Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

レモン・カード

2013-10-29 16:04:00 | たべもの
先日ターナー展へ行き、画家の人生にシミジミしながらシミジミした絵もいいものだ・・・と思うようになって出口を出たところで、まったく絵とは関係ないグッズを買って喜んでいました。その時に「お!?」と思って買わなかったものがありました。

レモン・カードです。

ターナー展は、古き良きイギリス好き層に狙いを定めたのは、アフタヌーン・ティーに因んだ「紅茶」「ビスケット」「スコーン」(私が行った時は既に売り切れ)なども美術館ショップに揃えていたことでも分かります。その一角にディスプレイされていたのがこれで、確かお値段が1200yenくらいで迷った末に買いませんでした。しかし!思い出すとやはり買えばよかったかな?!と悔やまれてならなく、ついに夫にもその話をし、そしたらBBCのレシピを探し出して「作れるよ」と言われました。・・・はい、まあ、作れるのですけど、物理的に誰かが買物に行って鍋とか出して色々やらないといけないわけですよね。。。。誰かって誰でしょう。

レモン・カードとは、パンにぬるもので、イギリスではマーマレードとかジャムとかチャツネー等とともに瓶詰めコーナーに並んで売られています。私が初めて知ったのは、田舎に行った時に寄ったファーマーズ・マーケットで手作りの瓶詰めを買った時でした。材料のレモン、バター、砂糖、卵黄が全て一緒くたになったそのものの味で、濃厚な高カロリーのクリームをレモン味で帳消しにした気になって食べるものです。

そう言えばイギリスの定番ケーキにはレモン・タルトというのがあって、タルト地にカードが詰まったようなケーキもあります。バリエーションでオレンジ・カードというのも。

そしてターナー展にあったのは、Duchyというチャールズ皇太子の経営していたオーガニック・ブランドで、美味しさは間違いないのです。確かロンドンに住んでいた時にもジャムに比べたら値段が高かったから気安くは買えず、買ったら大切に食べてたよなあ、1200yenってそしたら本国と値段変わらないのかな・・・と思って調べてびっくり、たったの£2.83=約450yen。むむむ、倍以上か、仕方ないよな、配送料かかるもんな・・・ぶつぶつぶつ。

思えばジャムも生活必需品だし需要量も違うしで、基本でかい瓶(450gくらい)で値段はそれこそピンキリでしたので、そのジャムと比べて高かったな、という記憶だったのですね。まあ、仕方ないです。日本では輸入品なのですから。
(Duchyが2010年に経営の悪化から高級スーパーのWaitroseと提携したので値段が下がった可能性もあります。皇太子、経営は得意ではなかったようで・・・)

ぶつぶつとまだ考え中で買っても作ってもいないレモン・カード。

ちなみにBBCのレシピをご参考まで;

材料:

ワックスをかけていないレモン4個分の皮の表面部分と汁
粉砂糖 200g
無塩バター 100g サイコロ状に切っておく
卵3個、卵黄1個

作り方:

1、耐熱ボウルにレモン、砂糖、バターを入れる。
  お湯を張った鍋の上でボウルの底が湯に触れないよう注意しながら
  材料をバターが溶けるまでかき混ぜる。

2、軽く泡立てた卵と卵黄を1のボウルに加える。
  材料がよく混ざるまでかき混ぜ、それから
  お湯に底がつかるようにして10~13分間、
  混合液がとろみがついてスプーンの底に残るまでかき混ぜ続ける。

3、火からおろしさます。さめるまでに時々かき混ぜる。
  さめたら消毒した瓶にレモン・カードを入れて蓋をする。
  冷蔵庫で保存。