マンマ・ミーア!を観に、静岡へ行ってきました。
今回は、比較的近い事もあり、行きは普通列車を乗り継いで行く事に。
最寄り駅から東京駅までは、目を閉じていても何が見えるか言えそうなほど見飽きた景色のため、座ってしまうと直ぐにウトウトと。
東京駅からは、熱海行きに乗車。
お盆の時期で、早い時間のためか、社内はガラガラ。
横浜を過ぎると、ローカル列車の旅と言う気分になり、眠さはどこかへ。
熱海で三島行きに乗換の時間を使って、駅のトイレへ。
水道の水がすっごく冷たかったのに驚きましたが、井戸水でも使っていたのでしょうか?
ここからは、車両も短いため途中までは立ったまま、外を眺めていました。
途中、開いたドアからオニヤンマに襲撃されそうになりました(笑)が、無事静岡へ到着しました。
一昨年7月の、美女と野獣以来です。
前回以上に夏の強い陽射しのもと、静岡市民文化会館までは、ちょっと辛いですね。
客席で開演を待っていると、聞き慣れた場内アナウンスは、注意事項の後に「過敏な方々へ、本公演では厚底ブーツやとびきりファンキーな衣装が多用されておりますので、ビックリ仰天なさらいように。」とのこと。(笑)
オーバチュアが終わると、谷口さんのソフィが歌う、「I Have a Dream」。
今まで、ベンドラ(春のめざめ)、リーズル(サウンド・オブ・ミュージック)、シラバブ(Cats※これは、ヒトではないですね。)と年下の役ばかりでしたが、すごく良い感じですね。
今まで彼女が演じていた役の中では、一番好きです。
生で観る事は出来ませんでしたが、健康的なイメージの江畑さんのソフィと比べると、かなりスレンダーですが、気になったのは最初だけでした。
アリの荒木さん?のお腹が、ちょっと気になったは、ここだけの話と言うことに。
アリとリサと、ソフィ。
仲の良い3人組は、ドナとロージー、ターニャの3人同様ですね。
濱田ドナは、「Mamma Mia」でのダディズの誰かの台詞ではないけれど、全然歳には見えないです。
ペッパーがドナに惹かれずにターニャに惹かれるのが、理解できないくらいです。
それにしても、ダディズの出現にドナの驚き様は凄いですね。
「Chiquitita」驚きに自信を失っているドナを元気付けている、ロージーとターニャ。
3人の歌声が、心地よいです。
ダディズ3人のうち、やはり目立つのは、阿久津サムの若さ。
デビューの広島では、台詞のピッチが不自然に感じられる程ゆっくり喋っていたそうですが、多分に明戸ハリーの喋り方にも影響されているのかなとも思ってしまいました。
20年の時が立ったとは言え、ドナが本気になった相手だけにもっと情熱的でも良いのかなとも思えてきます。
ワイルドイメージな野中ビルでさえ、いざエスコートとなるとナーバスになってしまうくらいですから、3人とも結構真面目な人達なのかなとも。
若い頃は、別人だったってことか?(笑)
涼太スカイは、オペラ座の子爵様同様に育ちの良い青年ですね。
しっかり者と思いつつも、結婚式当日の朝、ソフィの言葉に圧倒されたドナのとばっちりを受けてタジタジになっているのには、笑ってしまいました。
それ以上に笑えたのは、2幕冒頭のソフィの悪夢に登場した時の花嫁姿。
1人身勝手な行動をとったソフィの行き詰まった気持ちを再現しているのでしょうが、ソフィがこだわった純白の花嫁姿のイメージなんでしょうか?
後にスカイがソフィとの口論の際にスカイが口にする台詞に、繋がっているのかな?
「Super Trouper」では、後方から手拍子が。
ただ、客席としては手拍子はしたくないようでしたが、お一方だけが執拗に続けていました。
普段の舞台はどうなのかは解りませんが、聞いていて少し辛いです。
「Our Last Summer」でのドナとハリーのナンバー、明戸さんの声が心地よく響きます。
「Slipping Through My Finger」イントロを耳にした途端に、涙目になってしまいました。
ソンダンの時のイメージが、しっかり脳内にインプットされているようです。
それでも、実際にストーリーの流れの中で観ていると、少し前にドナに散々噛み付いていたソフィとドナの会話があり、喧嘩をしても2人きりで生きてきた母と娘の絆を感じ、いっそう歌声が心に響きます。
父親と息子では、描けないシーンですね。
ドナがサムの言葉を遮り、歌い上げる「The Winner Takes It All」は、濱田さんの聴かせどころですね。
「Take a Chance On Me」
ソフィの結婚式直前、ロージーがビルに迫って行くシーンを観ていると、なぜこんなに簡単にカップル誕生?
クレイジー・フォー・ユーの、アイリーンとランクを思い出してしまいました。
結婚式の最後に用意されたドンデン返し的なシーンは、解っていても楽しめますね。
オバカなドナとサムの秘密も解り、1/3ずつのダディズと。花嫁と花婿。
本当に、「人生は最高だよ~♪」な、ミュージカルです。
カーテンコールも本編以上に、楽しくて最高です。
客席を見渡すと、数は少ないもののペンライトがチラホラ。
思わず、欲しいと思ってしまったのは、私だけではないはず。
こんなに楽しめるのなら、12日のイベントに参加してダンスをマスターすべきだったかなと、ちょっと後悔も。
東京凱旋が、待ち遠しいです。
静岡市民文化会館 | 2010年8月15日 |
ドナ・シェリダン | 濱田めぐみ |
ソフィ・シェリダン | 谷口あかり |
ターニャ | 八重沢真美 |
ロージー | 青山弥生 |
サム・カーマイケル | 阿久津陽一郎 |
ハリー・ブライト | 明戸信吾 |
ビル・オースティン | 野中万寿夫 |
スカイ | 鈴木涼太 |
アリ | 荒木美保 |
リサ | 木内志奈 |
エディ | 中村 匠 |
ペッパー | 大塚道人 |
【男性アンサンブル】 | 田辺 容 |
廣野圭亮 | |
柳木 優 | |
渡井真一 | |
キムスルギ | |
ソルドンギュ | |
チョジョンファン | |
【女性アンサンブル】 | 合田友紀 |
平田曜子 | |
小林英恵 | |
細見佳代 | |
大場沙耶 | |
海野愛理 | |
キムサラ |