昨日近くの病院で肺炎と診断された27歳男性が今日は当院内科新患外来を受診した。発熱が続いているので、こちらに来たものらしい。担当は非常勤の先生で、検査後に治療の相談を受けた。右中葉に浸潤影を認めたが、程度は軽い。白血球は正常域でCRPが7だった。マイコプラズマ迅速試験(IgM)はプラスマイナスという微妙な値だったが、おそらくマイコプラズマ肺炎だろう。外来治療で十分いけそうなので、クラビット500mg1錠を1週間分処方してもらった。3日で解熱しなければ、早目に受診したもらう。他院ではメイアクト300mg分3が処方されていたが、セフェム系のbioavailabilityを考えると効果は効果は疑問だった。そもそも非定型肺炎に効かない。ニューキノロンの使い過ぎと言われるかもしれないが、入院してセフェム系点滴静注+ミノマイシン点滴静注をすることよりは、いいのではないか。
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