「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

カタコト

2008年05月27日 | 今日のお仕事 
英語の答案を丸つけしていると
「この子たち本当に中学生?」「本当に日本人?」
と思ってしまうことがあります。

英文和訳の解答が、たとえば

「私はバスケットボが好きではありません」とか
「アキが私に電したとき眠てました」とか
「私は10才のとき、私はサッカファでした」とか
「私たちは学校彼の両親見ました」とか
「私きのう学校行きませんでした」とか
もう、挙げたらきりがないくらい誤字脱字のオンパレード。

中には、単なるうっかりミスと思われるものもあるけど
ほとんどが本気で書いてコレ。

たまに「『ら』ってどうだっけ?」
と、ひらがなをど忘れする生徒もいたり。 (カタカナの方が「ど忘れ率」

日本人のくせに日本語が不自由なんて…。
いったい今までどういう教育を受けてきたんだろう?と思ってしまいます。


しかし、そんな現状をよそに
国は小学校から英語を必修にする方針を打ち出しています。

個人的には、「英語なんてやってる場合か?」って思うんだけどな~。
言語は、自分の考えをまとめ、他人に伝えるための手段に過ぎないんだから
まずは母国語をしっかり学んで、自分の気持ちを言葉にあらわす術を
身に付けるべきなんじゃないかなあ。

上記のような解答を書く子どもたちと接していると
このまま大人になって大丈夫なのかな?
と心配になってしまいます。

たとえ英語が話せるようになっても
アメリカ人と対等な会話は無理のような気がする…。


英語教育の強化、小3から「必修」求める…gooニュース


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