なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

95歳腎不全末期

2012年12月05日 | Weblog

 今年の夏になんとか退院にこぎつけて、その後外来通院していた腎不全の95歳女性が全身浮腫で受診した。胸水腹水もある。肺うっ血があり、動くと喘鳴があるという(車いすに乗っていると聞こえない)。血清クレアチニンが漸増していた。酸素はそれほど下がっていない。もともと心肺疾患はないので、貯留している水分の割には酸素飽和度が保たれているのだろう。

 入院して酸素吸入を開始したが、さて、ここからどうしたものだろう。外来で入れた点滴はすぐに漏れてしまった。末梢血管は見えるが、もろすぎる。中心静脈ラインをから点滴するしかないが、それは適切な治療なのだろうか。

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