なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

体重計に乗れない

2014年06月04日 | Weblog

 糖尿病で通院している40歳代女性は以前からかなりの肥満がある。体重はと聞くと、測っていないという。そもそも体重計にバランスよく乗れないが、1台の体重計では計測できないそうだ。それでずっと体重測定をしていなかったが、2台に乗れば測定できるのだろう。ただ、両手を持って支えないと転んでしまいそうだ。

 以前はSU剤とメトホルミンだけで治療していたが、DPP4阻害剤が出てからは併用していた。メトホルミンも用量拡大後に1500mg/日にしていた。今日はHbA1cが9.0%だった。昨年から7%台、8%台となって、9%に達したことになる。パッと見は(元が大きいので)体重が増加しているのかどうかわからない。Cペプチドは正常域で、かなり前に入院したことがあって、その時はインスリン自己注射をしたそうだ。インス迷ったが、まずはGLP-1受容体作動薬(ビクトーザ)を使用してみることにした。調剤薬局で指導が難しければ、いったん病院に戻って指導することにしたが、調剤薬局で「以前のインスリンより楽なので、これならできる」といって帰ったそうだ。

 2週間おきにSGLT2阻害薬を取りに来るのは難しいので、しばらくはビクトーザで経過をみて、インスリン併用も考慮することにした。

コメント (1)
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