スケルトンハウス‐きまぐれCafe

生活とビジネス

そのときの思いや状況で、いろいろなことを話し合ってきた喫茶店。きまぐれに、思いつくままに・・・

「切る」と「割る」のちがい

2020-09-19 08:36:28 | 日記・エッセイ・コラム

 

 私は以前からテレビ等で「一定の基準を満たしていない、つまり結果が下回る」ことを「切る」と言っているのが大変気になっていました。
 “切る”はボーダーラインを超えることで、“割る”はボーダーラインを下回ることだと覚えていたからです。

SanseidoDaijirinImaje


 “切る”について調べていると、「Weblio辞書 三省堂 大辞林 第三版 ( 動ラ五)」に次の記述があるのを確認しました。
  ⑯  数値が、ある目安・限界よりも小さくなる。割る。
   《切》 「 100メートル競走で10秒を-・る」 「上昇率が10パーセントを-・る」


 このことから考えると、“切る”と“割る”は同じで、ボーダーラインよりも小さくなることだと記述しています。

 私が“切る”と“割る”を別の意味(互いに逆)であると分けて考える方が間違っていたことになります。


 しかし、同じ「Weblio辞書 三省堂 大辞林 第三版 ( 動ラ五[四] )」で“割る”を検索してみると、次のような記述がありました。

  ⑥  数量がある基準を保てなくなる。ある基準からはみ出す。 「ドルは一時一〇〇円を-・った」 「与党は過半数を-・りそう
     だ」 「定員を-・る」



 以上のことから考えると、“切る”は数値が一定の基準を下回る事象について使用し、“割る”は数量が一定の基準を下回る事象について使用するのだということが分かりました。




【関係先】

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