スケルトンハウス‐きまぐれCafe

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天保山に登った!?

2009-11-28 12:09:53 | 日記・エッセイ・コラム

  9月21日(月)に天保山に登りました。シルバーウィーク(9月19日~23日)の中日です。
 天保山で“登った”は可笑しいだろうって?
 事実はそうだけど、国土地理院が山として地図に記載しているのだから、山頂を制覇したからには「登った」と言いたい!

 こんな言い合いが何故おきるのかは、天保山を知っている人でなければ理解できないことだろうと思います。

 8月のある日、女房と話をしていたときのことです。結婚して30年以上、神戸に住んでいるけど、大阪に遊びに行ったことがないという話になりました。そこで、今度のシルバーウィークに大阪で遊ぼうということになりました。


001_osakaeriaMap
                    (「OSAKA海遊キップ・ガイドブック」より)

 女房は海遊館に行ってみたいとのことであったし、私は、国土地理院が認める“日本一低い山”の山頂にある二等三角点を自分の目で確かめたいと思っていました。

 天保山と海遊館のほかには、新世界・通天閣にもいってみようということになりました。
 海遊館のサイトを調べていると、阪急電車での「OSAKA海遊キップ」が販売されているのがわかりました。普段、阪急電車に乗ることもないので、この際、阪急電車を利用することにし、仕事の帰り、阪急三宮駅で「OSAKA海遊キップ」を購入しました。

002_osakakaiyukipu
                         (左が「OSAKA海遊キップ」   右は同封されているガイドブック)

 行程は、
阪急三宮9:41(特急)→梅田
大阪市営地下鉄 御堂筋線梅田10:12 →本町
大阪市営地下鉄 中央線本町10:27 →大阪港
大阪港駅から天保山マーケットプレースまでは徒歩5分なので、到着予定時刻は10:35

003_kaiyukipueria
                    (「OSAKA海遊キップ・ガイドブック」より)

 当日の朝は8:30頃に自宅を出発しましたが、事故で電車に遅れが出ており、海遊館に着いたのは予定より30分の遅れ。海遊館では入場整理券を配っており、手にした整理券に記載されていた入場時刻は12時10分。

 整理券配布の列に並んでいる間に、天保山マーケットプレースの45店で使えるプレミアムクーポンを配っていました。

004_kupon

 これは、天保山マーケットプレース総合案内所に「OSAKA海遊キップ」を提示すると貰えるとされていたものです。


 海遊館入館までの間、隣接する「世界最大級」と称している大観覧車に乗ることにしました。

 「OSAKA海遊キップ」とセットで貰えるガイドブックに、観覧車の割引クーポンが付いていたので、これを利用しました。

005_kanransha

 搭乗ゲートは10月31日のハロウィンで装飾されており、その前で記念写真の撮影を勧められ、いわれるままに撮影に応じました。今まで自分自身が被写体になることが少なく、照れ臭いものだと思いながら。。。

006_kabocha

 もともと高い所が苦手な二人なので、観覧車で「怖い、怖い」と言うばかり。眼下の景色なんか目に入らない。そんな中、私たちの乗るゴンドラがほぼ頂点に達したとき、観覧車が停止した。

(えっ?なに?)

「車椅子の方が乗られますので、約5分停止します。」

とのアナウンス。

(ひえ~ やめて~ ゆれてる~)

 観覧車の通常の所要時間は約15分。今回は20分超。まだ時間があるので、マーケットプレースをぶらついて、うどん屋の“ぶっかけうどん”で昼食。

(しまった!クーポン使うの忘れた)

 海遊館は15:00頃までいました。ビル7階建ての高さでのドーナツ型の二重の大水槽を、水槽に挟まれた回廊で上から1階まで下りながらの見物です。

(マンタ オニイトマキエイ)

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(ジンベイザメ)

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(マンボウ)

009_manbo

大きなジンベイザメやオニイトマキエイなどに驚嘆。



010_esayari

 飼育員が潜水しての餌付けに感嘆し、ふれあいコーナーでエイを触ってはしゃぐ。動物は時間が経つのを忘れさせてくれます。

 海遊館を出ると、すぐ傍の「天保山緑化公園」に向かいました。この公園こそが「天保山」本体なのです。
 公園に入る石段を10段ばかり上がると、門と塀があり、その塀には江戸時代の天保山の様子が描かれています。

011_hekiga

 この塀の絵に感心しながら、公園の奥へと進むと、地面に埋め込まれた「二等三角点」を見つけることができました。

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 石畳に埋め込まれているのが、国土地理院が山頂であることを示す「二等三角点」です。 (国土地理院の地図はこちら。)

 右側の小さな看板は、天保山山岳会の『登山証明書』発行の案内です。

 天保山の概略については、後でお話するとして、ここには30分程度いました。

 15:30過ぎ、天保山ハーバービレッジを後にし、大阪港駅から地下鉄で新世界・通天閣へと移動しました。

           大阪市営地下鉄 中央線 大阪港天閣へと移動しました。→本町
           大阪市営地下鉄 堺筋線 堺筋本町→恵美須町


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                    (恵美須町駅から望む通天閣)


 通天閣に上るのに1時間30分強の行列。筋向いの“串カツだるま”も長蛇の列。通天閣に上る人達に若いカップルが多いのには驚きました。

 展望チケットを購入する際に「OSAKA海遊キップ」を提示して料金の割引をゲット!

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 展望台に上がって、先ずは“ビリケンさん”へ。
 ビリケンさんの足を摩って健脚でいられるように願掛けをしました。

015_birikensan

 ビリケンさんを撮影していると、立て続けに3組の若いカップルから、

「シャッターお願いしていいですか。」

「いいですよ」

「すません。お願いします。」

「はい、どうぞ」

「私たちもお願いしていいですか。」


 展望台からの眺めは、殆どがビル群ですが、北から東の方向には、遠景で生駒山や信貴山を望み、ほぼ東の眼下に天王寺動物園の森。この方向が唯一ホッとできる景色でした。

 通天閣を下りたときは18;00を過ぎていましたので、続きはまた時間をつくって来訪することとし、帰宅の途に就きました。


<天保山の概要>

016_tenposanMap 天保山は、大阪市港区3丁目の天保山ハーバービレッジに隣接した『天保山緑化公園』北隅にあります。 標高4.53メートル。公園に入る石段を10段ばかり上がります。地理的位置表示は、北緯34度39分29秒、東経135度25分58秒となります。公園で一際目を引く『明治天皇観鑑之碑』の東側が山頂になります。

 国土地理院発行の地形図に山名が載っている山の中では日本一低く、山頂には二等三角点が立てられて(?埋め込まれて)います。

 1831年(天保2年)から2年間行われた、安治川の浚渫・治水工事の際の土砂を河口に積み上げてできた人工の山で、当時は20mほどの高さがあったとのこと。標高がいまの高さになったのは、近年の地下水の汲み上げによる地盤沈下によるものとのことです。

 山岳会があり、登山者が所定の手続をとれば『登山証明書』を発行してもらえるようです。山頂付近にある小さな掲示板に、その旨の記載があります。











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