この週末、子供のMがフリマをするので手伝うことになりました。
売り物はもう着られなくなった服がメインで、その中にロンドンの学校の制服カーディガンが出て来て、明日売れたらもうお別れか・・・と写真に撮っておきました。
懐かしさついでに検索してみたら、ちゃんと出て来た学校のウェブサイト。このカーディガンを着た子供達の写真も見られます。ロンドン市長のボリスが訪れたらしい写真もありました。わお。カトリックの公立校です。コベント・ガーデンという便利な場所でした。事情でここには1学期しか通わなかったのですが、私にとって子供の初めての学校なので思い出深いです。
このグリーンのカーデに合わせるアイテムはグレーの、男子はズボンで女子はスカートまたはジャンパースカート。スカートの形は何でも好きなものでよく、デパートやスーパーの制服コーナーに行って購入します。Mにはジャンパースカートを1着とプリーツスカートを1着買いました。
それ以外のアイテムの決まり;
・白のシャツか、学校のエンブレム入りの白いポロシャツ
・グリーンのレジメンタルネクタイ
・靴は黒の革靴または合成皮革の靴/ブーツや運動靴は通学には禁止
・ソックス&タイツは白、またはグレー、黒
・女子は夏には緑のギンガムチェックのドレスもよい
・運動する時はTシャツやトレパンは自由/靴は上履きみたいな布製の靴
これ、暗記してました。元アパレル業界人ですから。
学校のエンブレム入りの服とネクタイ以外はどこで買ってもよく、またこういう制服は似たようなのが各学校で決められていて制服売り場には、スカートやズボンはグレーや紺が各アイテム数種類、カーディガンやトレーナー、ギンガムのドレスは赤、ブルー、紺、緑、ボルドーあたりが揃っていました。靴も学校用コーナーだけでもデザインが色々と揃っており、底はゴム製で動きやすく、丸洗いできるものもありました。制服用に作られていても女子用のブラウスではボタンがお花やハートだったり、胸に白いワンポイントの刺繍が入っていて、でも生地と同じ色なので大丈夫なのです。スカートもプリーツの幅も色々、台形のひだなしとかギャザー入りとかマイナーなバリエがあるけど、学校の規定どおりに色を揃えるとちゃんと統一がとれているのですよね。
ポッシュな学校ですと、スクールブレザーにおしゃれなエンブレムが着いててお値段も相当なものですが、普通の公立校の制服は、値段もかなりかなり安く、どんな所得の家庭でもOKで嬉しかったです。子供用品には、VAT(消費税)もかからないのでさらに庶民の味方です。
ちなみに平民の高級品マークス&スペンサーでは、オンラインで全国の学校制服に対応していました!すごい!
このような環境から日本へ引越しました。
こちらでも地元の公立校には制服があるのですが、その入手ルートは地元のデパートのみで、素材はポリエステル100%じゃなくてウールが50%ミックスされてはいるのですが、子供のジャケットが約10000円、スカートが約5000円、イニシャル入りブラウスが2000円だか3000円にビビって私は一気に自分が貧民のような気になりました。いや、貧民なんだ。。。。小学生の毎日の服ですよ、図工で絵の具はつけるし、ジャケットだってぐちゃぐちゃにランドセルに突っ込んで帰って来るし、給食はこぼすし、何と言っても成長期。私は制服大好きなので制服のある学校で嬉しかったけど、値段と1店独占販売は好きじゃないなあ。。。