なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

フロンティアドクター

2015年03月20日 | Weblog

 一昨日は、うっかり忘れていた日本消化器病学会総会の事前登録をした。まあ地元なので、便利なような、味気ないようなというところだ。昨日は日本プライマリケア連合学会学術大会の事前登録をした。

 プライマリケア学会は地元開催の時に、千葉大の生坂正臣先生と名古屋大(当時)の鈴木富雄先生の講演があったので、初めて行ってみた。今回はつくばで開催されるので、交通の便としては不便だ(秋葉原まで行って、つくばエクスプレス)。ケアケットで見てファンになった前野哲博先生が会長ということもあり、つくばエクスプレスに乗ってみたいという単純な理由もあって行ってみることにした。6月は日本化学療法学会にも行くので、学会三昧になる。今回ICD講習会に行くと、ICDの申請ができる。

 慢性腎不全で透析導入をしないことになっている80歳代女性の息子さんと、再度面談した。日曜日に嘔気嘔吐と歩けなくなったことで入院したばかりだが、腎機能障害の進行が速い。胸水のコンロトールも困難だった。予後は予想よりさらに短いことを説明した。腎臓内科の常勤医がいないので、透析導入しないことになっている高齢者は常勤医が診る。今日も他の先生が91歳腎不全の患者さんを入院させていた。外来の70歳代男性は脊椎関節炎と思われ、整形外科のリウマチ専門医(大学病院から応援)と一緒に診ているが、診断がつかない。土日は脊椎関節炎についてもっと調べてみることにした。

 昨日慶應大学消化器内科の矢島知治先生からテレビ番組を紹介していただきました(ブログのコメント)。大変恐縮です。ぜひ拝見させていただきます。でも地方の1勤務医に紹介しても、内科の若い先生2人に勧めるくらいで、効果に乏しいのでは。内科専門医のメーリングで流したらどうでしょう。

 2年前に褒めて頂いた慶應の矢島と申します。
この度、医療に関連したテレビ番組の作成に携わる機会がありました。
医者が見て納得できて医者じゃない人が見ても理解できて役に立つという目標を意識しながら、独自の発想で新しい医療を作り出そうとする医師の思考過程を共有してもらうことで視聴者の知的好奇心を満たし、かつその医師の生き様を描くヒューマンドキュメンタリー的要素も盛り込む、という欲張りな30分番組です。
知りうる限り本邦初の「医者が企画した」番組です。偉そうなことを書きましたが単発で終わるかも知れません。2年前の学会企画を肯定的に受け留めて頂いた先生には是非ご覧頂ければと存じます。
放送日時は3月22日(日) 14:00~14:30でBSフジの「フロンティアドクター」という番組です。
http://www.bsfuji.tv/top/pub/frontierdoctor.html
慶應義塾大学医学部消化器内科 矢島知治

 

コメント (1)
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