なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

一応土日休み

2015年03月22日 | Weblog

 水曜日に近くの小規模病院から食欲不振・体重減少で紹介された88歳男性は、腹部造影CTで肝彎曲に腫瘍を認めた。その日消化器科の若い先生に担当してもらって入院した。翌日の上部内視鏡検査は異常なし。翌々日の金曜日に大腸内視鏡検査が行われたが、内腔の狭窄は予想よりひどかった。腸閉塞には至っていないが、早急に外科に相談することになった。部分的に腹水がある。明らかな肺転移・肝転移はなかった。開腹して切除できないとしたら回腸瘻にするのだろうか。そのままCV管理のみになるかもしれない。

 土日休みだが、病院から電話がきて、誤嚥性肺炎の高齢者が発作性頻拍になったり、糖尿病教育入院の女性のインスリン注射量をちょっと間違えたりと報告がきた。別の90歳代男性(誤嚥性肺炎)は週末厳しいと思われたが、持ちこたえている。月曜には、基幹病院呼吸器科から塵肺・間質性肺炎の患者さんが転院してくる予定だ。退院の見込みはないという話だ。大学病院血液内科の先生から、悪性リンパ腫(緩和ケアのみ)で粟粒結核の患者さん(排菌はしてないそうだ)の転院が可能かと問い合わせがきていた。紹介状を地域医療連携室宛てにFAXしてもらってから検討させてもらうことにした。

 BSフジの「フロンティアドクター」は矢島知治先生が監修と思ったら、ご本人が出演されていた。主役のドクターは水上健先生。大腸内視鏡の浸水法は聞いたことがあった。大腸内視鏡挿入法の特集で、工夫のひとつとして載っていた(著書としてはないと思う)。薬物を使用しない便秘の治療として、「腸ゆらしマッサージ法」を行っていた。なるほど、やってみようと思ったが、何かに記載があるのだろうか。

 丸善ジュンク堂で、以前からほしかった山口仲美先生の「擬音・擬態語辞典」3800円+税(講談社)を買ってきた。オノマトペの本。診療についてのインターネットアンケートでもらった図書カード4000円分を使う(マメに答えて稼いでいる)。

コメント (1)
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