シリーズ2、第2回目もヴィクトリアとアルバートの関係がギクシャク。
でも今回、ハッとしたことがありました。
ヴィクトリアはアルバートが王の座を狙っているという妄想に取り付かれるのですが、
幼くして父を亡くし、支配的な母に監禁され、兄弟もいないヴィクトリアって大変孤独だったんだな、相談相手がずっといなかったんだな
ということです。
それで常にヴィクトリアを否定せず安心感を与えるロードMに執着するわけです。
逆にアルバートは、双子のように仲のいい兄がドイツから一緒にイギリスへ来てくれてサポートしてくれるし、
女にだらしがない実の父はちょっとお荷物ですが、ベルギー王のレオポルド叔父さんは子供のことなどに顔を突っ込みすぎるところはあるけど、小国の君主としてはちゃんとしている。
アルバートの方が精神的にバランスがとれているのはそういう環境のせいもあったのですね。
なかなか完璧なカップル、さすが後世で
「ヴィクトリア&アルバート」と呼ばれるわけ。
あとこのドラマ、歴史物もしても今回はバイロンの娘が数学者として登場し、コンピューターをアルバートに披露していました。なんとヴィクトリア時代に!
のちにアルバートは万博をロンドンで開催しますが、先端技術を国益に結びつける実用的なセンスはこのころから光っていたようです。
数学者の女性と話をする時顔を輝かせるアルバートに嫉妬したヴィクトリアですが、
あとで彼女が3児の母と知り、男性のように仕事に生きる女性としての葛藤を共有し、アルバートへの理解を深めたのでした。
お兄様と