4月7日(水)は「世界保健デー」です。
世界保健デーは、世界保健機関 (WHO World Health Organization)が設立された時(1948年7月)ではなく、効力を発した1949年4月7日を記念して設けられたものです。
いま厚生労働省のサイトを観ると、新型コロナウイルス変異株についてのレポートが目に入ります。それは『N501Y』と呼ばれています。
厚生労働省の“新型コロナウイルス感染症対策推進本部”が提供している「 新型コロナウイルス感染症(変異株)への対応」と題したレポートに詳しく記載されています。
このレポートによると、
・「N501Y」の変異がある変異株」は、従来株よりも、感染しやすい可能性がある。
・英国で確認された変異株(VOC-202012/01)、南アフリカで確認された変異株(501Y.V2)、ブラジルで確認された変異株(501Y.V
3)、フィリピン(2021/03)で確認された変異株がこの変異を有している。
・英国や南アフリカで確認された変異株については、重症化しやすい可能性も指摘されている
・3月30日時点、国内事例678例、空港検疫123例の計801例が確認されている。
また「E484K」と呼ばれている変異株について、
・「E484Kの変異がある変異株」は、従来株よりも、免疫やワクチンの効果を低下させる可能性が指摘されている。
・南アフリカで確認された変異株(501Y.V2)、ブラジルで確認された変異株(501Y.V3)、フィリピンで確認された変異株がこの変異
を有している。
※ 上記のほかに「N501Yの変異はないがE484Kの変異がある変異株」を、3月25日時点、我が国では、1,161例(国内1,156件、検疫
5件)を確認している。
とのことであり、ワクチンについては数量に制限があることから受け付けて貰えない事態も出ています。また、テレビなどではワクチンのメーカーが選べるとの前宣伝でしたが、今回予約受付されたものは全て米国のファイザー製だとのことです。また、ワクチン接種後のマイナスの副作用はワクチン接種後数日かかるとのことです。このような状況下において、今急いでワクチンの申し込みをするべきかどうか疑わしいと思います。
新型コロナウイルス蔓延対策についてもその基準は地域で異なっており、政府が提示する基準を下回っています。そんな状態から変異株ももう蔓延しているのではないかと思われます。
気になる方は厚労省のサイトでご確認ください。
【関係先】
〇 厚生労働省ホームページ
● N501Y
〇 NIID 国立感染症研究所ホームページ
● 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連情報について
〇 WHOホームページ
〇 新型コロナ変異ウイルス E484Kとは 感染広がっている可能性も(NHK)
【関連記事】
〇 「3C」=「3蜜」を回避 「3トル」を!
〇 マスク不足の成せる業?
〇 東京オリンピック・パラリンピックと新型コロナウイルス
〇 新型コロナウイルスの残存期間
〇 新型コロナウイルスが発生したらしい
〇 主なパンデミックの歴史
〇 パンデミックとBCP