85歳男性。外科外来に下肢の閉塞性動脈硬化症(ASO)で通院していた。泌尿器科のクリニックにも通院していて、そこでの定期的な血液検査で末梢血などに異常を認め、病院でみてもらうように言われた。外科に通院していたので、そのまま外科外来を受診した。検査すると、白血球増加症15000があり、骨髄芽球、前骨髄球、骨髄球、後骨髄球を認めた。貧血があるが、血小板数は正常域だった。腹部CTで巨大な脾臓を認めた。外科医から相談を受けたが、初めて見る巨脾だった。慢性骨髄性白血病と思われたので、がんセンターの血液内科へ紹介してもらうことにした。