Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

若モースTVと古モース本

2014-04-14 22:32:00 | モース&ショーン・エヴァンズ
地道に毎日モースしてます。

まず昨日英国でテレビ放送された「ENDEAVOUR 2」のエピソード3「SWAY」を見ました。「シャーロック」で気がついたのですけど、恋愛ものじゃないドラマにチラリと出て来る恋愛エピが私は大好きなんです!恋愛がテーマの映画はあまり興味を惹かれなくて、意外にもラブ・アクチュアリーもブリジット・ジョーンズも見たことがないんです。今回のENDEAVOURは、モースの愛は番組紹介に出ていたのでドキドキ楽しみにしていましたが、なんとサーズデイ先輩の過去の愛まで盛込まれて、いやいや贅沢!!!

(さらに今回は60年代のデパートが舞台なのもよかったです。あの雰囲気が大好きで、少し前90年代くらいまでかな?ハロッズにはその風情があったんですよね。あとイタリアはフィレンツエのプリンチペもまだ改装してなければあんな感じです。)

dailymailより

モース役のショーン・エヴァンズは、このドラマ以外の出演作では「ミスティック・アイズ」と「華麗なる恋の舞台で」しか見てないのですが、ミスティック・アイズのニックは人妻をものにしちゃうし、ヒロインともなかなか親密になり彼女の夫=実兄にも仲を疑われてたし、華麗なる~の方に至っては大女優を夢中にさせるツバメちゃん。そして、そう言えばENDEAVOUR2のエピソード2でも女子学生に「大きな青い目のお巡りさん」と呼ばれてました。つまりショーンは典型的なモテ男役の俳優さんってことでいいんでしょうか!

モースを見る女子校生

そして、今度はモース原作小説の方です。



「ウッドストック行最終バス」を読み終え、今「オックスフォード運河の殺人事件」を読んでいるところですが、オリジナルの中年モースは「女性が好き」とハッキリ書かれているんです。まだ中年・・・いや主任警部モースのドラマは「ウッドストック・・・」しか全部は見てなくて、原作ではモースの恋愛がガッツリ事件に絡むのですけど、ドラマではその部分が割愛されているのです。

と言うことはモースの「女性が好き」キャラは前提としてドラマにも生きているけど、その表現はドラマではかなり控えめってことなんでしょうか。この疑問を解決するために中年モースもあと何作が見なくちゃいけないのかしら(笑)。

さてショーンのモテキャラの話題に戻りますが、ENDEAVOURではオックスフォードでの学生時代に女性との辛い過去があったという設定になってます。お巡りさんとなってオックスフォードに戻った後もシリーズ1まででは、憧れのオペラ歌手とか元同級生とか女性は身辺に現れるのだけれど、結局実らない。ショーンは実らないモテ男キャラなんだろうか・・・・

と、ずっとショーンのことを考え続けていたことをここに告白いたします。

ところで、モース小説が予想外に面白くてまいってます。モースの考える事、感じる事がおかしくて、本を読んでてニヤニヤして困ります。こっちを読んで主任モースキャラに親近感を持てたのでやっと主任ドラマにも行けました。(見た目だけだと、10分見るのが限界でした。)ただひとつ、困惑しているんですが、日本語で主任警部モースが部長刑事ルイスの上司、と書かれていると違和感があるのです。だって日本語だと部長の方が主任よりも偉いじゃないですか?日本の翻訳小説界においては、別の等級が存在するのでしょうか?


追記;ENDEAVOUR 2は日本で未放送、主任警部モースは有料TV、原作小説は絶版というこの逆境の中、興味をお持ちでしたら、

Endeavour 2 /itvPlayer
日本からはジオブロックを解除するネットサービスを利用する必要あり

主任モースのドラマ「The Last Bus To Woodstock」英語のみですが、まるまる見られます
→ http://www.youtube.com/watch?v=8-Zry6Is3OA

原作小説は「ウッドストック~」はアマゾンにありますが、他のお話は古本を探すしかないようです。