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サウンド・オブ・ミュージック 3月2日

2013年03月02日 23時44分00秒 | 観劇

やっぱり、深水さんの大佐は良いですね。
智恵さんがいないにも関わらず、手持ちのチケットが有るため、つい足を運んでしまいます。
28日に観たときは、はるちゃんの表情が良くて、可愛いマリアに思わず見入ってしまったのですが、今日は普段通りのマリアでした。

はるちゃんのマリアについて。
「サウンド・オブ・ミュージック」
『目を閉じて、耳を澄ませば~」緞帳が上がると、スロープに座った状態でスカートの裾を拡げ直しています。
これが、私には???
スロープを降りてくるまでは智恵さんと一緒ですが、今回から間奏の時に福岡までの智恵さんと同様に足下の草花に手を伸ばしています。
サビの所で舞台中央から走ってスロープに戻りますが、ターンは極めて控えめです。
智恵さんを始め土居さんや江畑さんも、ガードルが見えるくらいスカートが拡がるほどの勢いでターンをしているのと対照的です。
「ギターケース」
智恵さんはギターケースを床に置くときには片手を添え、音が立たないよう静かに置いています。
はるちゃんは、殆ど気にしていませんので、ゴツンという音がしばしば響きます。
「ドレミの歌」
『そういう時もあるけど、気にしないで~!』の後、子供たちを整列させてド・レ・ミを子供たちに振るとき、「ハイ!」なんて掛け声を掛けています。
これは、はるちゃんだけです。
フリードリッヒがトスするクッションを、ソファの上手側にスパイクをするように叩きつける感じで投げています。
ちなみに、智恵さんはソファの下手側に置いています。
「マリアの部屋」
祈りで子供たちの名前を挙げるとき、子供たちの立ち位置を思い出しながら1人ずつの名前を挙げていきます。
智恵さんはしないのですが、見る側には面白いです。
個人的には、初対面で直ぐに名前を覚えているだけに、そこまでするのかなとも。
リーズルにガウンを渡しベットに入るとき、パジャマの裾をあまり気にしません。
28日は下着が見えるほどはだけていました。細かい事は、気にしない性格か?
「シスターになるんです」
つまみ食いをしたクッキーをエルザに差し出して仕舞った手を、掌を合わせて合掌します。これも、はるちゃんだけです。
「トラップ邸を去るマリア」
大階段を降りてきて振り向いた時、床に置いたギターケースに自分の思いを込めるかのように手を添えます。
この仕草、私はとても好きです。
智恵さんは、階段を見上げて去らなければならない胸の内を表現しています。
「大佐の婚約」
『本当なの?』の言葉と共に、深く落ち込みます。
智恵さんよりも、落ち込み度大です。
「結婚のお祝い」
エルザと大佐が気まずくなっている所に飛び出したマリアが、空気を読めずにお祝いを言いますが、智恵さんは躊躇いの表情のあとに意を決した感じで言いますが、はるちゃんは割と明るい表情で言ってしまいます。
「ザルツブルク音楽祭」
早変えの後舞台に登場し、ステージを1周します。
智恵さんの場合、柱に掛かるナチスの垂れ幕を見上げて表情を曇らせますが、はるちゃんのマリアは一切見ず笑顔で歌っています。
アンコールの「さよならまたね」では、子供たちが歌う姿を不安げに視線を向けています。
ざっと見て、こんな感じです。

深水さんの大佐で、気付いた事を。
「最初の笛」
あまり笛は得意ではなさそうです。
鳶が鳴いているような笛の音です。
子供たちを呼び出す時はきれいに音が出ていますが、マリアを呼ぶ笛の音はコミカルです。
マリアとの最初の対面時は、厳格な海軍大佐なイメージです。
「トラップ邸の庭」
エルザを迎えるとき、シュミットさんに向かってケーキスタンドのお菓子を「お勧めして」と小声で指示しています。
芝さんの場合は、声は出さず仕草で指示しています。
深水さんの小声の指示と言えば、もう一つ。
マックスがエルバーフェルド男爵の城の話題を出す前に、大佐がなにやら小声でマックスに声をかけています。
エルザに、パーティーの開催を言い出させるように仕向けているかのようにも感じられます。
最前に座る機会があれば、確かめてみます。
「子供たちの歌声」
マリアに叱責されたあと子供たちが歌うエーデルワイスを聴くと、硬くなっていた表情から、生前の夫人や子供たちの笑い声が聞こえてきたかのように口元に笑みが浮かび、何とも優しい表情で歌声を子供たちのハーモニーに重ねていきます。
この表情、私は好きで、思わず泣けてきます。
子供たちを抱きしめていきますが、最後にリーズルを抱きしめるとき、小声で「すまん」と声をかけています。
「ダンス」
クルトがやる『ウインドウ』見かねて出てくる大佐ですが、ダンスをしながら笑顔でマリア大好きモード全開です。
深水さんとはるちゃんの2人を見ていると、高校生が照れながら好きな相手とダンスをしているようにも見えてきます。
智恵さんと芝さんでは、そこまではないです。
「戻ってきたマリア」
マリアに対する思いが、言葉に素直に出ています。
エルザと分かれた後のマリアとの会話も同様ですが、言葉を噛みしめるように、でもマリアへの思いは強く語っています。
芝さんも思いは判るのですが、台詞を一気に話してしまうのが気になります。
芝さん『(神様が扉を閉めるとき、)代わりに窓を開けてくださるだろ?』
深水さん『(「神様が扉を閉めるとき、)代わりに窓を開けてくださる」。だろ?』
芝さん『子供たちだけじゃない。いや私も・・・。』
深水さん『子供たちだけじゃない。いや、私も・・・。』
僅かな違いですが、意味合いも変わってしまいますよね。
「ザルツブルク音楽祭」
はるちゃんのマリアがナチスの垂れ幕に目を向けないのとは対照的に、大佐が下手の垂れ幕に目を向けているのが印象的です。

エーデルワイスの歌は芝さんには及びませんが、変わらぬ思いは強く伝わってきました。
ぜひぜひ、智恵さんとの組み合わせでも観てみたいです。

山本志織さんと交互にシスター・ソフィアを演じていて、今週はアンサンブルに入っている兼田さんですが、一つだけ気付いた事が。
1幕終盤に見習いのシスターを案内していますが、修道院内の様子に感動した子に先を促すために手を叩きます。
あべさんや志織さんは笑みを浮かべて、「さっ、行きますよ。」と言う表情をするのですが、兼田さんだけは表情を変えないんです。
マリアや他のシスター達の前では温厚な笑顔を見せるので、この表情は意外でした。

役の割り振りでやむを得ないのですが、フォン・シュナイバー提督役が1幕のエルザのパーティでは反ナチス側なのは、何とも言えませんね。
ツェラー長官夫人が智恵さんチームでは種子島さん、はるちゃんチームでは鳥海さんが演じているんですが、
種子島さんではパーティで子供たちが歌う「さよならまたね」を、優しい表情で見つめているのです。この表情も、良いんですよね。
子供たちは多くの場面で、アドリブで会話をしているようです。
子供の組み合わせによっても異なりますが、「ドレミの歌」でマリアが判り易く説明していくと、グレーテルとマルタが「ドーナツ!」とか「レモン」とか2人で話しています。
戻ってきたマリアの前に大佐を連れてきたマルタが部屋に戻るとき「マリア先生、後で遊ぼうね」と言うこともいれば、「会いたかったよ~」と言う子もいます。
子供たちの会話に耳を傾けるのも、面白いかと思います。

まとまりのない感想を並べてしまいましたが、深水さんの大佐お勧めです。

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四季劇場[秋] 2013年3月2日
マリア 笠松はる
トラップ大佐 深水彰彦
修道院長 秋山知子
エルザ 西田有希
マックス 勅使瓦武志
シュミット 大橋伸予
フランツ 諏訪友靖
シスター・ベルテ 久居史子
シスター・マルガレッタ 保城早耶香
シスター・ソフィア 山本志織
ロルフ 石毛翔弥
リーズル 若奈まりえ
フリードリッヒ 香取直矢
ルイーザ 村尾夏穂
クルト 宮下尊信
ブリギッタ 三津間奈央
マルタ 伊草心南
グレーテル 中村茉稟
男性アンサンブル 白倉一成
高林幸兵
林 和男
小出敏英
菱山亮祐
藤木達彦
川島 創
蛭沼建徳
女性アンサンブル 遠藤珠生
鳥海郁衣
大澤ゆかり
小島由実子
長寿真世
辻 奈々
有村弥希子
兼田怜奈