Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

Happy St. Patrick's Day!

2019-03-17 19:38:00 | 近況
          

本日は「聖パトリックの日」というアイルランドのお祭りの日です。

お祭りは祝うものですので、きょう日曜なのに珍しく私はお休み、娘と代々木公園の「アイルランド・フェス」に行ってきました!



この日は緑のものを身につけて祝うので、私は帽子とセーターが緑だったのですが、コートにほぼ隠れて全然お祝いムードになっておりません(涙)コート脱いで撮ってもらえばよかったのに。私がカメラ担当の人ならちゃんと直してあげるんだけどなあ〜。アパレル時代は宣伝担当だったから撮影チェックは本能的にやるのですが、自分が撮られる時はあせっちゃうんですよね。。。



文字どおり一際抜きん出ていたお方。



えっと、写真には撮ってないですが、緑の帽子や服、髪をした人など大勢いらっしゃいました。

私はフィッシュ・アンド・チップスやシードケーキ(注・BBCラジオドラマ「キャビン・プレッシャー」アイルランドのエピに登場)、アイリッシュ・コーヒーなどをフェスの屋台で買って食べる目的が第1だったのですが、

予想以上の人気でどの屋台も長蛇の列、たくさん用意されたテーブルも満席だし列もテーブルもないところではアイルランド人と思しき人たちがギネスの立ち飲みパーティーでしたので列に並ぶ根性が風船のように代々木の青空へ舞い上がってしまいました。



公園を抜けて渋谷へ流れ、パルコ1だったところに新しくできたビルのB1でアイルランドと全然関係ないタコベルに。食べる気満々のままだったのでタコスと濃い味のチップスをあっという間に完食しました。


英国劇場建築の世界

2019-03-16 09:01:00 | イギリス


この展示を見てきました。

英国劇場の建築のあれやこれやを多角的な角度から見られるのは興味津々

と勝手に決め付けました。

場所は銀座1丁目の聞いたことのないビルですが、とにかく日本にいながらこのようなものを見られるチャンスはそうないと思うったのです。エサに飢えた狼か。

銀座でも足を踏み入れたことのないエリアで目標を発見。なんとイギリス風建築ではありませんか。



ピンポン鳴らしてドアを開けてもらうと、そこには日本の古い建物の世界が。あれ?



これはこれで私は好きです。なぜ日本的だと感じるのかというと、ハリの凹凸や配管が壁の外に出ているからかな。日本で古い建物をメンテナンスして使っているとペンキの厚塗りが可愛い感じになってきます。



本当に日本の古いビルもロマンを感じるけれど、イギリスだったら全て厚い壁の中に隠されていて壁はのっぺりと平らなことが多いからですね。

この階段の狭さはイギリスでもよくあります。

でも階段の両脇の壁には引き戸があるのは日本ならではですよね。外観はレンガでも和洋折衷でおもしろい。



展示の内容は、劇場の内観外観のエッチングが16点、販売されているものでした。

エッチングを印刷したもの?いやエッチングそのものが印刷か。

古書とのことですが、製本されたものをばらしたのではなく、片面印刷を数枚セットにしたような、少女漫画の原画の世界のようなムック版出版物の中から買い付けされてきたものでした。



販売ギャラリーですので、作品以上に劇場についての情報があるわけではありませんでした。飢えた狼ちょっとガッカリ。



しかしコベントガーデンのデュルーリーレーンやストランド界隈の劇場の周りの当時の様子が寂しそう(多分必要ない情報だから描き込まなかった)なのや、

劇場の1階や回廊席の広さの比較などを几帳面な図面から感じることができました。

来たからには楽しもうという田舎者気質の狼です。



入り口のお向かいには、これまたイギリス風のアンティークやさんがありまして、食器などの小物を中心にお洋服もとにかくぎっしりとかわいい商品が並んでいました。

バターケースでいいものがあってお話し聞いたらアメリカ製でお値段が7000円の30%
offとのこと。他にもガラスやホーローのアメリカ製らしき食器が目につきました。もちろん陶器の食器も数多いです。



ツイードチェックのマントが気になりましたが、まだ買い付けたばかりということで触らせていただけませんでした。お値段、聞いておけばよかった。。。

ギャラリー「MUSEE」
東京都中央区銀座1-20-17
kawasaki-brand-design.com


キャプテン・マーベル

2019-03-15 21:35:00 | その他の映画・ドラマ・舞台
キャプテン・アメリカが1950年代のナヨ男が受け入れられなかった時代に心の強さでヒーローになった男、というのをこの「キャプテン・マーベル」を見て思い出しました。

割とベタに1980年代に強い女の子はありえないという環境で育った強く凛々しい勝気な女性が最強パワーを身につけるというお話。

アメリカでも90年代にはまだ女性パイロットは許されなかったことは初めて知りました。映画の中でまだキャプテン・マーベルという名前では呼ばれてませんでしたが、パイロットだからキャプテンなのですね!!!

それで私が好きな点は、女性ヒーローなんだけれどスーパーモデルのようなスラリとした女優さんではなく、割と親しみの持てる頭身でどっしりした体型のヒーローというところです。

今までマーベルの女性キャラはコミック原作のせいだと思ってたけどみんな180cmはあるようなバービーボディが多かったので、そこに現実的な体型のヒーロー誕生ってところが21世紀感ありました。ホラ!



本作ではジュード・ロウと私の好きなジェンマ・チャンが同じクリー人の美形エリートチームで、特にジェンマのマーベル抜擢には手放しで喜び楽しみにしていました。

しかし、幕が上がってみるとミン・エルヴァ(ジェンマ)は口数が少ない美しき狙撃兵といった感じ。

しかもヨン・ロッグ(ジュード)ははやたらと喋りまくる体育会系で、リーダーだから仕方ないけどミンはヨンの命令に忠実な部下って感じで、彼と互角に強く聡明だったらいいのにジェンマファンとしては物足りないです〜〜〜。

ヨンはヴァース(キャプテン・マーベル/キャロル)の記憶がないことにつけ込み騙して彼女を教育&利用していて、物語の終わりの方で「俺を超えるには素手で勝負して証明しろ」と師弟愛に訴えようとしたのですが、その手に乗らないキャプテンが大変良かったです!

「証明する必要はない」

と言って一発ドヒューーーン!


あと、私が好きなのは新人コールソンさんが観れたことです!

私、インスタで好きな俳優さんを数名フォローししてるんですが、コールソンの中の人クラーク・グレッグさん最年長です。

CG技術で俳優さんを若がえりさせることもできるなんて便利ですね。俳優さんは複雑な心境?でも楽しめるでしょうね、こういう自分の姿も。



そして言うまでもない猫のグース!普段は猫の姿なのに、あの変身っぷりは不気味な・・・アライグマのロケットとはまた違うタイプの動物型エイリアンか。ラストまで大活躍!



キャプテン・マーベルの生身でロケットみたいになっちゃうというパワーは、確かに最強ですよね。アスガルドの神様級です。。。



最後になりましたが、いつもはアメコミのショットが入るオープニングタイトル、泣けましたね!!!スタン・リーおじいちゃんメモリアル。ちゃんとカメオもあってよかったよかった(泣)



英国男優を愛でる会

2019-03-14 19:23:00 | イギリス
気恥ずかしいのですが「英国男優を愛でる会」というイベントに参加いたしました。

何が気恥ずかしいかといえば、男優というワードです。

女優とは言うのに、わざわざ男優というなんて賞の名前として最優秀男優賞というくらいではないでしょうか?

ともかく恥ずかしくても、一体どんなイベントなのか見当がつかなくても、とにかくこれは是非とも応募せねば!と確かANXミステリーさんのメルマガから応募し、ご招待いただいたのです。



文字通り、看板はシャーロック。私もここから沼入り、お世話になりました。

会場はレストラン+イベントスペースといった作りで壁にはオリジナルポスターがズラ〜リ!これが感動ものの美しさでねsymbol1

おおコリン!



あらトムヒュ!(新トム何某)モミアゲないとスッキリね!



まあおヒュー議員!



婀娜っぽいノーマン君!!(なぜかここだけ役名)



あら日本でドラマ放送されてないけどエンジェルくん!



ロシア時代劇の皆様方。



やっぱりシャーロックは縦に長い。

ここでしか見たことがありませんのでオリジナルでしょうか。
写真の選び方が作品ではなく男優紹介でしょうから艶やか2枚目揃いです。

しかも役はイベント趣旨に沿ったBBCドラマからというわけで、今やニュート先生で有名なエディも懐かしい「テス」からのご紹介という筋の通りっぷりがステキ。



さて招待客は確か100名でステージ前のテーブル席に着席しました。

そして誰にも想像がつかなかったイベントの内容が!



登壇者はジャーナリスト萩原麻理さん/イラストレーター諏岸さん/BBC FIRSTの木下美雪さん。

ANXミステリーの及川さんより、今回のイベント開催は「ずっとイギリスドラマ名作中心だったこのチャンネルが、2015年よりBBC1と提携したことにより新作がどんどん放送されることになったのでこの盛り上がりに乗って何かやりたいな。」という説明がありました。

プログラム1番上は1990年代くらいからのハリウッドとの英国男優の関係の歴史を萩原さん解説で。

興味深かったのは2番目の「現在のドラマ事情」として英国ドラマのキーワードがふたつ。

1つ目は言わずと知れたシェイクスピア。これはまあドラマというより英国演劇界の基礎でしょうね。



その2がインディペンダント・プロデューサーの存在で、BBCのドラマ枠に25%入れなくてはならない、という決まりがあるのだそうです!

それで商業主義ではない、大手でもない個性的なドラマが出て来やすい土壌となっているのですね!!

公共放送のBBCがそういう決まりを持つということに、イギリスがお金や権力の癒着よりもいかにクリエイティビティを大切にしている人が一定数おり権力を持っているかを見る思いです。



そうしたBBC作品を売る場というのがこのリバプールで開催されるショウケースだそうで、なるほど、ここで生きのいい男優たちが世界中のマーケットに売られているというわけですね。

上記のBBCの木下さんはここで日本のバイヤーに売り込むセールスパーソンなわけです。



そうしたお勉強のあと、プログラムは3番目、登壇の方たちが各自ご自身の「推し」をプレゼンするコーナーへ。

持ち時間はたったの3分というのに、プレゼン資料はさすがプロの出来栄えに加え、キャラクターそれぞれの熱と愛の込もったトークで凝縮のコーナーでした。

萩原さんの推しはベン・ウィショー。

世界最高にかわいい生物』と題して、
「ストーンズから消えた男」この頃にロンドンのホテルの廊下ですれ違い、「あのかわいい人は誰?!」と振り返って以来のファンなのだそうです。
「ブライトスター」やはりコスチュームプレイ
「007/スカイフォール」カーディガン男子というカテゴリー出現
「クラウドアトラス」この頃からゲイ役も
「ロンドンスパイ」ラストはがっかりされたとか
「英国スキャンダル」楽しんでナヨナヨ演技していましたね



カーディガン男子からダンケルクのセーターへとニットの重要さは続く・・・



萩原さん曰くケネス・ブラナーが着ているのはタートルではなく「とっくり」と言いたい。

萩原さんは今度期待の若手としてドーナル・グリーソンや子役から青年へと成長したエイサ・バターフィールドくんも紹介してくださり、

英国男優沼といえどもその広大な世界でとても私が共感を持てるチョイスをなさっていらっしゃいましたので今後も彼女の記事には注目したいです。

そして、諏岸さんの『英国イケオジ偏愛主義宣言』も最高でした。

プレゼンとは?

の問いへの答えのような説得力。



下の「主な視界」という概念がもう本当にその通りで、同じドラマを見ていても、見る人によって視界が違うという説。



私なぞは全くストライクゾーンが逆で諏岸さんの視界外のみを注視しているような気がしますが、彼女の華麗なイラスト付きのプレゼンは、ツイッターの方にてレポしました。

そしたらですね、私史上最高に受けてまして、改めて英国男優沼の裾野の広さを実感しています。いつも私のつぶやきは数名の方が共感してくださればいいほうだというのに。




その裾野、こちらのイベント応募の人気投票の結果です。

symbol4好きな俳優

1位 ベネディクト・カンバーバッチ
2位 コリン・ファース
3位 ヒュー・グラント

kirakira注目の若手

1位 エディ・レッドメイン
2位 トム・ホーランド
3位 タロン・エガートン(エジャートン)


最後にひとつ、ご招待いただきながら不満もなんですが、私の眼の前のお席にいらした方は「オックスフォード・ミステリー」のファンの方でした。つまり、モース〜ルイス〜モース。そうです、AXNミステリーといえば、今でもこの流れを頻繁に放送してくださるありがたいチャンネルです。

しかし今回は「BBC」さんとの合同イベントだったためかオックスフォード界隈はなかったことに。

でも映画はBBC制作でなくても紹介されてOKだったのですからちょっとはAXNミステリーさんならではのオックスフォード界隈特集も欲しかったです。

次回はITVさんと合同でもいいんですけど?


ストロベリーデザートビュッフェ

2019-03-12 21:54:00 | 近況
アフタヌーンティーの冒険は大好きですが、今回ちょっと変わってホテルブランチを楽しみました。

場所は東京ヒルトンホテルのメトロポリタングリルというレストランです。

同じホテルの1階にあるマーブルラウンジでは、インスタばえそうなニャンコ先生のディスプレイが可愛い「ストロベリーCATS」というデザートビュッフェも開催中ですが、

実はこちらのブランチにもそこからのデザートはビュッフェで提供されていて、凝ったプレゼンテーションもあるのです。

デザートの間では恭しくナイトがお出迎えですから!



テーブルを順番に回りますと、まずプチモンブランにはメリーゴーランドとミラーボール。


お隣にはロンドンの電話ボックスからユニオンジャックドレスの子が。左向こうにはチーズケーキ、右にはクリームパイ。



段々のケーキはオブジェでなんと天辺にはキャンディマシーン?!
こ、このセンスは・・・左下にはティラミス、右にはマカロン。



マッドハッターの被ってそうな帽子のオブジェも・・・
オリジナルのイラストにはウサギとキャンディマシーン。
台のイラストのバナナはウォホール風で、アメリカ〜ンなイメージなのかな。



ムースが乗ったイチゴのケーキ。



ネズミさんのイラストもあり、国籍、動物ともになんでもありの万国博覧会。



このロールケーキのデコを見るとサイケデリックがテーマかな。



ケーキに乗った観覧車には英語が書いてありましたが、そのお隣はエッフェル塔のモチーフ。うん、やっぱり万国博覧会に間違いない。



密かに私のお気に入りはこのカラフルなブーツ。こう言うブーツは60年代のイギリス風。椅子のパッチワークはサイケだけど色調が微妙に濁ってて微妙・・・



お食事の方はちゃんと美味しいサラダバーとパンのビュッフェもあり、そこがデザートのみの1階ラウンジとは違うところです。



ブランチメニューも4種類の中から1品を選べます。エッグベネディクトはエッグの白身がメレンゲになっていて、これは初めて!



デザートのお皿、実はこれはおかわりの分で、もっと盛り盛りのケーキも頂いたんですの。。。。



このブランチは土日祝日限定で5月下旬まで開催中です。
他に飲茶とデザートのビュッフェも気になっているところ。