去年の大晦日から始まった、芝居三昧の日々。
今週の月曜までで、9本。
今月後半にも2本を予定で合計11本は、普段の私の生活からみれば異常なほどの多さ。
時には、4日で3本を観た週も。
そのためか、ちょっと温泉巡りをし過ぎて湯あたりをしたかのような気分に。
実際は、心地よい疲れと言った方が良いのかも知れませんが、それぞれの印象に残ったフレーズやシーンが今でも頭の中に浮かんできます。
(↓正確ではないので、間違っていたらお許しを。)
【朧の森に棲む鬼】でライが叫んでいた『・・・俺の血で、この朧の森を真っ赤に染めてくれよう!』のくだり。
【ひばり】で悔悛したジャンヌが、『・・・こんなの、ジャンヌじゃない!』と叫び、火刑を望むシーン。
【オペラ座の怪人】クリスティーヌが、『エンジェルオブミュージック、昔は心ささげた。』、『絶望に生きた哀れなあなた。今見せてあげる、女の心』と歌い上げるシーン。
ラストでファントムが『我が愛は終わりぬ。夜の調べとともに。』等など。
そんな中で、『ひばり』で異端審問官を演じられていた、壌 晴彦さんの声は特に魅力的で印象に残っています。
劇場で渡された公演パンフレットの中に、壌さんが主催されるワークショップの案内が目にとまりました。
中でも、正しい発声、美しい発音を軸としたワークショップとして「座・朗読塾」、「座・国語塾」など、興味深いものが。
相手と向かい合っていれば、言葉で大半の思いは伝わるものですが、選ばれた言葉を使い美しい響きを奏でることができたら素晴らしいことだと思います。
【オペラ座の怪人】で聞く素晴らしいテノールはムリだとしても、「正しい発声・発音や正しい伝え方」ならば努力で身につけれらそうです。
できることなら、受講したいものです。
仕事での時間のなさを理由にはしたくないけれど、現状ではムリなのが残念です。