なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

高齢者の肺炎

2012年06月29日 | Weblog

 86歳男性。脳梗塞の既往がある。呂律が回らないくなったという訴えで朝方救急外来を受診した。当直の外科医が頭部MRI検査をして、神経内科外来へと回した。MRIで新鮮な梗塞はなかった。胸部X線で明らかな右肺炎を認め、内科で入院となった。高齢者では、肺炎などの感染症で、意識障害や一見神経症状が出現したようにみえることが多い。点滴を開始して半分くらい入ると、脱水が改善するのか脳循環がよくなるのか、抗菌薬投与前に神経症状様の症状が軽快するように思われる。

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