17日の初日を目前にして、劇団四季のWICKED プレビュー公演が開催されました。
幸運にも、blog記者として招待され、公演を楽しみ事ができました。
つい3ヶ月前まで、オペラ座の怪人を観るために通った四季劇場・海ながら、いつもと違う空気に入場前から気持ちが高まってきます。
劇場への階段を昇りきると招待者用の受付があり、18時の受付開始直後に着いたにもかかわらず、座席が記されたチケットが入っている封筒の残りは数えられるほど担っていました。
自分で好きな封筒を選び、プログラムやプレス向けのニュースリリース、『PRESS』のシールを受け取り、いざ劇場内へ。
チケットを取りだしてみると、御招待券の印字のあるチケットに記された席は、なんと1階5列20番。ほぼ舞台の真正面の席でした。
ここまで舞台に近い席は、初めてです。
ロビーへ入り、まずはキャストをチェック。
キャスト表を手にする人や、写真を撮る人達で混み合っていました。
WICKEDグッズの売店は、まるでファンシーショップの様な状態です。
とてもゆっくり眺める余裕など無いため、早々に客席へ。
入った瞬間に、舞台上部のドラゴンに驚かされました。
写真:劇団四季(転載不可)
眺めているうちに、気持ちは既に魔法の国へ導かれています。
オーケストラピットから響いてくる音色は、これから始まる舞台への期待を高めてくれています。
劇場のアナウンスも終わる、束の間の静寂に包まれると、いよいよWICKEDのスタートです。
オープニングから、予想外のスタートに驚かされまた。
華やかな衣装をまとった沼尾みゆきさん演じるグリンダの、意外な登場にも。
濱田めぐみさん演じる、緑色の肌を持つエルファバ。
2人を中心に、物語は素晴らしい歌声があり、笑いに包まれ、感動の涙にと、観るものを釘付けにしてくれます。
特に1幕ラスト、Defying Gravityで意を固めたエルファバの歌と演出には、呼吸を忘れて見入ってしまいました。
ふと気付くと、周囲の女性で涙ぐんでいる人の姿も。
2幕以降、謀略により善い魔女とされてしまったグリンダと、悪い魔女とされてしまったエルファバ。
友や思いを寄せる相手、家族への思いが、本来と意図を解してもらえずに辛くあたられてしまうシーンは観ていて辛い思いになります。
ラストへ向けてストーリーは進み、グリンダとエルファバは意を決し、互いに与えられた魔女を全うしていくことに。
追われたエルファバは・・・。
ラストシーン。ここも、驚きのシーンが。
ぜひ、この舞台を実際に観て、感動を味わっていただきたいです。
ストーリーの中では、オズの魔法使いでお馴染みのキャラとの繋がりが所々現れます。
どのシーンがどう繋がるのかも、観ていての楽しみの一つでしょう。
それと、オペラ座の怪人でクリスティーヌを演じていた沼尾さんのコミカルなシーンも、なかなかのものです。
可愛らしい表情とコミカルな演技は、必見です。
初見の濱田めぐみさんの歌声も、素晴らしいですね。
カーテンコールでも、沼尾さんの笑顔が印象的でした。
最初との登場では、濱田さんと笑顔で抱き合うシーンも。
スタンディングオーべーションの観客の反応からも、今日の舞台の素晴らしさが伝わってきました。
既に本公演のチケットを確保しているものの、公演日は秋を迎えるころのもの。
それまで大人しくまっているのは、難しそうです。
興奮冷めやらぬまま劇場を出ると、ちょうどイルミネーションがイベントを終えたところでした。
美しいエメラルドグリーンのイルミネーションに、観終えたばかりのステージを思い出している方も多かったのではないでしょうか。
四季劇場[海] | 2007年6月15日プレビュー公演 |
グリンダ | 沼尾みゆき |
エルファバ | 濱田めぐみ |
ネッサローズ | 小粥真由美 |
マダム・モリブル | 森 以鶴美 |
フィエロ | 李 涛 |
ボック | 金田暢彦 |
ディラモンド教授 | 武見龍麿 |
オズの魔法使い | 松下武史 |
【男性アンサンブル】 | 三宅克典 |
脇坂真人 | |
品川芳晃 | |
白倉一成 | |
西野 誠 | |
清川 晶 | |
上川一哉 | |
成田蔵人 | |
永野亮彦 | |
【女性アンサンブル】 | あべ ゆき |
荒木美保 | |
今井美範 | |
宇垣あかね | |
遠藤珠生 | |
有美ミシェール | |
長島 祥 | |
間尾 茜 | |
レベッカ ヤニック | |
指揮 | 井上博文 |