Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

Slaine Le Dieu Cornu

2021-03-20 00:00:00 | コリン・モーガン
オーディブル「SLAINE」の回答集、原作コミックをアマゾンで眺めていても購入が決意できなかったんですが、アマゾン以外で中古が国内にありました。お値段がとても安くて、表紙と中身が天地逆になっていると書いてあったのでそのせいか、と読めれば別に乱丁は問題なし!と買いました。

届いて「わ〜い」と早速開けて、さっと読もうとしたんですが読めない・・・



フランス語でした。



カッコイイ場面も何言ってるのか・・・



よく本のタイトルを見たら「Le Dieu Cornu」でした。ちゃんと読めばよかったです。でもなんだか貴重な本を入手したような気がして、答えあわせはできないけどまあいいや。




THE GREAT 〜エカチェリーナの時々真実の物語〜5

2021-03-19 12:25:00 | その他の映画・ドラマ・舞台
皇帝はどの女とセックスしてもいいのだけれど、愛人の夫も含めて取り巻きだし、よもや友人が嫉妬に狂うとは誰も想像もできない宮廷が超笑えるエピです。

その友人グレゴールは映画「ボヘミアン・ラプソディ」でブライアン・メイを演じたグウィリム・リーで情けなぶりがクールなブライアンとは全く違って演技が見もの。

妻を寝取られっぱなし(皇帝にとってはスポーツみたいなものでも)なのでボルシチにヒ素を盛り皇帝が危篤に。しかし彼の嫉妬とは誰も思わず、犯人は幽閉されたピョートルの弟イワンということに皆んなが思ってる。


病気の原因が毒とわかった時の反応。愛に飢えやつれた姿も見もののニコラスくん。

エカチェリーナとしては、皇帝が死んだら自分が後継と公にわかったが、国政を全く知らない自分に気づくのだった。皇帝が宮廷で愛されていることも。

面白かったのは、自分も死ぬと思ったピョートルが、治世中に未達成のことを後悔して、「雷帝になりたかった」と、父がThe Greatと呼ばれたのに対して自分の呼び名がつかなかったことを後悔するシーンです。



英語だと雷帝ってthe Terribleっていうんですね!字幕版だからわかりました。



でここの皇后エカチェリーナの反応は、You were terrible.
彼女はピョートルが嫌いなので「あなたは嫌な奴だったわよ」って本心ですね(笑)。



それと、コロナが去年始まった時、外国版アマビエみたいな伝染病の魔除けとして鳥の装束を身につけるという中世のイラストを見たんですが、毒だと判明するまで皇帝の病気はペストだと思われていたので、それが出てきました!



撮影は2018年の11月からイギリスで行われたので、この鳥の魔除けがコロナと関係あったのかはちょっと時期的に判明できません。たぶん欧米にコロナが広まった時には撮影終わってたとは思いますけど。


Slaine感想〜チャプター3②~

2021-03-18 09:29:00 | コリン・モーガン
「それはどんな女も抗えない愛人による呪文だった。この世は不思議なことに此のように設定されておる・・・(略)・・・やがて地の女神軍は根こそぎ戦意もくじかれ、虐殺のかぎりをつくしていた悪魔もゴブリンも...さらに、さらに・・・さ、あッッッッッッゥう・・・」

ウッコ心臓発作により中断ー

ネストの解説。アーサー王など他のケルトヒーローの末路も比較しつつスレインVSメイブの戦いの終結と結果、その後。メイブ女王として伝説になったこと、アイルランドの地にもたらしたことなど。

このネストはスレインの戦いの後の時代に振り返ってウッコの年代記を監修しているわけですが、ネストの話し相手がいてたぶんのちのどこかの王ですが誰だろう。

ーウッコ復活。

スレインの新たな治世に、ウッコは平和と調和に興味がないため理解もできず。「土地がなくては生きていけぬ」と土地をくじ引きで分配するスレインに文句轟々、「金もなく収穫も出来ない奴はくたばらせとけばいいのに!」DANU「大地は母よ。母から利益を搾り取ろうだなんて野蛮な」ウッコ「わしはずっとそうしてきだぞい、他のドワーフだって・・・」スレイン「黙れ!ドワーフ。申し訳ございません、お時間を頂戴してしまい。そうだ叩きの日課が延滞しておったな、失礼いたして、外に連行します」ウッコ「持たせなければ盗みも起こらないのにブツブツブツ・・・あうっ!」(鞭打ちの音)

スレインの7年の治世も終わりに近づき、女神と死との再会の時がやってきた。
(ウッコによる緑の大地と平和の解説)

スレインがウッコに自分の葬儀の指示をしている。「肉体は火葬にして、民はその灰を吸うように。私の魂を灰を通して取り入れれば、私の本質が各自に融合されるのだ」
(ウッコはスレインの新法に従わず理屈をこねて怒られてます。)

諸王のその後の行方の解説、ガン王の死に様とか。

興味深いのはローリー王は妻ニーブ(処刑したと思ってたら生きてた)との結婚は1年のみに同意し、彼女は今度はスレインと結婚した。しかしそれも3年限り。ニーブ「子供が王の所有物でなくなれば私も誰の物になるつもりもない」
スレイン「今度こそそなたに誠実を誓う」
ニーブ「別れを恐れているわけではないの」

*古代神話を現代的なフェミニズムで解釈しているだけでなく、結婚や関係の新しい形を提案しているのが新しくて感心しました。これも、原作通りなのかな?

ウッコのサーガも終わりが来て締めに。さらなるアドベンチャーが来ると。
「ウッコ・ザ・ドワーフは盟友として語らねば・・・それが可能な者として・・・それは時間の概念がなき時代に、場所という概念もあらず。私は語る、古の王スレイン・マック・ロフが治めた帝国は、領土ではなかった。過去は、過去でも未来でもなく永遠。伝説とは不滅ゆえに。」

*最後に現実のアイルランドにつながる解説があるようですがとりあえず略。


間違いは折々、訂正できればと思っておりますが、まずは感想という名のほぼ聞き取れたところを書いただけの文になりました。グチャグチャの連投をお読みいただきありがとうございます。

ではこれからお仕事に出かける支度をば・・・



聖パトリックの祝日

2021-03-17 17:28:00 | 異文化


今日はセント・パトリック・デー、アイルランドの祝日。

通年なら世界中で緑色のパレードが行われる日です。

私はキーボードを緑色にしました!

clover

アイルランド映画のお話ひとつ。
ブルックリン」はシアーシャ・ローナンが好きで見に行きました。その2週間ほど後にNYの「るつぼ」ステージドアでシアーシャに会えたので、「日本でブルックリンも今月見ました」と声をかけたら「Did you enjoy it?」と聞いてくれました。ブルックリンもアイルランドとNYの二つの場所が舞台なので、そのうちのひとつの場所で主演女優に会えたという嬉しい思い出に。

Slaine感想〜チャプター3①~

2021-03-16 18:28:00 | コリン・モーガン
大変なことに気づいていたけど、もう今、スタートに戻るのは辛すぎる件。それはメイブとニーブがなんだか区別がついてないとこあり。ま、スレインだけは間違ってないと思うんで、今日のところはお許しを〜〜〜

チャプター3は2以上に戦場です(涙)地上の女神達、5人の王総出で悪魔ロード・ウィアードとの決戦〜戦いにうっとり酔いしれるウッコの筆が振るいすぎ。
何世紀も経って昨日のように思い出す・・・と鋼鉄をも切り裂く月の銀剣、血の鍋は別世界への入り口などとヒーローサーガはまだしも、屍の山とか戦いの詳細はやっぱりついていけません!時々ネストに茶々を入れられてハッと現実に戻る。文才があるのかないのか、前にはSOD OFF(失せろ)を文学的な単語だと感激してたけど、今日はcatastorophe(大惨事)ってどう書くの?とまともな質問、私は最後はeじゃなくてyだと思ってたのでIQがウッコ並。。。

戦いの途中にも作戦会議の王達、戦況ははかばかしくない。
スレイン「しかし女神は約束したのだ。ヤングの地には危害を加えないと」側近「女性を信用するもんではありません」・・・DANUの声を思い出すスレイン「私は時には母、友人、姉妹・・・そして時には愛人」

軍法会議?裁きをしていたスレイン王、ニーブが負けの責任を問われ処刑される。ドワーフ、狂った者は法から逃れる。メイブも連れてこられるが許される。「これより法は民のための者とする。民が法のためではなく」すかさずローリー「人の妻は殺しておいて自分の元愛人は生かす?!」

〜でちょっとこの後の女性たち、誰が誰だかわからなくなります「それでこそスレインよ」と出てくるのは処刑したはずのニーブなのか、メイブか、別の誰か???
(スレインも女子とメイブに加わりなぜロード・ウィアードに従うのか、ウィッカーマンの話など、でも気持ち悪い虫の話も・・・)メイブ盛んに「何も学習してないのね?!」とスレイン責める、「答えは何だ」とスレイン、してメイブの答えは「すべてを破壊!彗星のように焼き払い、文明が育った前の時代に戻るの!」ふたりの争いは続き、また戦いに・・・

ウッコのサーガ執筆を操るネストと男。「ウッコももう長くないからせっついてるのよ」

スレインの戴冠式(前Horned Godのロード・ウィアードもいる)。スレイン「かつて我らはひとつだった。ともに女神に従っていた。『戦いのみがこの苦しみを終わらせる』と諸君らのドルーンは言う。しかし戴冠式にあたり私の義務は民の幸福だ。太陽を光に戻し、闇より光を、豊穣と牛にミルクも。恐れではなく自由を。君たちのHorned Godは用済みだ。腐敗し無用と化した。この7年、生ける屍だ。」

この後、ロード・ウィアードの演説。そしてまた戦い。スレインはロード・ウィアードに致命傷を負わせるも、DANUが裏切る、また戦いは続く、ウッコの筆も続く、

すべては終わったが・・・「Slaine」は終わりではない、と神妙に筆をとるウッコにまたネストから横槍に入る(ウッコだけだと「戦いの記録」で終わるのでちゃんとコントロールしてるのが彼女ですね)

「なぜDANUがスレインを裏切り、この世を破滅させたのかも書きましょか、都市は自然にとって質の異なるもの。民は大地との絆を失った。DANUは時間を戻したかったのよ」けどウッコには興味のない話、「スレインはマッチョ野蛮人の味方、Horned God業界では彼は怒れる斧使い、と神話を伝えよう」ネスト「スレインの複雑なキャラを語るのは別のチャプターに入れるべきね」。

戦いは、メイブとスレインの、DANUへの説得合戦となった。

メイブ「女神様!聞いてください、姉妹を招集する時が来ました。〜以下略」

スレイン「お聞きください!偉大なる生命の女神よ。畏怖なるレディよ。あなたを唯一の神として裏切ったことのないHorned Godが求めます。力をお貸しください。〜以下略」

魔法と王との戦いだった。メイブが優勢のようだった。「前にも裏切られた」と諦めるスレインの僧を振り払うと、

スレイン「あなたの 王配、息子、恋人が呼んでおります・・・私は死など恐れない、真剣にとるほど価値もない、たかが遊びなんでしょう。もうおしまいにしては?
 ____ ____ ____ ____ ?!?!?!」
(ウッコによれば)それは女性が逆らえない愛人の呪文だった。
  
→  スレインの魅力の勝ち?!

勝負が決まったのでネストによるキャラ達のその後の解説が入るが省略。ウッコが試しにスレインの呪文を真似るも、ネストに効き目ナシ。そりゃ無理だろ・・・