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サウンド・オブ・ミュージック 1月31日

2013年01月31日 23時42分00秒 | 観劇

キャストがガラッと変わってしまった、サウンド・オブ・ミュージックを観てきました。
「朝の祈り」
福岡では終盤に佐和さんと交代してしまったため、秋山さんの修道院長は昨年6月の大阪以来です。
歌い出しは、ちょっと掠れ気味の声かなとも思えましたが、舞台に戻ってきた時のいつもの感じでした。
上手側から出てくる女性シスターの最後から2人目の方ですが、低めの声が一際響き渡っていましたが、どなただったのか?
「サウンド・オブ・ミュージック」
大阪初日以来の、はるちゃんのマリアです。
アスペクツでホッソリしたままですが、私としてはマリアは以前の感じのはるちゃんの方が似合っていると思います。
先日、智恵さんの仕草について、丘を降りてきて傍らの花に手をやり、時計を見ることを止めてしまったことを書きましたが、こちらは逆に今までやっていなかったこの仕草をしているのに驚きました。
智恵さんほどは、ハッキリと時計を見ないでチラッと視線を向けるだけでした。
歌い終わると丘の上まで駆け上がり、手を伸ばして跳ね回っているのは、相変わらずです。
あと一つ、気になったことが。
丘に座って歌っていますが、スカートの裾を3回くらい拡げ直していました。
直ぐに立ち上がるので、直すまでもないように見えましたが、上方の席からでは乱れて見えたのでしょうか?
それとも、スカート自体が気になったのか?
ステージ前方から丘に戻ったとき、他のマリアはスカートの裾が大きく拡がるほど勢いよくターンをしますが、はるちゃんは逆に拡がらないようにしているかのようでした。
「マリア」
シスター・ベルテの久居さんの発音が一音ずつ区切り過ぎている感じが気になりましたが、以前と変わらない印象でした。
修道院長が16人の見習いのシスターとして採用することを告げるとき、山本貴永さんは穏やかな笑顔で聴いていますが、久居さんは少しだけ笑顔を作るだけと、対照的でした。
怒り方は同じくらいのレベルです。
エルバーフェルド男爵夫人からシスター・ソフィアに変わった山本志織さんは、以前と変わらず優しい表情です。
「私のお気に入り」
修道院長が歌い出すと、制止しようとするマリアですが、智恵さんと比べると諦めて笑顔になるまで結構時間がかかっています。
歌い始めると、可愛らしいです。
「自信をもって」
シスター・ベルテに歌を注意された時、「歌う許可があります♪」は、笑顔が少なく落ち込んでいる表情です。
これとは対照的に、トラップ家へ向かうことを心に決めた後は、元気いっぱいです。
勢いよくギターケースを振り回すので、ちょっと怖い感じがしたのは私だけでしょうか?
トラップ家の地図をポケットに仕舞うとき、入り難かったようでした。
この日は、トラップ家を去るため服を着替えて階段を下りるとき、スカートが階段の飾りに引っかかり、手で外したりしていました。
ポケットと言えば、マックスも最初の登場シーンでエルザのコーヒーカップを横取りした後、手帳をジャケットのポケットに仕舞えず、持て余したあげくにジャケットの胸ポケットに収めていました。
これも、珍しいです。
「トラップ家」
青山さんの後の諏訪さんなので、フランツに違和感はないです。
佐藤さんのシュミットは、私は一番良いと思います。
台詞の間とか、滑舌の良さ、表情などなど。
で、注目の深水大佐。
ガッシリした体格にスーツ姿は、これだけでもカッコ良いです。
台詞回しも含めて、大佐としての貫禄も十分です。
雰囲気的に少し前のめり気味で喋っている様子は、多分にムファサ王がイメージされてしまいます。
踵を鳴らすのは、しかっり音が響きます。
笛は、行進のリズムを取るとき、ちょっと音が掠れ勝ちです。
「ドレミの歌」
子供たちとの心を開こうと頑張るものの上手くいかず「ウォウ、ウォウ、ウォウ」と歌うシーンは、智恵さんよりは困ったような表情をしています。
ここのシーン、土居さんが一番良い表情をしますが、他の人も同じくらいやって欲しいです。
その方が、グレーテルが最初に反応してくれた時の笑顔も良くなると思います。
行進を初めてソファに飛び乗ったマリアですが、はるちゃんは顔の前で両手で子供たちに手招きをしているのも変わらずかな。
この日もフリードリッヒは、香取君。
相変わらずクッションのトスが、危ういです。
滞空時間が長いので、はるちゃんはキャッチした後ソファに叩きつけるように荒っぽくクッションを放り投げていました。
ここまでみていると、この日のはるちゃんですが、動きがなんとなく確認をしながら動いているかのようで、ちょっとぎこちなさが感じられました。
「もうすぐ十七歳」
若奈さんのリーズルは、見た目も表情もリーズルのイメージに合っていると思います。
石毛さんのロルフとも仲が良さそうで、良い感じに見えます。
気になると言えば、ダンスが他のリーズルと比べると今一つかなと言う印象でした。
石毛さんのロルフですが、前回よりも歌が良くなったというか、ロルフデビュー時に戻ったような気がしました。
「ひとりぼっちの羊飼い」
マリアの部屋に布地を届けに来たシュミットとマリアの会話ですが、やはり佐藤は良いですね。
丹さんやはにべさんでは、「奥様が生きていらっしゃる頃は・・・」の辺りがおどろおどろしくも聞こえたりするのですが、会話がスムーズに耳に入ってきます。
昔を思い出しながら笑みを浮かべながら語っているのを見ると、大佐とたちの演奏している光景が浮かんできそうです。
祈りを捧げながら、はるちゃんのマリアは目を閉じて大階段の時の並び順を思い出しているかのように子供たちの名前を挙げています。
はるちゃんしかしない仕草ですが、結構好きです。
「トラップ家の庭」
西田さん自身は今までと変わらないと思うのですが、深水さんの大佐と一緒にいるとまた違った雰囲気にも見えてきます。
芝さんや村さんの大佐よりも、照れが少ない感じです。
マックスが大佐とエルザの仲を取り持とうと、2人の背中を両手で押しますが、深水さんが全く動かず、エルザだけが大佐の胸に飛び込んでいました。
マリアに子供たちへの姿勢を問い詰められた大佐が怒りますが、結構怖いです。
それだけに、エーデルワイスを歌いながら戻ってきた子供たちを驚きの眼差しで見、共に歌い始めると口元に笑みを浮かべ優しい父親の眼差しに変わっていきます。
この辺りから、私の目に涙が溢れてきます。
子供たちを抱きしめながらマリアを見るのですが、笑顔で子供たちを見つけていたマリアも涙ぐんでいる感じでした。
エルザはマリアの存在を気にしていましたが、田野さんほど冷ややかな視線ではなかったです。
「パーティー」
クルトにダンスを教えるマリアは、以前のはるちゃんの教え方・褒め方が好きだったのですが、今回は普通の感じになっていて、少し残念でした。
クルトに続き大佐とダンスをするマリアは、途中で笑顔を見せていて、ブリギッタが指摘するまでもなく「先生もお父様が好きなのよ!」という感じでした。
「さよならまたね」
フリードリッヒのボーイズソプラノに賞賛していた柳さんの男爵と勅使瓦さんのマックスでしたが、この日は林さんの男爵、遠藤さんの男爵夫人、神保さんのマックス3人が笑顔でフリードリッヒを褒めていました。
食事へ向かった後、トラップ家を出て行くマリアがギターを残していきますが、はるちゃん相変わらずギターケースを床に置く時に「ゴツン」と音を立てています。
はるちゃんのマリアならでは、なのかな?
「すべての山に登れ」
このシーンは、やはり秋山さんの修道院長の懐の深さがマリアを包み込んでいる様子が、とても良いですね。
秋山さんの歌声は、本調子までもう少しという感じですが、それでも十分感動させてくれました。
「大佐と子供たち」
エルザとの結婚を報告した時、子供たちへの「すごいだろう」が他の大佐とは大きく違い『どうだ、すばらしいだろう』とでも言っているかのように嬉しそうに話します。
それだけに、グレーテルが大佐に握られている両手を離すのが切ないです。
「ナチスと大佐」
ナチスに対する大佐の思いが、強く伝わってきます。
それだけに、マックスやエルザに対しても怖さを感じるくらいに強い意志を前面に出しています。
それでも、マックスにナチスからの電話に対応させようとしての強い口調での「行けよ!」が印象的です。
エルザが『あなたはナチスに逆らえる?』の問いに答えた時、一瞬「異国の丘」の神田が頭に浮かんできたのは、ここだけの話です。
「なにかよいこと」
智恵さんのマリアとは違うけれど、はるちゃんの表情も素敵です。
はるちゃんも、子供たちと接するより大佐との方が良い表情をしていて私は好きです。
「大佐の召還」
高林さんの提督、なかなかの貫禄があります。
ただ、このシーンだけとなると、林さんの男爵同様に少し勿体ないという気がします。
「ザルツブルク音楽祭」
最初に登場するマリアが自分のポジションに着くとき、智恵さんはナチスの紋章をやりきれない思いで見上げるのですが、はるちゃんはやはり全く見ません。
マックスと大佐のシーンですが、芝さんと神保さんは互いに目を見つめ合っているだけですが、深水さんは一言言葉をかけ目を見つめ合っていました。
その一言がどんな言葉なのか観ている側にも考えさせてくれます。

ラストのシスター達の歌声に涙するうちに、終演しました。

やはり何と言っても、深水さんの大佐が良かったです。
早く智恵さんとの組み合わせでも、観てみたいです。

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四季劇場[秋] 2013年1月31日
マリア 笠松はる
トラップ大佐 深水彰彦
修道院長 秋山知子
エルザ 西田有希
マックス 神保幸由
シュミット 佐藤夏木
フランツ 諏訪友靖
シスター・ベルテ 久居史子
シスター・マルガレッタ 保城早耶香
シスター・ソフィア 山本志織
ロルフ 石毛翔弥
リーズル 若奈まりえ
フリードリッヒ 香取直矢
ルイーザ 飯島乃愛
クルト 宮下尊信
ブリギッタ 岩田 唯
マルタ 池田 葵
グレーテル 内田未来
男性アンサンブル 白倉一成
高林幸兵
林 和男
野村数幾
武智正光
佐藤幸治
川島 創
小松貴行
女性アンサンブル 遠藤珠生
鳥海郁衣
大澤ゆかり
小島由実子
有村弥希子
辻 奈々
小川莉奈
山本詠美子