アーサー王とは伝説上の人物で実在はしていなかった、というのが定説だし、中世の騎士物語にはあまり興味がなかったのに、つい無料配信で見てしまったBBCドラマ「マーリン」。
伝説の定説を取り入れながらも、ほぼ違う話にしてくれたおかげで夢中になり、矛盾してるけど「伝説とはどんなものだったのか?」と興味を持って読んだのがこの入門書です。
興味を持ったとは言え、やはり本家の方に出て来るのはおじさんなアーサー王とおじいさんなマーリンなのでありました。
しかし実在したという証拠もないのに、なぜにイギリスはこの伝説が大好きかと言う解説には納得しました。その昔フランスの王家に対抗して自分の血筋がアーサー王に遡ると泊をつけたかったイギリス王家が始まりだったとのことです。
日本だって現在の皇室はアマテラスの子孫だとする「高天原神話」が大好きなのとどっこいじゃないでしょうか。
↓ ウィリアム・モリスによる刺繍のマーリン(左)がなかなかかわいい
他の挿絵は、かわいくないおじいさんがほとんどでのう・・・
しかも、マーリンは結婚目当てに女性を弟子にとっては裏切られてるらしく弟子運も女運も悪いのでありました。ドラマでは、最初グネヴィアといい感じな時もありましたけど、その後は天使か妖精のように両性か無性のような存在でした。そしてアーサーに全てを捧げてる健気さにはキュン。
↑ あとこの挿絵もかなりかわいい方。マーリンとウーサー。
それと、「ドルイド」とはドラマでは魔法を司る一族という扱いでしたが、実際の古代ケルト神話に出て来る僧だということです!これを覚えてから、ドラマ「アウトランダー」を見たら、出て来たんです、ドルイドが!アイルランド、スコットランドの昔話にはよく出て来るものなんですね~わかるようになって嬉しい。
それから、アーサー王の亡骸が流されたたアヴァロンの湖=グラストンベリー説も、中世の教会がお金欲しさにアーサー王の墓を発見したと話をでっちあげた、というのが有力な説だと本に書いてありました。
そうは書いてあってもドラマを見た後では、今でもマーリンがアーサー王が復活して自分を必要とする時のためにグラストンベリーをうろうろしてるんだろうと信じている私です。
その昔、そんなことはつゆ知らず、不思議好きな友人とグラストンベリーを訪ねた時もスピリチュアルな空気が町を覆っていました。コンサートがあることをポスターで知って行ってみると古い石造りのレストランみたいなスペースで、女性がケルトの踊りを怪しく踊っていました。そこにたまたま見に来ていた人が「ソフト・マシーン」というバンドの人で、そのバンド名自体が怪しい響きでした。けっこう有名なミュージシャンだったみたい。パワースポットと言われる丘の上のトールにも行きましたよ。まったく有り難みも知らずに。
それからストーンヘンジ。マーリンがアイルランドの石を魔法で運んで作らせたありがたいサークル・・・(違います)これも行ったことがありますが、ただの石をなぜそんなに有り難がるのかと、そのことが不思議でなりませんでした。
などがこの入門書でおもしろかった部分です。伝説の物語の方はちょっと読む気にはなれませんでしたが、ケルト伝説についてもっと知りたくなりました。
伝説の定説を取り入れながらも、ほぼ違う話にしてくれたおかげで夢中になり、矛盾してるけど「伝説とはどんなものだったのか?」と興味を持って読んだのがこの入門書です。
興味を持ったとは言え、やはり本家の方に出て来るのはおじさんなアーサー王とおじいさんなマーリンなのでありました。
しかし実在したという証拠もないのに、なぜにイギリスはこの伝説が大好きかと言う解説には納得しました。その昔フランスの王家に対抗して自分の血筋がアーサー王に遡ると泊をつけたかったイギリス王家が始まりだったとのことです。
日本だって現在の皇室はアマテラスの子孫だとする「高天原神話」が大好きなのとどっこいじゃないでしょうか。
↓ ウィリアム・モリスによる刺繍のマーリン(左)がなかなかかわいい
他の挿絵は、かわいくないおじいさんがほとんどでのう・・・
しかも、マーリンは結婚目当てに女性を弟子にとっては裏切られてるらしく弟子運も女運も悪いのでありました。ドラマでは、最初グネヴィアといい感じな時もありましたけど、その後は天使か妖精のように両性か無性のような存在でした。そしてアーサーに全てを捧げてる健気さにはキュン。
↑ あとこの挿絵もかなりかわいい方。マーリンとウーサー。
それと、「ドルイド」とはドラマでは魔法を司る一族という扱いでしたが、実際の古代ケルト神話に出て来る僧だということです!これを覚えてから、ドラマ「アウトランダー」を見たら、出て来たんです、ドルイドが!アイルランド、スコットランドの昔話にはよく出て来るものなんですね~わかるようになって嬉しい。
それから、アーサー王の亡骸が流されたたアヴァロンの湖=グラストンベリー説も、中世の教会がお金欲しさにアーサー王の墓を発見したと話をでっちあげた、というのが有力な説だと本に書いてありました。
そうは書いてあってもドラマを見た後では、今でもマーリンがアーサー王が復活して自分を必要とする時のためにグラストンベリーをうろうろしてるんだろうと信じている私です。
その昔、そんなことはつゆ知らず、不思議好きな友人とグラストンベリーを訪ねた時もスピリチュアルな空気が町を覆っていました。コンサートがあることをポスターで知って行ってみると古い石造りのレストランみたいなスペースで、女性がケルトの踊りを怪しく踊っていました。そこにたまたま見に来ていた人が「ソフト・マシーン」というバンドの人で、そのバンド名自体が怪しい響きでした。けっこう有名なミュージシャンだったみたい。パワースポットと言われる丘の上のトールにも行きましたよ。まったく有り難みも知らずに。
それからストーンヘンジ。マーリンがアイルランドの石を魔法で運んで作らせたありがたいサークル・・・(違います)これも行ったことがありますが、ただの石をなぜそんなに有り難がるのかと、そのことが不思議でなりませんでした。
などがこの入門書でおもしろかった部分です。伝説の物語の方はちょっと読む気にはなれませんでしたが、ケルト伝説についてもっと知りたくなりました。