Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

マリー・クワント @V&A

2019-06-13 21:08:00 | イギリス


イギリスの旅、観劇は3日目からにしたので到着翌日はV&Aに。

常設展でも服の展示は見応えがあるV&Aですが、今「マリー・クワント」と「クリスチャン・ディオール」の特別企画展も展開中です。特にディオールの方の人気が高くチケットはソールドアウト。私はメンバーの友人のゲストとして入れてもらったので幸運でした。

ではまず「マリー・クワント」。60年代のミニスカートの代名詞的デザイナーです。しかも若モースENDEAVOURの時代

マリーが作ったスタイルは現代も生きているものもあるのでオートクチュールのディオールよりもより等身大の自分が着る服として現実的な目で鑑賞できます。



上下の写真はメインステージのような場所で、上階と下の階をつなぐ階段も含めたディスプレイなのですが、そんな目抜通りのようなステージになんと自分も置物のように座った女性が?!



街を歩く人たちよりグンとオシャレ度の高い年配の女性が多い客層だったのに、このヒト自由すぎ・・・



上下の2枚は初期の作品で、スカートがまだそんなに短くありません。

下のドレスはメンズのような地味な生地ですが、両胸のポケットの位置がヘンテコな位置についてるのがとても可愛い。ポケットが個人的に好きなんですが、マリーの服はスカートの裾ギリの位置にあったりして萌えポイント高いです。



下3枚はジンジャー・グループというそれまで1点1点作っていたものを大量生産ベースに乗せたライン。



ベージュとオレンジ、黒の組み合わせとてもオシャレ!



下、左はネクタイとベスト、その右はスボンに注目。メンズアイテムを取り入れていたのが斬新だったそうで。



ザリガニのお散歩は水着でね。





上下はリバティやウィリアム・モリスのプリント生地とのコラボのジンジャー。





上のドレスが下の有名なヴィダル・サスーンの撮影に使われた。



マリーの功績のひとつはジャージーで服を仕立てたこと。



こういう重めのストレッチ素材ってなかった時代、よく動けたな〜って思う。マリー以前にはシャネルがジャージーを使っていたけど、シャネルの客層は富裕層のみなのに比べマリーは一般の人に買える服でこれをしたのは意味がある。



型紙メーカーにパターンも提供していました。このデザインの型紙、欲しい!



PVC(ビニール)製のレインコートも彼女の開発、右のマネキンのポーズほとんどモンティ・パイソンのシリー・ウォーク笑。



お人形の服もデザイン。名前はデイジーちゃんです。




デイジーとお揃いの服が着られた。




キラキラのタータンチェックってだけでも可愛いのに、これもお人形とおそろとは!



この辺りは70年代に入ってるので雰囲気が他と違ってきました。






おもちゃとのコラボ。乗馬デイジーちゃん。



日本でも幅広く展開している化粧品シリーズ。



ピーターパンカラー(丸襟)、ホットパンツもマリーのトレンド。



このキラキラした展示と同じくらい私はこの観客さんたちを見るのも楽しかった。若い学生かな、って人たちからマリーの時代に10〜20代だったのねという年配層まで皆さんオシャレ度がそれぞれに高かったから。ガラスケースの前にマネキンのようなポーズをとって楽しむグループもいたりしました。展示に対して敬意を払い自分も楽しむという姿勢は気分が高揚します。同じことがロンドンでは音楽ライブでもあり(他の国でも同様のことはあるのでしょうけど私が知るのはロンドンくらい)お客さんの反応がアクティブで盛り上がります。

Woodstockにたどり着く

2019-06-12 09:53:00 | モース&ショーン・エヴァンズ
イギリスから戻りました。第一報がソレかよ?!なご報告ですが、前の記事のクリフハンガーをまず終結いたします。

オックスフォード1日目の夕方、舞い上がりも落ち着いた頃に意を決してウッドストック行きのバスに乗りました。

ガイドさん(後で詳しく書きます)によると、コリン・デクスターによるモースシリーズ第1作目「ウッドストック行き最終バス」のタイトルは、はじめ「最終」の代わりに、特定の時間が付いていたそうです。


まずバス乗り場を探しました。

オックスフォードの街の中心にターミナルがあり、行き先から見つけました!

ふむふむ、30分おきに出てるな。

デジタル表示でも6分後に来ると。

車体も最新モデルでコリン翁がお話を書いた時代とはだいぶ違いますね。

あのお話ではバスがいつ来るかわからなかったので女の子たちがヒッチハイクをし、事件が起きるのです。



バスの正面にはWOODSTOCKとでかでかと出ていたのに写真には映らないって何のトリックですか?!



でもチケットにはちゃんと証拠がプリントされてます。往復で買えるとは知らなかった。



中心の喧騒を出ると大きい一軒家の立ち並ぶ高級住宅地がバンバリー・ロードに沿ってあり、そこも過ぎると野原、そして最初の町、キドリントンが近いという標識が。ここまで20分くらい。



中心はハイストリートと言ってイギリスの町には必ずある商店街、そこも少し過ぎると「ガレージ」が。イギリスでは中古車販売と修理を兼ねた店で、モース達もよく聞き込みに行ったし、コリン翁のお父さんの仕事でもありました。



キドリントンを抜けて5〜7分くらいで停留所は「ブレナム宮殿」!



これだ!モースやルイスだけでなく、「007/スペクター」や「ハリーポッター」「オーランドー」「バリーリンドン」などのロケ地としても有名な宮殿です。



・・・なのに通り過ぎるだけ。

だって私の第一目的はその先のコチラ。



今気づいたけど、停留所の「Woodstock」についてる「Malborough Arms」ってブレナム宮殿の持ち主マールボロー卿の兵器庫があったということですよね。あの「女王陛下のお気に入り」のレイチェル・ワイズの夫です。

日曜日の夕方、Woodstockで唯一開いてたカフェ。



私は村って農家くらいしかないのかと思っていたのですが、実はコツウォルズみたいな蜂蜜色の家が立ち並び、ちゃんとお店やカフェのある街だったのです。

だってさ、ENDEAVOUR 0601でモースが勤務してたウッドストックの派出所って野原か山の麓みたいな所にあった・・・ロケは別の場所だったことは何かで読みましたが、それにしても似たような風景の場所を選んだと思っていたのです。



が、しかし、実はこのオックスフォード1日目、日曜日だったので店は平日より早く閉まっていて、いやおそらく開いてない店もあったでしょう、ゴーストタウンのように人がいなく、この時頭痛にみまわれていた私は無人の街に留まり散策するパワーがゼロに近く、



ふらつく頭を抱えてすごすごとオックスフォード中心地行きの次のバスに乗ったのでした。

「ブレナム宮殿」と「ウッドストックの街の」散策という、さらなる課題を掘り起こしてしまいました。

ウッドストックまで

2019-06-02 22:05:00 | モース&ショーン・エヴァンズ


モース原作の1作目が「ウッドストック行き最終バス」というタイトルで、

ENDEAVOUR 6 でもモースが左遷された先がウッドストックの派出所だったので、

その「ウッドストック」という地名に萌えを感じるファンとしては、短い滞在の中行けるだろうか、と案じておりまして、

そうだ、オックスフォードといえば自転車の街!レンタル自転車も街中にいくつもあることを突き止めました。

ちょっと南西にはキドリントンという、これまたモースシリーズではおなじみの街があるので、そこも通って行ける!

・・・と大興奮したのですが、距離を地図で見てもイマイチ行けるのかわからない。オックスフォード中心からウッドストックまでは13km。しかし??自転車でどれくらいで行けるのか。

そこで同じ縮尺で東京の地図も出してみました。



ぬわーーーんと、南北に長い山手線のちょうど上下、豊島区〜品川区くらいの距離!!・・・そ、それは遠い!遠すぎる!!

ちょっと私には無理な芸当だとハッキリわかりました。

あああ、残るはやはりバスしかない!

しかし最終バスに乗っちゃったらもはやオックスフォードまでは帰ってこれないし、しかし1泊の旅で街中のコレッジも見ないで最初に田舎に旅発つのは荷物もあるから宿にチェックインできるまではしたくないし、

憧れの「ウッドストック行きバス」に私は乗車できるのだろうか。。。。