフレックスI」を開発。
 ・1964年(昭和39年)ロングセラーカメラ「アサヒペンタックスSP」発売。2002年(平成14年)、社名を「ペンタックス株式会社」に改称。
 ・2007年8月14日、ペンタックス㈱はHOYA㈱のTOBにより、HOYAの子会社に。
 ・2008年3月31日、HOYA㈱と合併。HOYAの事業部に。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする