昔、祖父や祖母が、雨の日や雨が近付いているとき、膝が痛むとか、古傷が痛むといっていました。
湿度が高くなるとか、気圧が低下するなど、気象の変化が体調不良を引き起こすといった、病状の変化が天候と密接に結びついているような病気のことを気象病とか気候病と云うようです。
一般的に人間の体は気象の変化に合わせて調整する機能が備わっていますが、この調整機能が弱いと様々な病気を発症したり、病状が悪化したりします。
人間の体は高性能ですが、その分繊細で、異変にはとても弱いものです。
雨の日に体調が悪いなどということは、気象病でなくても誰にでもあることだと思います。
季節病と云われるものもあるようです。
気象病が気象の変化によって病気が発症するのに対し、季節病は季節の変化で病気が発症します。
気象病が発症する気象条件は、寒冷前線の通過やフェーン現象などが考えられています。
寒冷前線が通過するときには風向きの急変や突風が吹くなどの変化があり、前線の通過後は気温の降下や気圧の変化が発生します。
またフェーン現象で気温上昇や気圧変化、湿度変化などが発生しますので、これらの変化が気象病を引き起こす要因となると考えられます。
気象病の症状は沢山ありますが、特に関連性が指摘されているのは、
○傷跡の痛み
○心筋梗塞
○リウマチ
○神経痛
○血栓
○胆石
○気管支喘息
○急性虫垂炎
○感冒
○脳出血
などがあります。生命に係わる症例があり、決して侮れません。
列挙した病気以外にも、生命の存続に影響するような幾つかの病気にも関連性があるのではないかと専門家が指摘しているものがあるようですので、注意を怠らないようにしておきたいものです。
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