新橋演舞場からの帰り道、久し振りに築地周辺を歩いてみました。
仕事の関係で新橋演舞場近辺には時々足を運ぶのですが、ほんの少し離れた築地はかなり久し振りでした。
土曜の夕方ということもあり、築地市場近くの食堂も営業しているお店は少なめです。
最近、マグロの漁獲量の事が話題になっていますが、数年後には鯨とはいわないまでも気軽に食べられない食材になってしまうのでしょうか?
そんな様子を見ながらたどり着いたのが、この築地本願寺でした。
浄土真宗本願寺派本願寺築地別院というのが、ここの本当の名称だそうです。
建立当時は現在の浅草近くにあったそうですが、有名な振袖火事で焼失してしまったそうです。
その後、築地の地に再建を果たして築地御坊と呼ばれて親しまれていたそうです。
それも関東大震災によって崩壊し、再び再建されることになりました。
昭和6年、帝国大学工学部教授 伊東忠太博士の設計によって、古代インド様式を取り入れ昭和9年に落成したそうです。
外観はインド様式の石造りながら、内部は桃山様式の荘厳な雰囲気を持たせています。
私の中でも、インド様式の寺院というものがイメージに無いため、夕陽を受けてたたずむ様子は、一瞬海外に移動をしてしまったかのような錯覚さえ感じさせます。