なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

今日は日直、昨夜の当直は大変

2012年12月29日 | Weblog

 今日は日直で出ている。昨夜の当直は大学の応援医師だったが、大変だった。脳出血後遺症の70歳台男性がけいれんで救急搬入された。セルシン注とホストイン注でけいれんは治まったが、初めてのけいれんなので、そのまま入院した。

 20歳台男性と30歳台男性の急性アルコール中毒が救急搬入された。20歳台は今朝にはすっかり回復して退院になった。30歳台は酔って手指をぶつけて脱臼していたので整形外科の扱いになった。

 80歳台男性は骨髄線維症で外来で経過観察中だったが、倦怠感・食欲不振で受診して、家族の希望もあり入院した。がんセンターの血液内科を受診して診断されたが、年齢と病状から特に治療はないと言われていた。白血球数がしだいに増加してきて、末梢血に芽球が出始めていた。

 嘔吐下痢の小児と成人が断続的に受診して、点滴や投薬をしていた。朝方には腹痛の男性が受診して、胆石発作のようだが、受診時にはかなりの疼痛があったらしい。申し送りで診察した時にはほとんど治まっていた。

 脳外科に入院中の患者が尿カテーテルを引っ張って抜去したため、血尿が続き、バイタルサインが悪化して病棟に呼ばれたというのもあった。

 一晩中寝られなかった当直となり、朝会った時にはへとへとになっていた。今後当直を引き受けてくれないかもしれない。他の地域からの救急搬入依頼も2件あったが、さすがに断ったという。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする