舞台鑑賞の醍醐味、ステージドアのお話です。
演劇の世界の首都、ロンドンでもNYCでもなぜだか日本より期待できるのがステージドアでの俳優さんとの交流です。
今さっきステージの上で役になりきっていた俳優さんが(仕事ですので営業の顔とはいえ)素顔になって出てきてくれる・・・
でもあくまで俳優さんの好意で成り立っている伝統なので、出てきてくれるかどうか誰の保障もありませんし、ファンが多ければもう見えないこともある。
しかし公演前半にすでに劇場にいらっしゃった枝龍さんから「夜の公演後にはステージドアあり」と教えていただき、写真も見せていただきましたので確率は良さそうだ、と楽しみにしてはいました。
ところが!!!
不運にふたつも襲われたんです
まず1回目の夜は、ファンは1列しかいなかったのにコリン・モーガンは来なかった。
しかも、コリンに照準を合わせたため、ジェナは来てくれてサインはもらったのですが写真を頼む余裕がなかったんです・・・!人が少なかったのでツーショットもお願いできたであろうに。
まあこれは自分だけの誰にも伝わらない勝手なポリシーがあって、写真を撮りたいのはコリンだからついでのようにジェナに頼んでは申し訳ない、というのと
コリン待ってるし、っていう謎のこだわりがあったため、この夜の写真は1枚も撮ってないのです。
その3日後、公演中に気づいたことが。
コリンが風邪声ぽい。ちゃんと声量は出てるけど、風邪気味?
2ヶ月間、1日2回も2時間半の舞台に立つのはハードワーク。70歳を過ぎたサリー・フィールドがこれをこなしてるのは相当なプロフェッショナルです。事実、サインしながら「とても疲れてる」とおっしゃってましたもの。
だからあの日にコリンは心身ともに辛かったのかも。。。
そして、千秋楽にはコリンも出てくれるであろうと楽しみにしていた私に降って襲いかかったのは、客席の私の列の端の足の悪いおばあさん!!!
とにかくこの方が動かない。
他の列はどんどん出口に人がはけているというのに私の列だけ誰も出られない。
今思うと、おばあさんを押しのけるのはできなかったけど、椅子をまたがって隣の列から出ればよかったのに!!!(その時タイトなワンピでオシャレしていたのが命取りに)
ということで私がステージドアにたどり着いた時には黒山の人だかりで見えるのは人の背中とお尻ばかりという。
しかもね、男性もかなり多くてバレーボールのミドルブロッカー軍団が私の前に層になってるんですよ。
まずはブロッカーズのすぐ後ろに張り付いて、ひとり抜けたら前進、ってのを2回やってやっと大きい人垣の隙間から背伸びをして俳優さんを覗ける程度に。
手を上に伸ばして写真を撮るにも、前の人の手やスマホの垣根もあるし自分がどこを撮ってるかも見えないしで、
最初に出てくれたビルさんを撮ってみた。
隙間からいい笑顔いただけました。
で、次いよいよコリンが!しかしクソっ、コリンが出たら観衆も「おおお!ピーピー!!」てな具合に、もう1段背が高くなったんですよっ!
黄色い声、つまり若いお嬢さん方の声を予想していたので、この男衆の盛り上がりには驚きました。
えい、なんとかっ!苦ー、ブレてる・・・
あーん、奥から手前へとコリンがもう移動してしまった。
あ戻ってきてくれた!「これが最後のサインだよ」と。
私は前にいた男の人に、私のプログラムをコリンに渡してもらうよう頼んで、コリンが戻ってきた時にぎりぎりサインしてもらえたのでした。ありがとう、前の人。
そしてサリー・フィールドとジェナも。ちっちゃな女王様ふたり。
ステージドアの喧騒から離れて正面に戻ると、裏には出なかった役者さんたちが普通に人と喋ってた。。。左から4番目のリュックの人は、アンのお兄さんの役の人。お隣の奥さんスーの人もいた。
直接お話は叶わなかったけど、1m先でしてくれたサイン。
コリン以外のは最初の夜にもらいました。
最初の夜は空いてたのでお話できて、ジェナに「ヴィクトリアのファンです。今日の昼間にはケンジントン宮殿行きました」と告げたら「Cool travelling !」との女王様のお言葉がいただけました。もったいのうございます。
下の2枚は空いてた最初の夜に、私と同じく一人で来ていたハンガリーから来たコリン&ジェナのファンの人からシェアしてもらったものです。
彼女は私の斜め後ろくらいにいたみたいで、
写真の真ん中にドーンと写ってる黒い髪の人邪魔ね!と思ったら私でした。
私はなにスマホをいじっていたのか、それはコリンが来る時のために準備していた以外ない。
しかし彼女と駅まで歩いて途中まで地下鉄乗って、「日本人でトムヒを見るだけのために4日間だけロンドンきた人と会ったことある」とか聞きました。いや、彼女もハンガリーからそうやって何回も来てるの偉いよ。私が2回目の時に撮ったコリンの写真を送ってあげたら「カワイイ💓カワイイ💓」と喜んでくれました。
教訓:
ステージドアに行くつもりなら椅子を跨げる服装で
でも最終日は当日舞台を見てない人ですでに混んでいたと推測され、サインがもらえて数枚の写真が私のスマホに残されただけでもすごいことでした。
特に一般発売されてだいぶ経ってからチケットを取った割には前の方(4列目真ん中あたり)で観れたのもラッキーでした。しかしチケットがえらい高額だったのにはびっくりしたけど、だからこそ残ってたんだと思います。*the Old Vicは非営利目的の劇場らしいんですが、収益はどこに行くのかな。演劇界の役に立ってればいいな。
演劇の世界の首都、ロンドンでもNYCでもなぜだか日本より期待できるのがステージドアでの俳優さんとの交流です。
今さっきステージの上で役になりきっていた俳優さんが(仕事ですので営業の顔とはいえ)素顔になって出てきてくれる・・・
でもあくまで俳優さんの好意で成り立っている伝統なので、出てきてくれるかどうか誰の保障もありませんし、ファンが多ければもう見えないこともある。
しかし公演前半にすでに劇場にいらっしゃった枝龍さんから「夜の公演後にはステージドアあり」と教えていただき、写真も見せていただきましたので確率は良さそうだ、と楽しみにしてはいました。
ところが!!!
不運にふたつも襲われたんです
まず1回目の夜は、ファンは1列しかいなかったのにコリン・モーガンは来なかった。
しかも、コリンに照準を合わせたため、ジェナは来てくれてサインはもらったのですが写真を頼む余裕がなかったんです・・・!人が少なかったのでツーショットもお願いできたであろうに。
まあこれは自分だけの誰にも伝わらない勝手なポリシーがあって、写真を撮りたいのはコリンだからついでのようにジェナに頼んでは申し訳ない、というのと
コリン待ってるし、っていう謎のこだわりがあったため、この夜の写真は1枚も撮ってないのです。
その3日後、公演中に気づいたことが。
コリンが風邪声ぽい。ちゃんと声量は出てるけど、風邪気味?
2ヶ月間、1日2回も2時間半の舞台に立つのはハードワーク。70歳を過ぎたサリー・フィールドがこれをこなしてるのは相当なプロフェッショナルです。事実、サインしながら「とても疲れてる」とおっしゃってましたもの。
だからあの日にコリンは心身ともに辛かったのかも。。。
そして、千秋楽にはコリンも出てくれるであろうと楽しみにしていた私に降って襲いかかったのは、客席の私の列の端の足の悪いおばあさん!!!
とにかくこの方が動かない。
他の列はどんどん出口に人がはけているというのに私の列だけ誰も出られない。
今思うと、おばあさんを押しのけるのはできなかったけど、椅子をまたがって隣の列から出ればよかったのに!!!(その時タイトなワンピでオシャレしていたのが命取りに)
ということで私がステージドアにたどり着いた時には黒山の人だかりで見えるのは人の背中とお尻ばかりという。
しかもね、男性もかなり多くてバレーボールのミドルブロッカー軍団が私の前に層になってるんですよ。
まずはブロッカーズのすぐ後ろに張り付いて、ひとり抜けたら前進、ってのを2回やってやっと大きい人垣の隙間から背伸びをして俳優さんを覗ける程度に。
手を上に伸ばして写真を撮るにも、前の人の手やスマホの垣根もあるし自分がどこを撮ってるかも見えないしで、
最初に出てくれたビルさんを撮ってみた。
隙間からいい笑顔いただけました。
で、次いよいよコリンが!しかしクソっ、コリンが出たら観衆も「おおお!ピーピー!!」てな具合に、もう1段背が高くなったんですよっ!
黄色い声、つまり若いお嬢さん方の声を予想していたので、この男衆の盛り上がりには驚きました。
えい、なんとかっ!苦ー、ブレてる・・・
あーん、奥から手前へとコリンがもう移動してしまった。
あ戻ってきてくれた!「これが最後のサインだよ」と。
私は前にいた男の人に、私のプログラムをコリンに渡してもらうよう頼んで、コリンが戻ってきた時にぎりぎりサインしてもらえたのでした。ありがとう、前の人。
そしてサリー・フィールドとジェナも。ちっちゃな女王様ふたり。
ステージドアの喧騒から離れて正面に戻ると、裏には出なかった役者さんたちが普通に人と喋ってた。。。左から4番目のリュックの人は、アンのお兄さんの役の人。お隣の奥さんスーの人もいた。
直接お話は叶わなかったけど、1m先でしてくれたサイン。
コリン以外のは最初の夜にもらいました。
最初の夜は空いてたのでお話できて、ジェナに「ヴィクトリアのファンです。今日の昼間にはケンジントン宮殿行きました」と告げたら「Cool travelling !」との女王様のお言葉がいただけました。もったいのうございます。
下の2枚は空いてた最初の夜に、私と同じく一人で来ていたハンガリーから来たコリン&ジェナのファンの人からシェアしてもらったものです。
彼女は私の斜め後ろくらいにいたみたいで、
写真の真ん中にドーンと写ってる黒い髪の人邪魔ね!と思ったら私でした。
私はなにスマホをいじっていたのか、それはコリンが来る時のために準備していた以外ない。
しかし彼女と駅まで歩いて途中まで地下鉄乗って、「日本人でトムヒを見るだけのために4日間だけロンドンきた人と会ったことある」とか聞きました。いや、彼女もハンガリーからそうやって何回も来てるの偉いよ。私が2回目の時に撮ったコリンの写真を送ってあげたら「カワイイ💓カワイイ💓」と喜んでくれました。
教訓:
ステージドアに行くつもりなら椅子を跨げる服装で
でも最終日は当日舞台を見てない人ですでに混んでいたと推測され、サインがもらえて数枚の写真が私のスマホに残されただけでもすごいことでした。
特に一般発売されてだいぶ経ってからチケットを取った割には前の方(4列目真ん中あたり)で観れたのもラッキーでした。しかしチケットがえらい高額だったのにはびっくりしたけど、だからこそ残ってたんだと思います。*the Old Vicは非営利目的の劇場らしいんですが、収益はどこに行くのかな。演劇界の役に立ってればいいな。