Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

日本銀行 Bank of Japan

2013-04-21 11:21:00 | 国際結婚・家族のこと
外壁の内部、旧館の入り口

入り口を内側から回廊

先週から今週へと義理の親戚が日本に来ています。お彼岸のように半年ごとに来る両親に加え、今回は夫の伯母とその友人も。今回の観光は、西洋美術館で開催中の「ラファエロ展」(これからイタリアの家に帰るのにw)&まだ花見客で盛り上がってた上野公園、日光日帰りの旅、小石川後楽園、新宿の都庁ビル、そして日本銀行&日本橋三越。

日本銀行は、明治建築の旧館見学、予約制で、1週間前までに電話で参加人数を伝え、案内が郵便で届いたら、見学者全員の名前と住所を記入してFAXで返信して予約完了、という旧館らしいシステムです。
しかしこの手順を踏んでも、無料で国の重要文化財がガイドつきで見られますのでお勧めです。中央銀行としてのセキュリティ対策で内部は撮影禁止でも建物の外側はOKでした。去年化粧直しが終わった東京駅と同じ建築家さんの作品だそうです。地下の金庫の扉(厚さ約1m)では、思わずハリーポッターのグリンゴッツ銀行を思い出しました。ネオバロックのこの銀行は上の博物館部分も西洋式で丸天井の大ホールでお金の取引が行われていた様子を想像するのに、つい最近見た「アンナカレーニナ」に出て来たロシアのお役所仕事のイメージがかぶりました。

さて実は今回は親戚一行がいたので英語ガイドにしました。週に1度だけ行われている英語ツアーを案内してくださったのは、日本銀行に30年勤務されたという大変お洒落な日本の紳士でした。ピンストライプでサイドベンツのスーツ、ボタンダウンシャツ、(たぶんエルメスの)ネクタイ、タッセル付の靴までビシッと!!最初に申込者の私と話し、私のID確認をする時の日本語も美しく感じのよい接客、そして彼の英語ガイドがまた、丁寧でフォーマルで、明治の西洋建築にこれ以上似合う英語はないと思ったくらいなのでした。イギリスの時代劇でしか聞かないようなフレーズを目の前でしゃべる日本人を私は始めて見ました。そしてそれがただの丸暗記でなく、時にはユーモアを交えたり、一行からの質問には機転を効かせて対応するという・・・その点には、義母と伯母さんとツアー後に話した時、彼女達もウンウン、と同意してくれて、非常に高得点を付けた上に「しかもハンサムよね!」発言まで出た・・・

他のグループが日本で印象がよいとされている(誰がそう思ってるの?)甲高い声の女性ガイドさんに案内されているのに、まるで私達は執事にVIP扱いされたように気分が良かったです!

歩いて1分で日本橋三越本店もあり、1935年完成の建物と、もっと古い1914年英国生まれのライオン像を愛でるのも楽しい東京見物でありました。*ライオン君はどうしたってトラファルガー広場を思い出しますが、やはりモデルはそれなんだそうです。www