「本屋大賞を受賞したあの人、あの本、確か去年、芥川賞か直木賞を受賞していたよね!」
この問い掛けが切っ掛けとなって、第一回本屋大賞以降の芥川賞と直木賞の各年における受賞者・受賞作品名の比較表を作ってみたいと思いました。
こうして観てみると、本屋大賞と芥川賞・直木賞をダブッて受賞した人は少ないと思います。そんな中、今年2017年の本屋大賞受賞者・受賞作品は、昨年2016年下期の直木賞を受賞した恩田陸氏の「蜜蜂と遠雷」です。芥川賞か直木賞かの違いが明確ではないものの、冒頭の問い掛けは当たっていたとも言えます。
2017年上期の芥川賞・直木賞の選考は間もなく行われます。誰のどんな作品が受賞するのでしょうか。
≪参考≫
1.本屋大賞
本屋大賞は、全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本として書店員の投票によって選考される文学賞。選考期間は年度終わりの11月~翌年4月の5か月間で、大勝から10位まで選考される。
2.芥川龍之介賞
芥川龍之介賞は、菊池寛の発案で1935年(昭和10)に始まった純文学の新人賞。毎年7月中旬、1月中旬に選考。贈呈式は毎年8月中旬、2月中旬。
3.直木三十五賞
直木三十五賞は、菊池寛の発案で1935年(昭和10)芥川(あくたがわ)賞と同時に発足した大衆文学の新人賞。毎年7月中旬、1月中旬に選考。贈呈式は毎年8月中旬、2月中旬。