Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

Rumpole 感想

2014-03-26 19:50:00 | ベネディクト・カンバーバッチ
TVシリーズのDVDイメージ

今これを書いている時点でBBCiPlayerにつながらないのですが、システムを新しくしてるというインフォを2、3日前に見かけた(詳しく読んでませんでした)のでその影響でしょうか。すぐ復活するはずですが・・・

ベネディクトが弁護士を演じるラジオドラマRumpole新作「Rumpole and the Old Boy Net」とその続編「Rumpole and the Sleeping Partners」が放送された20日、21日はちゃんとiPlayerで聞けました。リンク先は3/19のブログにあります。楽しんだ方々も多いのでは?事件の隅々までわからなくても、ちょっと変わり者弁護士Rumpoleがブツブツ言いながら家庭と仕事をウロウロし、奥さんと女子研修生にアタフタする様子は面白かったですね。

Rumpoleがこの時点で何歳なのかはわからないのですが、有名なシリーズの若い頃のお話だし、子供がまだ4歳ってことを考えると30歳代くらいかと推測するのですけど、ベネディクトの演技の中でもかなり老け役な話し方に聞こえます。Rumpoleは法廷ではまあ仕事ですからまだハキハキしてますが、口の中でモゴモゴしゃべる系のキャラなんですね。パレーズエンドのクリストファーみたいなんですよね。まあ男は家庭ではちゃんと口を開いて話さないのは、うちも同じですけど。奥さんの直球に決して直球で返事をしないのも同じ。イートン校に4歳の息子を入学登録しようと言う奥さんに、お金ないから自分の出身校で充分と提案したRumpole、「お金は見つけるもんでしょ!」と奥さんにピシャリと言われて、私は思わず奥さんの後で拍手しちゃいましたよ!!そんなモゴモゴ男に聞こえるけど、そこは弁護士、女子研修生の目に止まってしまい、こちらもハキハキした彼女にリードされてる様子。さてハキハキ女子ふたりに挟まれたRumpoleは・・・・

この若Rumpole、ベネディクトが演じ始めて9作目と10作目にあたり、私は3、4作聞いたのですが、今回特に老けて聞こえると思ったら、前作まで出演していた現在のRumpoleがもう出ていないんです。老弁護士が、自分の昔を振り返るという設定で、最初おじいちゃんのRumpoleが話し始めて、回想シーンになると若Rumpoleが登場するという構成だったのに、今回からいきなりベネディクト。比較するおじいちゃん声がないから、若Rumpoleなのにおっさんに聞こえるのです。同じラジオでもCPのマーティンの時と20歳くらい違うように聞こえました。

ところで、このおじいちゃんRumpoleを、若Rumpoleが出る前2003年から演じているのが、ティモシー・ウエストという俳優で、はて?どこかで聞いた名前だ、と思ったら、CPのアーサーのパパ、キャロリンの元夫、ガーティーの前の持ち主=ゴードン・シャピーだったんです!狭いぞ!最初CPで、バーリンおやじとかアーサーパパとか意地悪じいさん系を聞くのはあまり耳に嬉しくなかったんですが、慣れとは恐いもので、元お坊ちゃんの残り香のする金持ちおやじに最近は愛着さえ感じる私です。ティモシー・ウエストさんがRumpoleとして主役を演じる2003~2008年版も聞いてみたくなってしまいました。そこでは、ティモシーさんの現実の奥さんがRumpoleの奥さん役で出てるとWikiに書いてあります。むむ・・・熟年カップルだとあの夫婦関係はどう進化しているのか知りたいです。


原作は日本版が出たのもあったのですね