私は余り医者には掛かりません。
それでも、今までに3回ほど掛かった記憶があります。(昔貰った「お薬手帳」を見て思い出しました。)
2000年6月のことです。この時、初めて「お薬手帳」なるものを貰いました。
それまで、先生がいろいろ手を尽くしていらっしゃったが、終にその方法も尽きたらしく、「ヘリコバクター・ピロリ菌」の駆除をしようということになりました。この時は投薬「一週間」で全てが終わるというものでした。この「一週間」は地獄でした。駅毎にトイレに駆け込むしまつでした。これが一度目でした。
二度目は、2017年10月のことです。風邪の治りが悪く、咳が止まらず、近所の内科(ふじみ内科医院)に掛かりました。この時は余り真剣に考えていなかったのですが、医者から「血圧が少し高め」だといわれました。これが二度目です。
三度目が今回で、4月4日(月)の夜中に、突然、咳が止まらなくなり、身体全体に力が入らなくなりました。娘・映瑠香の紹介で、東加古川の二宮内科クリニックに掛かりました。院は、症状を聞くと即座に喘息だといいました。今回が初めてだと言うと、胸(気管支、肺、心臓)が締め付けられることから来る喘息の発作ではないかということでした。 これが三度目です。
この時調合された薬に「食前」とあり、服用のタイミングがあることは知っていましたが、「服用のタイミング」とはどういうことか改めて興味をもちました。
食前とは
食前とは、食事の20〜30分前のことです。食べ物や胃酸の影響を受けたくない薬や、糖尿病の際に食事で高くなる血糖値を下げるための薬などは、食前に飲むことが多くなります。また、胃の調子を整える食欲増進剤や、食べたあとの吐き気を事前に抑える薬などは食前に飲むと効果的なようです。
食間とは
食間とは、食事の最中ではなく、食事と食事の間という意味です。
食事を終えてから約2時間後が目安です。空腹の状態で飲むと吸収が良い薬や、胃の粘膜を保護するための薬などは食間に飲みます。
食後とは
食後とは、食事が終わって20〜30分後までのことです。食事の後は胃の中に食べたものがあるので、胃への刺激が少なくなります。食後の薬は飲み薬の中で最も多いタイプです。主に食べ物と一緒のほうが吸収が良くなる薬や、空腹時に飲むと胃を荒らす薬などは食後に飲みます。
食事ができなかったからといって薬を飲まないと、体内の薬の量が低下してしまい、効果が得られないことがあります。クラッカーやクッキー1枚だけでも胃に入れてから薬を飲めば、食後に近い状態になり、胃の保護にもつながります。糖尿病の薬では食事をとらないで飲むと、血糖値が下がりすぎるので注意が必要です。
食前・食間・食後には、それぞれ意味があり、食事によって変化する胃の状態に合わせて服用時間が決められています。また、これ以外にも食直前(食事の直前)や食直後(食事のすぐ後)、就寝前、もっと厳密に何時と何時など医師が指定する薬もあります。
いずれにしても正しい飲み方をしないと効果がでなかったり、副作用が現れたりすることがありますので、決められた服用時間を守りましょう。
【関係先サイト】
〇 中外製薬HP