ベンチマーク

GTI（ゴルフ）はいわずと知れたCセグのベンチマークという事に異論の余地はないでしょう。
そしてEセグの場合もまた、メルセデスのEクラスが不動の地位にある事も常識であります。

私はEクラスをとても好意的に捕らえられる数少ない車種の一つに挙げています。
他人にフル４シーターで最高の乗用車と聞かれれば、すぐさまEを躊躇無く挙げる事にしています。
誰が乗っても最先端の技術とFRにおける操作性などを感じることができる事でしょうし、マニアックなテクノロジーをも搭載していても、それを目に見えるところにあからさまにしないのがMB流なのでしょう。

次期モデルが媒体を騒がし始めましたが、いまピンときていない方も引き込まれてしまうのは時間の問題でしょう。
ヘッドライトコントロールの装備の多さには舌を巻くものがあります。
しかしこんな装備も？年後には当たり前となり、マイノリティ・リポートの様な時代がいつしか来るのを予感させます。
なにより隙がないのがこの車であって、デザインに関してはいつもコンサバで時代を半歩先取りし、基幹部分にも先端技術を余す所無くつぎ込み日進月歩しているのを遠目からでも感じ取ることが出来ます。
BMWやAUDIなどと絶対的に違うのは、仕事や趣味でドロドロに疲れた体を自らハンドルを握って移動させる手段としての使い勝手でしょうか。つまり「余分な事に気を取られずに黙々と運転できる」と書くと大げさに聞こえるかもしれないが、こればかりはオーナーとなって疲れた体に鞭打って走る状況になった時にはじめて感じ取れることなのかも知れません。

軽快なハンドリングと矢の様な直進性能は相反する所ですが、アジリティを謳ったW204などはどうなのでしょう、気になりますねぇ。