2016年1月31日(日)、隣町にあるドラッグストアー・コスモスで証明書写真を撮影し、15時過ぎにマイナンバー・カード交付申請書を郵送すべく投函しました。あれから一か月経過するも、区役所からは音沙汰無しなので、カードは未だできていないものと思っています。
最近の新聞記事では、二か月経っているのにカードができてこないことや、授受のための手続きが、システムトラブルで行えず、授受手続きに来た人にその場で渡せず、役所の人が後日持参するなどの事故が起きているとのこと。
このトラブルについて幾つかの原因が考えられるのでしょうが、マイナンバー・カード授受システムへのIT資源の割り振りが大幅に不足しているのではないか、また、システム上で処理のプライオリティを付けなければならないとすれば、あまりに低い順位としているのではないかと私は疑っています。更に、システム担当者が意外によくやる間違いで、そのことに気が付きにくいこととしては、テスト環境を本番環境に移行するときに、先に述べた資源の割り振りやプライオリティなどについての設定変更をし忘れていることです。つまり『上手くいったテスト環境を本番環境にそのまま移行したのだから、ミスはないはず。』との思い込みから何らも疑っておらず、他の部分での原因究明に躍起になっているのではないかとの思いです。
なお、3月10日に、かなりスゴイことをやるように決めたかのごとく高市早苗総務大臣が鼻高々で発表された、マイナンバー通知書の遅配や誤配対策として“宛名の印字の大きさを大きくする”ことと、実施を5~6月とするとのことであったが、この対応はあまりにも遅すぎるとの感が強い。次の段階のマイナンバー・カード発行トラブルへの対応はもっと遅くなるのではないかと思っています。
反対が多い中、マイナンバー制度の導入を強行したのだから、事務手続きに支障が出ないよう、万全を期することは当然ではないでしょうか? 中央省庁の役人の鈍感さには辟易とさせられます。
【関係サイト】
○ 総務省-マイナンバー・カード
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