Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

エキゾチックヒロイン

2014-04-24 21:49:00 | モース&ショーン・エヴァンズ
ベネディクトの出演作で「8月の家族たち」ではネイティブ・アメリカン、「それでも夜は明ける」ではアフリカ系アメリカ人と、西洋人から見た異人種の出て来る映画が続きました。

一方、エピソード4までイギリスで放送されたENDEAVOUR 2。
予告記事で「モースが新しい隣人との間に愛♡を見つける」とあり、その隣人が移民の看護婦ということで、私はと~っても楽しみにしていたのでした。イギリスに大量に移民が入って来るのが60年代の終わりごろで、しかも保守的な町オックスフォードです。はっきり言ってモニカは目立ってたと思うんです。だって21世紀のロンドンでも私が1年住んでたリッチモンドに近い町には、たぶん黒人はひとりしかいなくて道ですぐ目につきましたもん。(そういう私もアジア人、たぶん目立ってたと思う。)

写真はコチラから

でもENDEAVOURではそういう移民問題とか社会のことはまーったくストーリーに関係ありません。なさすぎて拍子抜けしたくらいです。このドラマ、モースが根本的に女性が好きだからか、美女がやたらと登場するってのにお隣の移民の女の子を選んじゃうってのがおもしろいです。しかも原作本「オックスフォード運河の殺人」で中年モースは入院するんですが、病棟で白衣の天使達に目移りしてるんですよ!うむ、きっとこの時のドラマの経験から看護婦好きになったに違いないです。(違う)

そして、今度はショーン・エヴァンズつながりで2009年の映画「プリンセス・カイウラニ」。



ハワイ王朝最後の王女の伝記映画です。カイウラニ王女はお父さんがスコットランド人だったため、国の情勢が不安定になった時、お父さんとイギリスへ行き、そこでショーン演ずるお屋敷の若様クライブと出会い愛し合う・・・というストーリー。こちらの方は19世紀末ですので、イギリスで思いっきり人種差別のいじめに合います。クライブは情熱的にも、ハワイへ帰国した王女を追って、アメリカになってハワイ王朝が滅んだカイウラニに一緒にイギリスへ帰ろうと求婚するんです。頑張れ若様!



さて、前置きが長くなってしまいましたが、私は自分がミックス・マリッジの家庭を作っていることもあり、こういうエキゾチックな恋愛がドラマに出て来ると応援したくなるんです。
しかし、ここで告白させてください。
白人でない女優さん達、美人さん揃いだというのに、ドラマや映画の役柄になると、ヘアメイクや衣装にケチをつけたくなるケースが多いんですが。女優さんのプロフィールやプライベート写真の方がよっぽどきれいなことが多いのは何故?!8月の家族たちで家政婦を演じた女優さんもプライベートの方がとっても奇麗な方。逆に普通の俳優達(つまり洋ドラの白人)はプライベート写真では普通っぽいのに、役になって演技する時はええ男に見えますが。

これって美の基準が違うのかなあ。白人がエキゾチックな美女に見る美と私が見る美が違うってことなんでしょうか。大昔だったらイザ知らず、すでに20世紀末から、私がかわいいと思う日本人の女の子はロンドンでもかわいいと言われていましたけどねえ。

ですので、ENDEAVOUR 2は、完全に「3を作らないと怒るぞitv」と視聴者に思わせましたので、おしゃれなモニカちゃんのヘアメイクにももっと気合いを入れて美女好きモースの顔をたててもらいたいものです。