タチツボスミレの変種にアカフタチツボスミレというのがある。
葉の葉脈沿いに赤い斑が入るもので、石灰岩地を好み、自生地では小群落を
形成する傾向があるという。
県北で石灰岩と言ったら登米市の錦織~嵯峨立地区、山地に帯状に分布
しているので、早速探してみることにした。
石灰岩地帯の沢沿いを、林道が東へ上がって行く。
路傍にタチツボスミレの花を見つけては、丹念に一株ずつ赤斑の有無を
チェックして歩くの . . . 本文を読む
栗原市沼倉地区の、渓谷沿いの斜面に咲いていたキクザキイチゲですが、残念な
ことに点々としか咲いていませんでした。
ここは標高が200mほどしかありませんし、冬季は栗駒山の風下になりますから雪が
少なく、株それぞれの都合で自由気ままに咲き始めるのでしょう。
多雪地域ですと、雪解けの傍から一斉に咲き始めますから、お花畑になるのですが。
無いものねだりをしても仕方ありません。
ここは咲いている花を撮って . . . 本文を読む
同好の先輩から「気仙沼市本吉町のサクラソウの自生地、今が花の盛期です」と
Eメールが入った。そこは比較的花の時期が遅い場所で、例年なら5月20日でも
花を楽しめる場所なんですよ。
そこが今見頃なら、大崎市南東部にある自生地では既に終盤かも・・・
Eメールのあった翌日、慌てて自生地を訪れました。
二枚とも2015.5.4撮影
ここは . . . 本文を読む
登米市日根牛地区の、峡谷沿いの険しい林道を上がっていくと、開けた谷に出ました。「開けた谷」などと、相矛盾するような表現になってしまいましたが、実際にそんな地形なのですから仕方有りません。例えれば、大きく開いたU字溝のような地形ですね。そこには杉の大木が林立しているのに、下草が豊かに茂っています。適宜間伐され、林床に十分な陽射しが差し込んでいるからなのでしょう。登米町森林組合のキャッチコピーが「緑と . . . 本文を読む
大崎市南東部の丘陵地、先にアップしたサクラソウ自生地に程近い藪の中、
実は耕作放棄地なんですが、年月を経て木が大きくなり、蔓が蔓延って、
まるでジャングルのようになっていました。
当たり前に道路や登山道を歩いていても、大したものは見つかりません。
人が分け入らないような藪の中にこそ、面白いものがあると思っています。
今回見つけたのがトリガタハンショウヅル。
関東地方が北限と言われていますから、北限 . . . 本文を読む